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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

GIMP:体や顔に光が反射してるように加工する方法

GIMPのチュートリアルで、あまり指南してないものです(もしかすると、あるかもしれませんけど)



今回紹介するのは、Photoshopのチュートリアルを参考にし、私自身がGIMP用にアレンジしたやり方です。
「Photoshopに少し近づけたかも」という気分になれます(苦笑)
ですから我流ですけど、参考にして頂けたらなと思います。
これは、いろんな光に応用できます。陽射しや炎等。

今回は青い光に照らされてる風に加工。

チュートリアルは大まかです。 ある程度、GIMPを使い慣れていること(合成加工含め)を前提にしてます。
そして、この手の加工では「明暗」が重要です。
明暗のつけ方に関しては当ブログ記事の「明暗方法」をご覧下さい。

「暗室」を使用する手もあるんですけど、強めに明暗をつける時以外、私は使用しません。

オリジナル画像です。
これを複製して2枚にします。


上の画像の「目」を一旦消し、下の画像を着色します。
今回はメガネに反射してる色を着色します。
そして、彩度等を調整します。


「目」を消していた画像を表示させ、レイヤーマスクの「完全不透明(白)」を追加。ブラシの黒で顔に青い光が当たってるようにしていきます。
ブラシの不透明度はかなり下げておいた方がいいです。


いい感じにできたらレイヤーマスクの「適用」をして、2枚共に明るさ・コントラスト、色の調整を行います。


そして「明暗」をつけます。
光が強く当たってる箇所を明るくし、影っぽくなってる箇所は暗くします。
目が光の方へ向いてる場合は、目も明るくすることを忘れないように。


それが終わったら、人物の画像のすぐ上に透明レイヤーを追加(明暗をつけたグレーのレイヤーの下)
ブレンドで左下から斜めに白くします。ブレンドは「白→透明」
人物にも少しかかる部分までブレンドをひきます。
その後、位置を調整。


ブレンドしたレイヤーは複製。
複製した方のレイヤーは青く着色。
白のレイヤーは「オーバーレイ」にし、その部分が明るくなるようにします。


光を付け加えるのは大事です。
どのように光を加えるかは、この手の加工で重要なポイント。
しかも難しいです(苦笑)

ブレンドで作成した光と、光がかかってる顔の部分を更に明るくします(グレーのレイヤーで作業)


次は「可視レイヤーの統合」を行います。
必要に応じて(シャープ+コントラストを強くしたい場合)、レイヤーを複製。
複製した方のレイヤーは「脱色」をし、「オーバーレイ」にします。
するとコントラストが強くなります。

画像をシャープにしたいだけの時は「ハイパスフィルター」を使う手もあります。
可視レイヤー統合の後、一枚の画像として「明るさ・コントラスト」やトーンカーブのBGRで色の調整を行い、出来上がり♪


下の画像はポスター風に加工したものです。
SFアクション映画のポスターにありがちな感じにしてみました。


光と影を加えるのは、合成加工に必要です。
方法はひとつではありませんが、「GIMPではこういうやり方もできますよ」ということで、紹介しました。







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GIMPの合成のお手本は「建物と巨大な何か」がお約束なのか?

GIMPによる合成を指南してるサイトがありますね。
何か決まって建物と巨大な何かと合成してる感じ。
建物+巨大な赤ちゃん、建物+巨大な女の子、建物+巨大な白くま、建物+巨大な魚・・・ってのがあるんですよね。

ふと「建物と何かを巨大にして合成してみせるのがお約束なのか?」と思ったりしてました(苦笑)
ちなみに、私はそれらの合成指南は参考にしたことはありません。
あんな複雑な手順を踏まなくとも合成できるしemoji
もっと簡単なやり方あるのに、ワザと小難しくしてる印象。

むしろその後の工程が大事なんだけど。
しかも光と影を無視して「馴染ませました」とかやってるし。
地球を含む宇宙では必ず「光と影」というものが生じます。風景写真を用いながら影抜きで「馴染ませた」って、私からすると有り得ない。

・・・と、ブツブツ文句垂れてみました(笑)

で、GIMPの合成に「建物と巨大な何か」がお約束ならと、私もやってみました。

お手本じゃないですけどね。
レイヤーは28枚になりました(苦笑)

ちなみに、建物のオリジナル画像は、これです↓

激しく燃やして申し訳ない。


この「画像加工・合成」のカテゴリーは、チュートリアルや合成に関する雑記みたいなことを書いてくことにします。
あ、今後のチュートリアルは「切り抜きも合成もしたことないんですぅ~」という人向けにはなりません。
合成をイチから覚えたい方は「建物と巨大な赤ちゃん」をお手本にしてるサイトで、小難しいやり方を覚えるなどして下さい(苦笑)
教科書通りの基本的なやり方なんでしょうけどね。

切り抜きして透過で保存して、そこから合成すりゃいいんですよ。
私は今も切り抜きは透過で保存してます。

じっくり切り抜いて修正もキチンとやって透過保存した方がいいですよ。切り抜きにテキトー感があると、合成すると如実に表れてしまいます。
Photoshopの合成職人さんたちは、合成テクニックが凄いのでチャッチャと切り抜いても、テキトー感が表れないんです。


合成した画像を単に晒すのは「Gimpでフォトアート」というカテゴリーに。
「結局、やること同じやんけ!!!」と私も思います(笑)
別カテ作っちゃったからなぁ~emoji








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GIMPで合成していく過程 その2

合成で風景などの背景画像はそのまま使用することが多いでしょうが、そこに手を加えることによってファンタジックな世界を表現することができます。
要は架空の世界ですね。

Photoshopの合成職人さんたちって、ほとんどの方は色々な写真を合わせて背景画像を作り出しているんですね。
その写真のどの部分を使うか?という着目も肝心ですね。

今回は、複数の写真を使って作成する過程をザッッと大雑把に紹介します(前回の時もそのような加工をしましたけどね)

完成画像はこれです。
1時間弱で作成した加工画像ですので、作り込んでいませんが(苦笑)


ベースとなる画像です。

この画像の上半分を使用します。
鉄柱など不要な部分はスタンプを用いて消します。

画像自体を下に下げます。
そして、空の色をスポイトして新しいレイヤーを出し、塗りつぶします。

塗りつぶした方のレイヤーに「レイヤーマスク」の「不完全透明(白)」で、ベースになる背景画像が現れるよう消し、空の部分は馴染むように消していきます。

そこにヒマラヤの画像を加えます。

ベース画像自体、霞がかかってますので、ヒマラヤの画像はコントラストの調整をしておきます。

そのヒマラヤの画像にも「レイヤーマスク」をして、下のベース画像と重なってる部分を消し、空は馴染むように消していきます。

この時、不自然にならぬようブラシの黒と白を駆使していきます。
何気に一番時間がかかる工程です。

透明レイヤーを出し、右上のオレンジを引き立てるため、「オレンジ→透明」にして右上から斜めにブレンド。
透明レイヤーは「オーバーレイ」にし、不透明度を調整。

ブレンドは下までかけず、右上半分くらいにしてます。

右下にテキトーに岩場を切り抜いた画像を置きます。

そこへ人物の切り抜き画像も置きます。

大きさを決めて「明るさーコントラスト」で調整します。
画像の中心はヒマラヤの山ですので、人物は脇役。
そのため、岩場と人物画像は暗めにしてコントラストも下げました。

透明レイヤーを出して、靄っぽいものを作成。

靄や霧なんかは新しいレイヤーを出す時、大きさを小さめに指定。
そこにブラシで描いた後、引き伸ばすというやり方をしてます。

明暗方法を用いて、ヒマラヤの山頂を明るく。
その後、仕上げにエフェクトをかけます。

新しいレイヤーを出して、濃い目のクリーム色で塗りつぶし「オーバーレイ」に。
それにより、少し明るく柔らかな感じになります。
自分で「いいかな?」というところまでレイヤーの不透明度の調整をします。


最後の仕上げとして、「可視レイヤーの統合」を行った後、全体の色調整、明るさやコントラストの最終調整(GIMPは可視レイヤーの統合をしないと全体調整できないのがネック。それとも別のやり方があるのかな?)

キッチリと背景画を切り抜いてやる方法も以前紹介しましたが、基調となる色を付けたレイヤーを使ってボンヤリとした感じに加工することができます。


切り貼りするだけが合成じゃないんだなぁ~と、合成職人さんたちの手法を数多く見て知りました。
こういうのはどんどん盗みましょう(苦笑)








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