GIMPで合成していく過程 その2
要は架空の世界ですね。
Photoshopの合成職人さんたちって、ほとんどの方は色々な写真を合わせて背景画像を作り出しているんですね。
その写真のどの部分を使うか?という着目も肝心ですね。
今回は、複数の写真を使って作成する過程をザッッと大雑把に紹介します(前回の時もそのような加工をしましたけどね)
完成画像はこれです。
1時間弱で作成した加工画像ですので、作り込んでいませんが(苦笑)
ベースとなる画像です。
この画像の上半分を使用します。
鉄柱など不要な部分はスタンプを用いて消します。
画像自体を下に下げます。
そして、空の色をスポイトして新しいレイヤーを出し、塗りつぶします。
塗りつぶした方のレイヤーに「レイヤーマスク」の「不完全透明(白)」で、ベースになる背景画像が現れるよう消し、空の部分は馴染むように消していきます。
そこにヒマラヤの画像を加えます。
ベース画像自体、霞がかかってますので、ヒマラヤの画像はコントラストの調整をしておきます。
そのヒマラヤの画像にも「レイヤーマスク」をして、下のベース画像と重なってる部分を消し、空は馴染むように消していきます。
この時、不自然にならぬようブラシの黒と白を駆使していきます。
何気に一番時間がかかる工程です。
透明レイヤーを出し、右上のオレンジを引き立てるため、「オレンジ→透明」にして右上から斜めにブレンド。
透明レイヤーは「オーバーレイ」にし、不透明度を調整。
ブレンドは下までかけず、右上半分くらいにしてます。
右下にテキトーに岩場を切り抜いた画像を置きます。
そこへ人物の切り抜き画像も置きます。
大きさを決めて「明るさーコントラスト」で調整します。
画像の中心はヒマラヤの山ですので、人物は脇役。
そのため、岩場と人物画像は暗めにしてコントラストも下げました。
透明レイヤーを出して、靄っぽいものを作成。
靄や霧なんかは新しいレイヤーを出す時、大きさを小さめに指定。
そこにブラシで描いた後、引き伸ばすというやり方をしてます。
明暗方法を用いて、ヒマラヤの山頂を明るく。
その後、仕上げにエフェクトをかけます。
新しいレイヤーを出して、濃い目のクリーム色で塗りつぶし「オーバーレイ」に。
それにより、少し明るく柔らかな感じになります。
自分で「いいかな?」というところまでレイヤーの不透明度の調整をします。
最後の仕上げとして、「可視レイヤーの統合」を行った後、全体の色調整、明るさやコントラストの最終調整(GIMPは可視レイヤーの統合をしないと全体調整できないのがネック。それとも別のやり方があるのかな?)
キッチリと背景画を切り抜いてやる方法も以前紹介しましたが、基調となる色を付けたレイヤーを使ってボンヤリとした感じに加工することができます。
切り貼りするだけが合成じゃないんだなぁ~と、合成職人さんたちの手法を数多く見て知りました。
こういうのはどんどん盗みましょう(苦笑)
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