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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

裏話:第七章 #7@ゲーム・オブ・スローンズ

ようやく第七章の最終話です。
「ゲーム・オブ・スローンズ」のカテゴリーで記事を書くのも、残すところ最終章の裏話のみとなります。



◆第七章 最終話「竜と狼」
  • 主要キャラクター22人中、20人が出演している。出ていないキャラクターはメリサンドルとジェンドリー。
  • このエピソードの放送時間は79分49秒で、(この時点では)シリーズの中で最も長い放送時間となった。そして視聴率も最高となった。これはテレビの視聴率のみで、ストリーミング等は含めていない。リアルタイムでHBOを視聴していたアメリカ人は1,210万世帯となる。
  • 過去シーズンはシーズン毎に少なくとも一人の王が死んでいたが、第七章ではそれがなかった。
  • ドラゴンピットにて、初めて主要キャラクターが集い、やりとりをするというシーンとなった。
  • 第五章から製作サイドでは主要キャラの中で、核と指定した5人を「ティアA」と呼んでいた。その「ティアA」は、ジョン・スノウ、デナーリス・ターガリエン、ティリオン・ラニスター、サーセイ・ラニスター、ジェイミー・ラニスター。つまり「ティアA」が同じシーンで顔を合わせるのは初めてということになる。
  • 第一章第一話では、デナーリスを除く4人はウィンターフェルにいた。
  • ドラゴンピットでは、キャラクターの中で自分の父親を殺害したキャラクターと顔を合わせる格好となっている。サーセイとジェイミーは父タイウィンを殺害したティリオンと。シオンも父ベイロンを殺害したユーロンと。そしてデナーリスは父エイリスを殺害したジェイミーと。
  • ドラゴンピットに同行したドスラク人は、自分たちの服の下にラニスター軍兵士の服を着ていることがわかる。戦いの後、服を略奪したと思われる。
  • 「ゲーム・オブ・スローンズ」に出てくる亡者は、”ゾンビルール”には従っていない。そのため頭部を狙っても無駄である。
  • ジョンが王都に住む人の人口をティリオンに尋ね、ティリオンは「100万人」と答えた。ジョンは北部の人口より多いと言ったが、北部の人口は300~400万人であると推定されている。
  • ハウンドとマウンテンが顔を合わせるのは、第一章第五話以来。ハウンドは「奴らに何をされた?」とマウンテンの顔を見ながら尋ねたが、これは脚本家が意図しないジョークとなった。第一章第五話時のマウンテンとは演じるキャストが変わっており、顔そのものが違うため。
  • 原作ではジェイミーは早い段階でサーセイの元から去っていた。しかしドラマは長らくサーセイの傍にジェイミーを置き、ドーンやリヴァーランへ行かせていた。
  • ドラゴンピットでジョンが示したのは、亡者への対処方法のみ。炎に弱くないホワイトウォーカーと亡者の違いをサーセイはわかっていない。
  • タイウィン・ラニスターは冷酷であったが、家の発展と存続のために、時として敵とも同盟を組む必要性を知っていた。一方サーセイは排除することしか考えていない。
  • ドラゴンピットに於けるサーセイとデナーリスは、対照的であることを強調していた。攻撃的であったのはサーセイ。
  • アリアとサンサの緊張関係。リトルフィンガーのスパイを欺くための行動であると、アリアがサンサに示すシーンは最終的にカットされていた。
  • サンサがブランに、リトルフィンガーが行ってきた過去を見てもらおうとするシーンもカットされた。
  • 第五章からリトルフィンガーのストーリーラインは切り捨てられていた。多くの評論家は肝心な第七章のリトルフィンガーは「影」でしかなかったと批判していた。
  • ウィンターフェルでのリトルフィンガーの裁判。彼が跪いて懇願する姿は、第一章でエダードが投獄され「慈悲を」とジョフリーに懇願したサンサの姿に似ていた。
  • リトルフィンガーが決闘裁判に持っていかなかったのは、北部の信仰対象が「七神」ではないからか、トメンが出した決闘裁判禁止がまだ有効だからかは不明。
  • リトルフィンガーの死により「ハレンホールの呪い」が続いていたことになる。
  • 原作者のGRRMは「氷と炎の歌」が歴史的な出来事に部分的に基づいていると述べていた。ロバートの反乱はトロイの木馬王子の出来事によって引き起こされたトロイの木馬戦争に似ている。
  • レイガー役の俳優がヴィセーリス役の俳優(横顔)に似ているのは意図的である。原作では、デナーリスが不死者の館で見た最初のヴィジョンにレイガーが現れたが、彼女はヴィセーリスだと勘違いした・・・とある。








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裏話:第七章 #6@ゲーム・オブ・スローンズ

のんびり「裏話」を続行中です。
第七章第六話は、様々な意見が噴出したエピソードでもありました。
「亡者狩り」はドラマのオリジナルですが、「馬鹿げたアイディア」だという辛口の意見も多々ありました。




◆第七章 第六話「壁の向こう」
  • このエピソードのほとんどは、亡者(ワイト)狩りに焦点を当てている。
  • 王都が登場しないのは8回目。
  • このエピソードは、「ロード・オブ・ザ・リング」と「スターウォーズ」に酷似したシーンがいくつかある。
  • ジェンドリーがイーストウォッチに到着後、使い鴉をドラゴンストーンに飛ばし、デナーリスがイーストウォッチに到着したのが早く感じる展開となっている。距離と鴉の飛ぶスピードを考えると一週間はかかる。中には数週間かかると主張した人もいる。
  • 脚本家のブライアン・コグマンに対し、第七章は特定のキャラクターがあまりにも速く動き回ってるが、不可解だと質問した人もいた。
  • この使い鴉の飛行スピードの謎は、色んなメディアで指摘されていた。しかし関係者は「短時間でドラゴンストーンに鴉が到着するのは有り得ないが、可能な範囲だ」と答えていた。
  • 計算した人によれば、ドラゴンが休むことなくフルスピードで飛び続けた場合、イーストウォッチへは28時間ほどかかるらしい。
  • 批評家の中には「キャラクターが一瞬のうちに何千マイルも離れた場所に現れている。第七章は登場人物のテレポートを安易に使用し過ぎている」と批判していた。
  • デナーリスは二度と子供ができないと信じているが、彼女が不妊であることは立証できていない。
  • ドラマではデナーリスを「ヒーロー」のように描いている。望ましい社会を彼女が打ち立てることができると、視聴者にアピールしている。これはドラマの方向性。
  • アリアとサンサのやり取り。アリアはリトルフィンガーがいたるところにスパイを持っていることを知っているため、彼を欺くための行動に出ている。
  • リトルフィンガーはサンサにブライエニーを仲介役にとアドバイスしたが、リトルフィンガーにとってブライエニーが邪魔であった可能性がある。ウィンターフェルからブライエニーが離れるのは、彼にとって願ったり叶ったりであった。
  • 「亡者狩り」はドラマのオリジナルであると、D&Dは明言している。原作に於いて兄弟団は北の壁には行っていない。よって、原作ではミアのソロスは死んでいない。
  • 「デナーリス」と発音することが難しいので、原作及びドラマのファンの多くは略して「ダニー」と呼んでいる。ヴィセーリスが「ダニー」と呼んでいたこととは無関係に、ジョンも「デナーリス」と発音することに慣れていないためであろうと推測できる。
  • D&Dはジョン達が凍った湖で孤立するアイディアを思いつき、「亡者狩り」というラインに発展させたらしい。
  • 凍った湖でのバトルシーン。過去のバトルシーンとは異なり、台詞がまったくない状態で続いた。「堅牢な家」や「落とし子対決」の時は、バトルシーンの段階の繋ぎに僅かながらでも会話シーンが挿入されていた。
  • 第五章の堅牢な家で亡者が水を避けていることを示すような描写があったが、今回は湖から身を乗り出した亡者がトアマンドを引きずり込もうとした。このことから水が苦手なのではなく、単に泳げないだけではないか。
  • 夜の王が地上に降りていたドロゴンではなく、遠方で飛んでいるヴィセーリオンを狙った理由はハッキリしていない。中には「死の軍団を攻撃していたドラゴンを優先的に狙ったのではないか?」という意見もある。
  • エミリア・クラークはインタビューでこのエピソードを語った時「ヴィセーリオンは、デナーリスの兄ヴィセーリスと同じく”王”によって殺された」と指摘した。







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「終わり良ければ~~」を台無しにした@ゲーム・オブ・スローンズ

最終章が終わり、「ゲーム・オブ・スローンズ」という物語を見届けました。
その最終章に関して「もしかしたら俳優たちも納得できていなかったのかも」と思えてきました。

以下はネタバレを含んでいます。未見の方は注意。

放送開始前のインタビュー。
俳優たちは口を揃えて「賛否両論になるだろう」と言っていました。「結末は素晴らしいが・・・」という前置きは、リップサービスだったでしょう。

「But(しかし)の前に言った言葉は重要じゃない」(byベンジェン・スターク)

ともかく、ツッコミどころ満載な最終章となりました。

◆何のために登場したのか・・・ゴールデンカンパニー
何の見せ場もなく終了。
可哀想過ぎる(苦笑)


◆「我が女王」しか言わなくなったジョン・スノウ
You are my Queen. She is my Queen. You are my Queen. She is my Queen. You are my Queen.
酷いものでした。

◆過去シーズンでジョンと夜の王が睨み合ったシーンに意味はなかった
堅牢の家と凍った湖で、ジョンと夜の王が向き合うようなシーンが挿入されていました。それで彼らが直接戦う伏線だと思い込んだファンが圧倒的だった。
「予想を裏切ってやったわ(ほくそ笑み)」by D&D

◆ブライエニーとジェイミーの絡みのシーンとは一体何だったのか
二人のむふふ♪なシーンから数時間後、ジェイミーは引き止めるブライエニーを振り切り、再びサーセイのもとへ帰ってしまいます。
コトが済んだら帰る男・・・最低!(苦笑)

◆ヴァリスの処刑は強引過ぎて唖然
第五話の冒頭のシーンから処刑に至るライン。
唐突過ぎて俳優もビックリし、呆れた様子だったらしいですね。
最も謎に満ちたキャラで、崇高な理想の世界を追い続けるヴァリスの真実に迫ることなく足蹴にされました。

◆なぜか急にアリアの比重が多くなっていた
展開上、明日死ぬかも・・・という状況だったにせよ、別に脱がせることもなかったんじゃないか?とも思いますけど。
ジョンの扱いが希薄になったり・・・偏りが過ぎる。

ブライエニーとアリアのロストバージンを描き入れなきゃ~って?
アホくさ。

◆六王国の王をアッサリ引き受けたブラン
「三つ目の鴉だから」と城主になることは否定していたけれど、六王国の「王」になることは、やぶさかではなかったらしい。

◆ジョンが「エイゴン」という名であることは重要じゃなかった
ジョンが「エイゴン・ターガリエン」という名であるとわかった際、ファンの間で色々な反応がありました。かなり盛り上がったんですよ。

このように、重要であると思わせただけで終了したことが余りにも多かったですね。死の軍団との戦いも、ハリウッド映画によくある使い古しのパターンでしたし(D&Dがスターウォーズに関わるからとか、そういう風にも言われ出してました)

原作を越えた第七章からガタガタになっちゃいましたねぇ。


海外ファンのキツイ指摘


◆無意味だったこと
・過去シーズンに於ける夜の王のストーリーライン
・ジョンがターガリエンである事実
・ブランが三つ目の鴉になったこと
・ヴァリスの処刑
・アリアが王都へ向かったこと
・ゴールデンカンパニー
・サーセイとジェイミーが一緒に退場したこと
・デナーリスの王都破壊
・最終章すべて
・D&D

◆最終話でなぜかドスラクと穢れなき軍団が大量にいた
第三話の戦いで相当数がやられたはずだったのに、最終話では圧倒するほどの人数が揃っていた。
これほどの矛盾を大々的にやらかすことに唖然とした。

◆夜の王は、我々ファンにとって正義の味方だったかもしれない
彼らは最悪なエンディングを防ごうとしていたんだろう。
夜の王が倒されてしまったのがファンにとって、不幸の始まりだった。

◆再び歩けないが飛べるだろう・・・ブランは単に鴉に潜っただけ
結局のところ、ブランが見たフラッシュバックは何の役にも立っていなかった。
ジョンが「エイゴン・ターガリエン」であるという真実さえも、ジョンの結末を見ればどうでもいいことだった。

◆スタークの子供たちは、結局再びバラバラになった
それまで描いてきたスタークの子供たちの過去シーズンのラインは、再びバラバラになるためのものだったことになる。
「孤独な狼は死ぬが、群れは生き残る」というネッドの言葉を無残にも踏みにじった結末。


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海外のファンは感情的になってると思いきや、冷静に過去シーズンのライン破壊を怒っているようですね。
そりゃ延々と長い年月をかけて見続けてきたのに、「それまでのこたぁ、どうでもいいんだよ」と言わんばかりな結末でしたからね(苦笑)







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