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ゲーム・オブ・スローンズ 第六章#4

第六章では視点が更に増えています。
少しずつ状況が動いてるといった感じで展開しています。
今までのシーズンもそうでしたが、山場となる戦いのシーンが中盤過ぎに展開されていましたし、今シーズンも同様でしょう。


以下、ネタバレを含んでいます。


◆黒の城(北の壁)
ジョン・スノウは壁を去るための準備をしていました。
しかし、堅牢な家で一緒にホワイト・ウォーカーと戦ったエッドは、「脅威が迫っているのに去るのか?」と問いかけます。
ジョンは、もう自分がやるべきことはやり尽くし、そのために仲間を死なせることにもなったし、自分も死ぬことになったと。
やはり、「裏切り者」として殺されたことが精神的ダメージが大きいようです。そして、燃え尽きたような感じでしょうか。


そんな時、サンサ、ブライエニー、ポドリックが北の壁に到着!
サンサとジョンの再会!


「やっと会えたね!!」と、そのシーンは泣けてしまいましたよ。
サンサは目の前で父親を処刑され、難儀な人たちの中で耐えてきたんだものね。
かつてはジョンと仲が特に良かったわけじゃなかったらしいけど、お嬢様育ちのサンサは苦労を味わって成長しましたね。

そしてサンサは、ウィンターフェルをラムジーから奪回する覚悟。
ジョンは北の壁を出ても行く宛てはなかったが、もう争いは懲り懲りだと、奪回するために参戦することは消極的な反応だった。

一方、ダヴォスはミアサンドルから「約束の王はジョンだから、彼に従う」と言われ、「はぁ~?スタニスじゃなかったんかい!」という反応。スタニスは敗れたという話を聞き、「だったらシリーン姫はどうした?」と問いただしていた。
そこへブライエニーが来て「私がスタニスにトドメを刺した」と告げていく。
どうやら、ブライエニーはミアサンドルを憎んでいるようです。ダヴォスもシリーンのことを知ったら、同様になるのではないかな?

◆王都
七神正教の組織に捕らわれ、牢に入っているマージェリーはハイ・スパロー(雀聖下)と面会。ハイ・スパローの信仰に覚醒した話を聞かされた後、ようやく兄ロラスに会わせてもらえた。
ロラスはかなり弱気になっていて、マージェリーはそんな兄を励ます(マージェリーの方が強いわ)

一方、サーセイはハイ・スパロー率いる七神正教の組織に対して、戦いを挑む気満々。
小評議会は、マージェリーが囚われてるし、ハイ・スパローを刺激しないようにという腹積もりでいたが、彼らをのさばらせてると王都はどんでもないことになると意見する。
そして、サーセイの叔父でケヴァン・ラニスターを説得し、そしてマージェリーの祖母オレナ・レッドワインにタイレル家の兵士も戦いに加わるよう説得。
必要とあらば、敵対する者と手を組む・・・というのはタイウィンのやり方で、サーセイはそれを実行しようとしてるようですね。

◆谷間
ライサ・アリンが死に、長男のロビンを教育するために預かっているヨーン・ロイスのもとに、リトル・フィンガー(ピーター・ベイリッシュ)が訪ねてきた。
甘ったれのロビンの命名日にハヤブサを贈ったリトル・フィンガーは、従姉のサンサがボルトン家に誘拐されたと話す。
自分と一緒にいた女性がスターク家のサンサであると知ってる者は、高巣城では極一部の者だけであり、誰かがボルトンに情報を流した疑いがあると、暗にロイスがやったと匂わす。



ロビンは「月の扉から落す」とサラッと言うと、リトル・フィンガーはロイスの功績を挙げ、忠実なロイスを許すよう促す。ロイスもロビンに忠誠の意を必死に伝え、ハヤブサに夢中のロビンは、またもサラッと「許す」と告げた。
こうして身に覚えのないことで脅され、アホなロビンから月の扉から突き落とされずに済んだロイスは、ロビンに対する忠誠を尽くす格好となる。
更にリトル・フィンガーはボルトンが支配するウィンターフェルに、谷間の兵士を動員して戦わせることを取り付けた。

リトル・フィンガーはロビンを操ることぐらい容易いこと。
彼はサーセイにウィンターフェルを支配下に置くことを匂わせてた時、ボルトンとスタニスの戦い後に攻め入ると効率的だと言っていました。
サンサが逃げ出すことも計算済みだった?
先の先を読むリトル・フィンガーは、単にサンサのために谷間の兵士を使ってボルトンと戦わせるわけではなさそう。

ところでロビンを演じてる子、背が高くなりましたねー。リトル・フォンがーよりも背が高いのに、ガキみたいに抱きつく姿が何とも(苦笑)

◆鉄諸島
着の身着のままで、シオン・グレイジョイは自分の故郷である鉄諸島に戻ってきた。
ズタボロのシオンに会った姉のヤーラは、救出に行った時に応じなかったシオンを許せないでいた。
シオンは謝るしかなかった。
「何のために戻ってきた?」と問うヤーラ。
父親のベイロンが亡くなったばかりのタイミングで帰還したシオンに、ヤーラは疑いの目を向けていた。しかしシオンは、ヤーラが王の座に就くために協力すると告げた。


シオンはスターク家のためにも、死ぬ気で頑張って欲しいところ。

◆ウィンターフェル
リンゴの皮を剥いてるラムジーに呼ばれたオシャ。
オシャは特にスターク家に仕えていたわけじゃないと話し、「ボルトンのためにやれることはやる」と言い寄りながら、ラムジーがテーブルに置いたナイフに手を伸ばす。
しかし、ラムジーには通用しなかった。そこがシオンと違うところ。
スターク家の息子を逃した張本人であるとシオンから聞いて知ってたラムジーは、オシャをあっさり殺しちゃいました。

◆再び黒の城
ジョンたちはサンサと共に食事をしていた。
そこへラムジー・ボルトンからジョンへ挑発の手紙が届く。
そこで末弟のリコンが捕らわれたことを知ったサンサは、自分が戦ってでもウィンターフェルを奪回する気満々になる。
野人を加えてもボルトンの兵の数には及ばないとジョンは及び腰でしたが、サンサは北部ではスターク家に付く者たちもいるはずだと言い切ります。

サンサ、何気に逞しくなってるわ。

◆ミーリーン
ティリオンは、ハーピーの息子たちを裏で支援している親方たちを呼んで話をしていた。
デナーリスの政策として奴隷解放を訴えるも、親方たちは「伝統である」と突っぱねる。話が平行線でしたが、とりあえずティリオンは奴隷解放は制度として廃止させることを主張し、その廃止までの猶予期間は7年であると告げた。
一緒にその場に居たミッサンディとグレイ・ワームから、奴隷解放までの猶予期間があることに不服だと言われる。
ティリオンも姉サーセイと同じく、必要とあらば、敵対する人間と手を組む~を実践。

◆ヴァエス・ドスラク
デナーリスを捜していたジョラーとダーリオがヴァエス・ドラスクに辿り着き、彼女を救出するために乗り込む。
デナーリスは寡妃の会に留まれるかどうか決定される直前に、ジョラーとダーリオに会う。彼らはそのままデナーリスを救い出そうとするが、寡妃のひとりから「死んで煙になるまで、ここから出られない」と言われ、「自分なりのやり方でここから出る」と方法を思いつき、彼らに協力するように言う。



ドスラク人の男たちの所へ連れていかれたデナーリスは、男たちの勝手な戯言を聞いた後、「男として小さいお前たちよりも、私の方が凄いのよ~」的なことを言って挑発。
男たちは鼻で笑い馬鹿にしたが、デナーリスはテント(?)の中で灯していた火の台に手をかけ、それを倒して火の海にする。
中にいた男たちは燃え、テントも大きな炎に包まれた。
火事になったことで集まるドスラク人たちが見守る中、燃えずのデナーリスが火の中から出現。その姿に、その場にいた大勢のドスラク人たちはデナーリスに跪く。
(ドスラク人は強い者につく byジョラー・モーモント)

デナーリスさん、またもスッポンポンに。
でも、火の中から現れるシーンはカッコ良かったです。

今回の4話目は、全体に女性の力強さを感じました。
サーセイ、マージョリー、デナーリスは当然のことながら、サンサが逞しくなり、ヤーラ・グレイジョイは王の風格を感じましたし、デナーリスのお付ミッサンディも毅然として意見を述べるようになった点が印象的。

4話目のインサイドストーリー



5話目の予告


ブランがホワイト・ウォーカーに取り囲まれてるシーンが。
ミーラが必死にブランを呼び戻そうとしてますが、三つ目の鴉とは一緒ではないということですね。自分ひとりでフラッシュバックしちゃった?

鉄諸島で何か動き出すのかな?
沢山の船が映っていましたが、鉄の兵士を虐殺した復讐(シオンに対する仕返しも含め)するために北部へ向かってたりする?

ボルトン家vsスターク家(協力する家や野人)、谷間の兵士、鉄諸島の兵士って構図になったりするのかしらね?
シーズン中盤ですので、いよいよ山場となる戦のシーンが登場するでしょうね。
ネットでは、その戦いの後を撮影したらしき写真がUPされてましたが、ボルトン家の紋章(旗印)の兵士をはじめ、沢山の兵士や馬が倒れてる写真です。
あと、出陣するシーン(かな?)の写真には、スターク家の旗印と共にモーモント家の旗印(熊)も混じってますよ。






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あの理論を覆す描写?@ゲーム・オブ・スローンズ

第六章未見の方は注意。
ネタバレ含んだ記事です。


ジョン・スノウの出生の秘密に関しては「R+L=J理論」がファンの中では前提になってます。
第六章の3話目でも、その理論を確固たるものにするようなエピソードがあり、ジョンはターガリエン家の血を受け継ぐ人だと思われてます。
私もそう思ってます。

が!!!!
私には腑に落ちないことが一点あります。
それは、ジョンの髪の毛。
知っての通り、ジョンの髪は黒っぽくて天パ(天然パーマ)です。
デナーリス・ターガリエンとは、明らかに髪の色は違ってます。
「リアナに似たんじゃないの?」と思うも、リアナは天パじゃありません。
(ロブ・スタークも比較的天パな感じだったので、ジョンがスターク家の系統である可能性は大いにありますけどね)

巷では「R+L=J」を前提に、その思い込みによるものなのか、第六章1話目で刺されて死んでるジョンを仲間が部屋に運んだ後、雪の上に残ってる血の痕をダヴォスが見つめてるシーンに注目。


その血痕は「ドラゴンに見える」という意見が広がりました。

ふむ、ドラゴンに見なくもないけど。

一方、ジョンの血筋と関係あるのかないのか不明ですが、違う見え方をした人も。
 
これも強引でしょうけど、二つの動物で狼と鹿じゃないか?と。
ドラマのオープニングに毎回映し出されるアレと比較すればわかるそうです。

なので比較してみましょう。



ジョンはロバート・バラシオンとリアナ・スタークの血を受け継ぐ?
そうなると、髪の毛の件は納得できる気がしますけど、ロバートとリアナは関係を既に持ってたことになる?
それはないだろうねぇ。

あと、「R+L=D」とか「B+A=J」とか色々と憶測が・・・(苦笑)

第一章でジョン・アリンが遺してた言葉「種は強い」も踏まえて、納得できる推論はないものだろうか?
「種は強い」という言葉を以って、エダードはジョフリーがロバートの子ではないと睨んだわけですからね。






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悲しき少年オリー@ゲーム・オブ・スローンズ

第六章3話目まで見ていない方は注意。
ネタバレ含んだ記事です。


ファンの間で嫌われ度が比較的高かったキャラクター「オリー」
彼は野人に村を襲われ、目の前で両親を殺されました。
村を襲った野人から「鴉どもに知らせろ」と脅され、北の壁に着いたオリーはそのまま黒の城で暮らし始めました。
そして、まだ幼い少年だったオリーは、野人とナイツ・ウォッチの戦いも間近で見ることとなります。

怖くて仕方ないオリーに転機が訪れたのも、その時の戦い。
自分の両親を殺害した野人を次々にやっつけていくジョン・スノウ。
オリーにとって、ジョンがヒーローになった瞬間です。

それ以降、オリーは剣の特訓をジョンから教わったりして、ジョンのようなナイツ・ウォッチになりたいと憧れたでしょう。
ジョンが新しい総帥に選ばれた時も、オリーはとても嬉しそうでした。

「ボクのヒーロー、ジョン・スノウがナイツ・ウォッチの総帥だ♪」と思ったに違いありません。

しかし、そんなオリーにとってショックなことが起きました。
ジョンが野人を壁の南側へ行かせることにしたからです。
「敵であるはずの野人に対して親切にするなんて信じられない!!何か野人を壊滅させる計画があるはずだ」と、オリーはそう思い込もうとしました。

ジョンに対して懐疑的になるのは辛い。
だから「罠なんですよね?」とジョンに尋ねてみた。
でも、ジョンは「罠ではない」と否定。

ヒーローだった人物が裏切ったということは、少年には大きなショックでしょう。
ホワイト・ウォーカーの脅威に現実味もない少年にとって、両親を殺害した野人の方が大きな脅威であり、憎しみの対象です。
様々なことを多角的に捉えることがまだ未熟な少年です。

憧れのヒーローの裏切り。
オリーはショックと悲しみと憎しみが混在し、アリザーの側についてしまった。

「For The Watch」

ジョンを刺す時のオリーは、悔しかったでしょうね。
ずっとジョンはヒーローでいて欲しかったんだと思います。



寡黙な少年オリー。
しかし、彼の表情が全てを語ってるんですね。
オリーを演じていたブレノック・オコーナーは素晴らしい演技でした。
絞首刑にされる時の表情は、恐らく誰もが印象に残っているでしょう。

オリーは、アリアよりも不幸だったかもしれません。
アリアは憎んでいたハウンドに対し、別の側面を見る経験ができたからです。
そして、握り締めていた憎しみを手放すキッカケを与えたジャクェンに出会えたから。







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