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歌がお上手な俳優たち

海外の俳優、女優は演技だけではなく、映画の中で歌うこともありますね。
中には他者が歌って口パクもあるんですが、本人が歌ってるケースは多いです。

ミュージカル映画で素晴らしい歌声を披露してたり、ミュージシャンの役で歌ってたり。
最近はミュージカル映画が多くなり、色んな俳優さんたちが出演するようになりました。
ミュージカルとは無縁そうだった俳優さんが歌っているのも多いですね。

ハリウッド俳優になると、歌えることも重要?
アカデミー賞の授賞式では、OPのショーで司会者や俳優が歌ったりして美声を披露することが多いですよね。
映画「テッド」の製作、脚本、監督、そしてテッドの声を担当したセス・マクファーレンが司会を務めた2013年のアカデミー賞。
「We saw your boobs(キミの胸を見たよ♪)」と歌いながら、映画で胸を見せた女優さんたちの名と作品名を次々と・・・。
こういうのを見ると、アメリカはショービジネスのレベルが高いってよくわかりますね。


すごく歌が上手い!多才な人だなぁ~。


昨年末「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に出演したりと注目を浴びてるオスカー・アイザックですが、コーエン兄弟監督作「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」では歌を披露。
彼は音楽院を卒業してるということで、そちらの才能も発揮してます。



映画「クレイジー・ハート」でジェフ・ブリッジスと共演したコリン・ファレルも歌が上手いんですよ~。


最後に可愛いものを。
「マイ・レージ、マイ・ライフ」で女優として評価され注目されたアナ・ケンドリック。
彼女はブロードウェイのミュージカルに出ていました。
どうりで歌が上手いわ。



他にジョン・C・ライリー、ケヴィン・スペイシー、ジョニー・デップ、ユアン・マグレガーも歌が上手いと言われてますね。
まだまだいるので、第二弾で紹介します。



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印象深い別れのシーンがある映画

別れのシーンがある映画は沢山あります。
今回は、死別ではない別れのシーンで印象深い映画を取り上げてみたいと思います。
もちろん、具体的なシーンですし、思い切り「ネタバレ」です。




まず、別れのシーンで超有名な映画は「シェーン」でしょうね。
私は未見ですが、あのシーンだけは知ってます。
今年はデジタルリマスター版が公開されるそうですよ。


さて、別れのシーンがある映画は沢山ありますが、私個人が印象に残っている作品を。

まずは、「いまを生きる」(1989年/米)
ロビン・ウィリアムズが教師役で出ています。
彼が演じるジョンは、生徒たちに詩の素晴らしさ、そして枠に囚われない自由な生き方の素晴らしさを教えていく。
生徒の中にはイーサン・ホークもいますね。
まぁ、いろいろあって、ジョンが学校を去らなくてはならなくなった時、彼を見送る生徒たちが「Oh Captain, My captain」と言いながら机の上に立つんですね。


次は名作「ひまわり」(1970年/イタリア=フランス=ソ連)
言わずと知れたソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが出演。
第二次世界大戦で引き裂かれた夫婦のお話。
音楽も有名なんですが、別れのシーンでも効果絶大。

「ひまわり」は太陽に顔を向けて咲く花なんです。ずっと夫を待ち続け、そして捜し始める妻。
夫に気持ちをずっと向けていることを「ひまわり」で比喩しているんでしょうか。
OPとEDにひまわり畑が映し出されるんですが、そのひまわりの様子が異なっているんですよ。
細かいですね。

そして、別れのシーンで印象的な映画N0.1は、
「キャスト・アウェイ」(2000年/米)
トム・ハンクスが演じるチャックが飛行機墜落で無人島に流され着いたところから、トム・ハンクス一人だけの展開・・・・なのですが、バレーボールの”ウィルソン”との友情も。

なんと、そのウィルソンとの別れのシーンは、多くの人たちが悲しんだんですよ。
さりげなく有名なシーンです。


以上です(これだけかい!)
「ET」とかまだ色々ありますけど、「え~!?別れてしまうんだー(泣」という、思いがけない展開ということで、上記三作品を紹介しました。



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マイク・リーという監督

マイク・リーはイギリスの監督。
即興理論で映画を撮ることで有名で、欧州の映画祭では数多く賞を受賞してます。
しかし、アカデミー賞では結構ノミネートされているんですが、一度もオスカーを獲ったことがありません。
欧州では数々の賞を受賞しているから、ハリウッドは抵抗感があるんですかねー。
同じく、マイク・リーの作品に出演した俳優や女優もカンヌやヴェネチアなどで賞を獲ることが多いのに、アカデミー賞でオスカーどころかノミネートすらないですね。

マイク・リーは脚本を用いず、徹底的に俳優には役になりきらせる監督。
長い時間をかけ、役の内面までも俳優たちと一緒に考え作り上げていく手法だそうです。

◇「秘密と嘘」◇

アメリカでも「メソッド法」を取り入れて演技をする俳優は多いですけど、まずは脚本ありきですし、出演者全員がメソッド法で演じるわけではないので、作品としてはマイク・リーと同様というわけではありません。

そして近年は、俳優に考えさせない監督が増えているそうです。
つまり、どう演じるか、どう振舞うかを監督が俳優に細かく指示するケースです。
それと作品そのものを俳優のイメージ有りきで作るケース。
たとえば「どんな映画に出てもトム・クルーズはトム・クルーズだ」と感じるはずです。
知名度がすこぶる高いハリウッド俳優は、まぁ仕方ないですけどね。


◇「秘密と嘘」◇

即興で演じさせるのは俳優や女優を信頼していないとできないことですし、役者にとって即興で演技するというのは、かなりの集中力が必要だということです。
映画「秘密と嘘」の場合、登場人物が初めて顔を合わせるシーンは、本当に役者自身もその時に初めて顔を合わせるという徹底振り。

主人公が10代で出産し一目も見ぬまま里子に出した娘と駅で待ち合わせ、顔を合わせるシーンがあるんですが、二人はお互いに誰が相手の役者なのか知らされてなかったそうです。
ですから、駅の前で相手を待つシーンなんかはリアルなんですね。
本番の撮影中にお互いに相手役を知ったんだそうです。


◇人生は、時々晴れ◇

とかく日本人は外国に夢見がちですが、映画「人生は、時々晴れ」などを見ると、狭々した団地に体の大きな娘、息子と住む4人家族の姿などは、夢ぶち壊されます(苦笑)
日本の家は「ウサギ小屋」と卑下しますが、何の何の、イギリスだって同じ。
そういうのをあえて描き出してるんですね。

マイク・リーの作品によく出てるティモシー・スポールは、役になりきるためのリサーチもちゃんとやる方で、トム・クルーズと共演した「ラスト・サムライ」でも日本の幕末~明治時代などを勉強したそうですよ。
今やハリウッド映画に引っ張りだこですね、彼は。
それこそ、彼のような俳優はアメリカにはいませんから。


◇ヴェラ・ドレイク◇

さて、即興で撮影した映画ですが、アメリカ映画にまったくないわけではありません。
ジョナサン・デミ監督作でアン・ハサウェイが出演し、それでアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた「レイチェルの結婚」が即興ですね。
カメラも意図的に素人が家庭用のビデオカメラで撮影したかのように、見切れてるように撮っているので、ユニークではありました。
ただ、やはりアン・ハサウェイ自身にあるイメージが邪魔だったですね。
「アン・ハサウェイ、頑張って演技してるな」という風に思えてしまったのは確かです。

マイク・リーは脇役としてやり続けてきた俳優や女優を起用することで、そういった俳優たち自身のイメージが薄く、役に邪魔にならないというところがポイント。
「ヴェラ・ドレイク」で主演したイメルダ・スタウントンなんかは、世話好きの普通のオバちゃんっぷり。
そして、あることから彼女の人生や生活が崩れていくのです。その姿はまるで自分の母親を見ているようで辛くなるくらい。

このように、マイク・リーの作品は登場人物に共感するというよりは、自分の中にある苦悩や痛みを刺激される場合があります。
映画と鑑賞者の距離がないんでしょうね。

今やハリウッドはアメコミの実写ばかりがゾロゾロ・・・。正義と悪の戦いというわかりやすさと、現実離れの度派手な映像。
そういった映画の対極にあるようなのが、マイク・リーの監督作品です。
ハリウッドのアカデミー会員は、なるべく触れたくない監督なんでしょうかね?(苦笑)



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