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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

GIMPで風景の空を変える「応用編」

以前、「GIMPで風景の空を変える方法」を紹介しました。
今回はそれを基にした「応用編」です。

加工の際、「明暗」を行いましたので「GIMPで明暗法を使って加工する」の手法も用いています。
GIMPでも、とりあえずここまで加工はできるということで、参考までに。



上の加工画像のベースは↓です。



次は、「ハリー・ポッター」の世界観を表現したいな、ということで。


基画像はこちら↓



昼間から夜は比較的容易なんですが、昼間から夕方に変えるのは少し大変。


夕日でオレンジ色に染まったようにしなければなりません。

基画像はこちら↓



風景を合成できるようになると、色々な表現が可能になります。
この何でもないような風景が、


このようにもなります↓


CC0画像で綺麗な風景画像は沢山ありますが、何気ない風景画像を使って加工し、新たな世界を作り出すのは楽しいです。
Photoshopの加工職人さんたちは、そういう画像を使用して驚くほど素晴らしい画像に変えていくんですねー。
発想の豊かさに唸るばかりです。








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GIMPで簡単に背景を変える合成方法

合成って背景を変えることが主ですね。



通常、背景を変える時は切り抜きを行い、他の画像と合成していきます。
このように↓(合成加工スタート時)


こういう風な合成ですと腰が引け、「切り抜き面倒だしぃ~、簡単な合成方法ってないのぉ~?」と思う方もいるでしょう。

「なくはない」

人物の背景が街並みや自然風景ではなく、壁などでしたら雰囲気を変えるための合成はできます。
対象画像が限定的ですが、参考までに紹介します。

今回はわかりやすいよう、人物画像と花柄の画像を合成。



1. 合成するテクスチャ画像にレイヤーマスクを追加する。


合成するテクスチャ画像で右クリック。
「レイヤーマスクの追加」→「完全不透明(白)」を選択。
そして、テクスチャ画像のレイヤーモードはオーバーレイにします(画像によって、レイヤーモードは他を選択した方がいい場合もあり)

2. 人物と重なった柄を消す。


ブラシを用いてで消していきます。
そうすると、このようになります↓


3. 色を調整する。

この作業は必ずしも必要ではありませんが、合成したテクスチャ画像との色のバランスが悪い時は、馴染ませるために調整します。
馴染ませ方はこちらを参考にしてみて下さい。

背景画の色を調整する場合は、レイヤーマスクの追加がされている状態ですので、右クリックし「レイヤーマスクの適応」を行ってから。

完成♪
少しヴィンテージっぽい色合いにしました。


簡単♪







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GIMPで雪と雨を降らせる

雪や雨を写真に描く方法です。
割と簡単に出来ますので、紹介します。



ブラシで「雪」「水しぶき」があれば尚良いです。
それがなくとも、代用できるブラシで演出はできるでしょう。

1. 新しいレイヤーを追加する


大きさを指定して下さい。
私の場合は、500×500くらいで指定しました。小さめのレイヤーにして下さい。
色は「黒」なので通常は「描写色」ですね。

2. 「浴びせ」を行う

黒の新しいレイヤーで「フィルター」→「ノイズ」→「浴びせ」を選択。
乱数度は低めで(3~5%ぐらいがいいかも)

3. 黒のレイヤーを拡大する


「浴びせ」を行ったら、そのまま基画が隠れるくらいに拡大します。

4. 「浴びせ」を脱色し、モードを「スクリーン」にする


」→「脱色」を行い、レイヤーモードは「スクリーン」に。

5. 「トーンカーブ」で明度の調整をする


「浴びせ」の白い点々がクッキリします。
この段階では「粉雪」という風に見せることもできます。

6. ぼた雪を加える


ここはブラシでの作業です。
先ほどと同じで、黒か透明の新しいレイヤー(小さめに指定)を追加します。
そこへブラシの「動的特性オプション」の「散布」にチェックを入れ、散布量を指定。散布量は15前後がいいかも(そこはお好みで)

7. レイヤーを拡大し「モーションぼかし」する


ブラシで散布したレイヤーを拡大します。
そして「フィルター」→「ぼかし」→「モーションぼかし」を選択。
ぼかしの種類は「線形」
ぼかしのパラメーターで長さと角度を指定します。

粉雪が降っているイメージの加工画像:


ぼた雪が降っているイメージの加工画像:



「雪」の1~5まで同じです。

a. 「浴びせ」を「モーションぼかし」する


「雪」よりもパラメーターで長さを長くします。

b. (雨の量を多くする場合)レイヤーを複製


レイヤーを複製し、少しズラしたりすると大雨な感じになります。
小雨の場合は複製なしでOKです。

c. 道路が濡れているという演出


大雨で道路が濡れているように見せるため、建物が鏡のように映っている加工を行います。これは基画を複製し「回転」→「鏡像反転」をして、丁度いい位置に置きます。
そして複製した方は不透明度を下げたり、不透明度を下げた消しゴムでサッと消して、薄っすらな感じに。

道路に反射しているように加工するため、画像にアルファチャンネルを追加しておきます。「レイヤーマスクの追加」でもいいんですが、作業は少しやりにくくなります。

d. 水しぶきを描く


水しぶきのブラシがあると簡単です。
それがなくても、何とかブラシを駆使して描くことは可能です。

「雪」より「雨」は少し面倒ですけどね。

このように加工できますよ~という一例として、参考になればなと思います。








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