GIMPで雪と雨を降らせる
割と簡単に出来ますので、紹介します。
ブラシで「雪」「水しぶき」があれば尚良いです。
それがなくとも、代用できるブラシで演出はできるでしょう。
雪
1. 新しいレイヤーを追加する
大きさを指定して下さい。
私の場合は、500×500くらいで指定しました。小さめのレイヤーにして下さい。
色は「黒」なので通常は「描写色」ですね。
2. 「浴びせ」を行う
黒の新しいレイヤーで「フィルター」→「ノイズ」→「浴びせ」を選択。乱数度は低めで(3~5%ぐらいがいいかも)
3. 黒のレイヤーを拡大する
「浴びせ」を行ったら、そのまま基画が隠れるくらいに拡大します。
4. 「浴びせ」を脱色し、モードを「スクリーン」にする
「色」→「脱色」を行い、レイヤーモードは「スクリーン」に。
5. 「トーンカーブ」で明度の調整をする
「浴びせ」の白い点々がクッキリします。
この段階では「粉雪」という風に見せることもできます。
6. ぼた雪を加える
ここはブラシでの作業です。
先ほどと同じで、黒か透明の新しいレイヤー(小さめに指定)を追加します。
そこへブラシの「動的特性オプション」の「散布」にチェックを入れ、散布量を指定。散布量は15前後がいいかも(そこはお好みで)
7. レイヤーを拡大し「モーションぼかし」する
ブラシで散布したレイヤーを拡大します。
そして「フィルター」→「ぼかし」→「モーションぼかし」を選択。
ぼかしの種類は「線形」
ぼかしのパラメーターで長さと角度を指定します。
粉雪が降っているイメージの加工画像:
ぼた雪が降っているイメージの加工画像:
雨
「雪」の1~5まで同じです。
a. 「浴びせ」を「モーションぼかし」する
「雪」よりもパラメーターで長さを長くします。
b. (雨の量を多くする場合)レイヤーを複製
レイヤーを複製し、少しズラしたりすると大雨な感じになります。
小雨の場合は複製なしでOKです。
c. 道路が濡れているという演出
大雨で道路が濡れているように見せるため、建物が鏡のように映っている加工を行います。これは基画を複製し「回転」→「鏡像反転」をして、丁度いい位置に置きます。
そして複製した方は不透明度を下げたり、不透明度を下げた消しゴムでサッと消して、薄っすらな感じに。
道路に反射しているように加工するため、画像にアルファチャンネルを追加しておきます。「レイヤーマスクの追加」でもいいんですが、作業は少しやりにくくなります。
d. 水しぶきを描く
水しぶきのブラシがあると簡単です。
それがなくても、何とかブラシを駆使して描くことは可能です。
「雪」より「雨」は少し面倒ですけどね。
このように加工できますよ~という一例として、参考になればなと思います。
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