GIMPで風景の空を変える方法
旅先で風景写真を撮る場合、お天気に左右されてしまいますね。
せっかくの写真も曇り空とかでドンヨリ~という感じで、「せめて青空だったら・・・」と思うこともあるかと思います。
写真を眺めてガックリするようなら、加工すればいいじゃなぁ~い♪
このやり方は、髪の毛の切り抜き方法と同じです。
空の色と建物などの色に差があれば、建物は勿論、木などの枝も切り抜けます。
では、建物の画像を使ってザックリとやり方を紹介します。
1. 画像を複製
2. コントラストを強める
レイヤーの上の画像でまず作業します。
「色」→「トーンカーブ」等で建物の色が濃くなるように調節。
3. 画像をモノクロにする
「色」→「脱色」で画像をモノクロにします。
4. 色を反転させる
「色」→「階調の反転」
5. 建物をできるだけ白くする
「色」→「トーンカーブ」で建物は白く、空の部分が黒くなるように調節。
6. 建物を白く塗る
ブラシを使用し、白で塗っていきます。
7. 作業していない画像のレイヤーにレイヤーマスクを追加
レイヤーで右クリック。
「レイヤーマスクの追加」を選択。
次に「完全不透明(白)」を選びOKをクリック。
画像の隣に白いレイヤーマスクが並んで表示されます。
8. 切り抜き
白く塗った方のレイヤーを選択。
「編集」→「切り取り」
「編集」→「貼り付け」
これで切り抜きが出来ました。
「フローティング選択範囲」というレイヤーが現れますので、それを固定します。
その後は、ブラシを使用し細かな修正を行います。
消したい場合は「黒」
その逆は「白」で塗ります。
9. 空の画像を合わせる
別途用意した空の画像を重ねます。
この時、切り抜いた部分で修正が必要な部分があれば行います。
10. 色調整等をして馴染ませる
異なる画像を重ねる「合成」ですので、コントラストや彩度などが違って違和感が生じる場合があります。
「トーンカーブ」などで調整して下さい。
今回の画像の加工前と後を並べました。
風景の合成で自分なりの世界観を作り出すことができます。
ファンタジー風にもできますね。
映画やドラマでも基本、このように合成した風景が多いです。
写真を更に表現するツールとして活用してみては如何でしょうか。
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