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物語の終わりは驚きの結末?@ゲーム・オブ・スローンズ

最終シーズンの撮影が始まってから半年が経過。
中には既に自分の分を撮影し終えた俳優もいますが、撮影期間でも様々なメディアで俳優の皆さんはインタビューを受けています。


ちなみに、赤の王城のセットではまだ撮影は行われていません。
その赤の王城には、第七章で使用した対ドラゴン兵器「サソリ」が設置されたという情報も(クァイバーンが頑張って改良したようです)

結末に於ける俳優の見解


ドラマに出演している俳優たちのインタビューをいくつか読みましたが、インタビュアーは気になる「物語の終わり」のヒントを聞き出そうとしてます(苦笑)
当然、具体的な内容は俳優の口から言及されることはありません。

そして、「そう答えよ」と指示されてるのか、本当に自分の感想を述べているのか不明ですけど、彼らが物語の終わりに関して共通して述べていることがあります。
それは「(少し)驚いた」です。
想定していなかった展開になるというニュアンスが共通しているんですね。

加えて「(ファンにとって)好きなエンディングかどうかは意見が分かれるだろうが、素晴らしい結末である」ということも、俳優たちは答えています。
恐らく物語としての結末は素晴らしいけども、個別のキャラクターファンにとってキャラクターの辿る結末に不満を抱く人も出てくるんじゃないか?ということかもしれません。

もっとも、万人が納得できる結末を作り出すのは不可能です。

結末は衝撃的?


ショーランナーのD&Dが言っていたそうですが、原作者のGRRMから衝撃的なことが3つ示されたそうです。
それは「シリーンの死」「ホーダーの運命」そして「結末」

シリーンの死とホーダーの真実は既に放送されましたが、確かに衝撃的でした。いずれも「死」に関わっていることでした。
そうなると、残す「結末」もそういう傾向かもしれませんねぇ。

第一章で主役的な役割のあったエダードの処刑を見てもわかるように、GRRMは容赦ありません。
アリアとジェンドリーが結婚して、ストームズエンドの城で幸せに暮らしましたとさ・・・というディズニー映画のような結末は望めないということですね(苦笑)

GRRMは、ファンの中には既に結末をわかっている人が何人かいると述べていました。それはネット上での「セオリー(理論)」の中にあるのかもしれません。

過去シーズンで家長を亡き者にしてきたライン


結末を考えるには、67話もの間に描いてきた流れも無視できません。

7シーズンに渡って描かれながら、忘れてしまいがちな共通点があります。
それは「家長・領主・城主の死」です。

ドラマはジョン・アリンの死で動き出しました。
そして、ロバート・バラシオン、エダード・スターク、レンリー・バラシオン、ホスター・タリー、リカード・カースターク、スタニス・バラシオン、タイウィン・ラニスター、ドーラン・マーテル、メイス・タイレル、ベイロン・グレイジョイ、ルース・ボルトン、ランディル・ターリー(他にまだいるかな?)

デナーリスが「車輪」として語った各名家の家長たちは、全員亡くなったことになります。これは古い体制の象徴だったのではないか?と思います。

ドラマでは過去二回、「古いものを壊す」というような台詞がありました。
第四章、高巣城にてサンサが雪で作ったウィンターフェルを壊したロビンに怒った後、リトルフィンガーは「良きものを作るには古いものは壊さなくてはならない」と言いました。


第六章、クァイバーンが小鳥たちを使ってパイセルを誘き寄せた時、「新しいものを採用するには古いものは邪魔になる」という風に言いました。

ロビンと小鳥たちが共通してる点は「子供」であり、将来を作り出すであろう世代・・・ということかもしれませんね。

このようにピックアップすると、過去シーズンは何を描いてきたかが垣間見れ、一貫性があることに気づくと思います。
デナーリスの「車輪を壊す」という台詞は、それらを示しているような気もします。

ですから、最終シーズンは「戦乱の時代」そのものに終止符を打つんじゃないか?と思えます。加えて君主制の崩壊。
しかしそれは、一人の英雄が成し遂げ万々歳という訳ではないでしょう。

(多くの者が倒れるだろう。だが我々は何者だと?我々は名もなく、家族もいない。ひとりひとりは貧しく無力だ。だからこそ団結し、帝国を倒すことができる)
             ハイ・スパロー







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