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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

GIMP:スタンプを使って髪の毛を描く

人物の切抜きで困難なのは髪の毛ですね。
髪の毛と背景の色に差がある場合は、以前紹介した方法で髪の毛を切り抜くことが可能です。しかし、色の差が少ない場合は使えない方法。

切り抜きツールを駆使してやるしかないんですけど、髪の毛によっては如何にも「切り抜きました」という感じになってしまいます。

ストレートヘアと違い、ウェービーなヘアやカールの多い髪の毛の場合は誤魔化すのも一苦労。
ということで、今回は「スタンプ」を使って上手く誤魔化す方法です(苦笑)



この画像は背景の景色と髪の毛が一部重なっています。
そこの部分は「どうしたもんだ」と頭を抱えるところですね(笑)


とりあえず、そこ以外の部分は色に差があるので従来通りに切り抜きました。
※わかりやすいよう、白の新しいレイヤーを追加。

景色と重なってる部分はしっかりと残ってしまっています(苦笑)
さぁ、「どうしましょう?」

今回紹介する方法は、その部分をバッサリと消してしまいます。
そして、スタンプを使って他の髪の部分をコピーし、消した髪の毛のところにコピペするように貼り付けていくやり方です。


一応、透明の新しいレイヤーを追加して下さい。
基画の上でスタンプを使ってコピーし、透明レイヤーにコピペする感じで。

このようになりました↓

誤魔化しですので、それらしくなればOKということで(苦笑)

ついでに、修復ブラシでホクロを消します。

これで(白のレイヤーを削除し)可視レイヤーの結合を行います。
「画像」→「可視レイヤーの結合」
または、髪の毛をコピペした透明レイヤーで右クリックし「下のレイヤーと結合」

最後は異なる背景写真との合成となります。

今回はイメージ画像っぽくするための加工。
光を加えて明暗をつけましたが、何となく重たい雰囲気ですので色合いを変えます。

トーンカーブで「RGB」を調整。
背景の海に合うような色彩となりました。


スタンプで髪の毛を加える方法。
どんな写真でも使えるわけではありませんが、覚えておくといいかもです。







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GIMPでポスターもどき作成

映画のポスターっぽいものを作ってみました。
ポスターの「あるある~(笑)」というデザインを意識して作成したんですけど、どうでしょうか?
今回は画像が多いです。


孤高なヒーローって、こんな感じが多いような気がする(苦笑)
色もブルーを使うのは、ある種のお約束ですね。

次は恋愛ドラマみたいな。

主人公がアップで遠くを見つめている視線・・・ってのが、こういったドラマのポスターに多いですよね。
別離を意識した色合いにしました。

続いて、推理もの。
「○○○の事件簿」というタイトルが合いそうな。

男性の写真を見て「探偵っぽいな」と思ったので。
金持ちの男、実は探偵やってますという設定で如何でしょうか?(笑)

B級映画のような雰囲気ですが(苦笑)
アクション映画

タイトルは適当に。
バイクの切り抜きが面倒くさかった。

そして遊び出しました(笑)

「インディアナ・ジャーンズ」ですemoji
鞭じゃなく、ロープに絡まってます。

挙句、本当にポスターもどきにしちゃいました。

タイトルも俳優名も適当。
クライムサスペンスっぽく見えますかね?

最後は、ロマコメ。

「主人公の二人を並べておけばいいや」っていう感じのポスターが多いんですよね、ロマコメって。
よく使われているのが背中合わせで立ってるポスターですね。
背景は白が多いですし。


以上です。







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GIMPで明暗法を使って加工する

絵画に於いて明暗法(キアロスクーロ)で描かれているので有名なのは、カラヴァッジオですね。
要は光と影で明暗のコントラストを強める感じにすることです。



現在は絵画だけではなく、写真の加工でも用いられ、ファンタジックな加工には欠かせないものです。
この明暗法をベースに色々な加工をし、素晴らしい写真に仕上げるんですね。
Photoshopですと、そういったノウハウをシェアしている方が多いですが、GIMPでのやり方のノウハウはそれほどないんじゃないかな?

写真の切り抜き方、合成するやり方とかはボチボチありますけどね。
・・・ということで、今回はGIMPで「明暗法」

わかりやすいように、人形の画像を使用して解説します。


1. 透明のレイヤーを重ねます。


2. 透明のレイヤーを灰色で塗りつぶします。

色は#808080にします。
塗りつぶしたら、レイヤーモードを「オーバーレイ」か「ソフトライト」に。
すると、下の基画が現れます。

作業は灰色のレイヤーで行います。

3. 暗くする部分を塗る。

向かって右側から光が当たっていると設定。
暗くする場合は、ブラシを使ってで塗ります。
この時、ブラシの不透明度を半分以下に下げた方が良いと思います。
暗くなる部分の顔、髪、服をブラシでなぞります。

4. 明るくする部分を塗る。

暗くした反対側をで塗っていきます。
これもブラシの不透明度は下げて。
光が当たっていると仮定しながら、顔、髪、服をなぞっていきます。
(目も白で明るくして際立たせます)

5. 一応完成。

少し不穏な雰囲気になりましたね。

わかりやすいように、作業前と後を比較してみます。


ここへ光や灯りを描くと効果が上がります。
たとえばこんな感じで。


Photoshopでの加工を見ていると、この作業がベースになっています。
あとは色の調整とか様々な演出をすることで、ファンタジックな加工写真になるんですね。

写真を幻想的にする基本ですので、私も四苦八苦しながらやってます(苦笑)










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