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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

スピンオフはどのストーリー?@ゲーム・オブ・スローンズ

先日の「ゲーム・オブ・スローンズ」のスピンオフ製作に関するニュースですが、世界中のファンの間で駆け巡りました。
第七章の放送を控え、長らく待ちわびている時間の興味深いニュースなので、目下「どの話をスピンオフするのだろう?」という予想で盛り上がっています。



一番可能性が高いとされているのが「ロバートの反乱」です。
GOTの中では台詞で幾度か語られていていましたが、具体的に映像描写となったのは”喜びの塔”など、ブランのフラッシュバックで出てきたシーンぐらいですからね。
「ロバートの反乱」ですと、登場人物の説明に割く時間が省けるという利点も。
但し、ファンタジー要素はかなり少なくなりますね。

私たちは、
レイガー・ターガリエンの目的がわからない。
タイウィン・ラニスターの残酷なまでの陰謀を知らない。
ストームエンドの包囲戦を知らない(なぜダヴォスが命がけでスタニスに食糧を運んだのか、その経緯を知らない)
ロバートがどのように即位したのかわからない。
エダード・スタークがどういう経緯で喜びの塔へ向かったのか知らない。
ヴィセーリスと生まれたばかりのデナーリスが、どのようにウェスタロスから脱出したのか知らない。
王の楯だったバリスタン・セルミーが七王国屈指の豪腕だという実感がない。

あとは、GOTの物語の数百年前の話とか、”最初の人々”と森の子らとの戦い、エッソスでの物語なんかも挙げられていますけどね。
そしてGOTのエンディングから数十年後・・・という続編的なものも。
そうなると原作はそこまで到達してませんので、完全オリジナル?
GOTがどのように幕を閉じるかはわかりませんので、予想すらできませんけども。

ところで、「ゲーム・オブ・スローンズ」では初期段階で伏線を張っていたことはご存知のことでしょう。

第一章で、アリアがシリオ・フォレルと剣の稽古をしていました。
その様子をエダードが見にきた時、彼はその稽古の様子を見ながら戦(いくさ)を思い出したような描写となりましたね。
エダードの表情からして、嫌な記憶だと悟れたはずです。
あの描写は何を意味していたのか?

それはズバリ、喜びの塔での戦いの記憶が蘇ったから
気づきましたか?



第一章から繰り返し見ることで「はっ!」と気づくことが多いですよ。
あれは伏線だったのかと。





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スピンオフを計画中だというニュース@ゲーム・オブ・スローンズ

まだ明確に具体的にはなっていないようですが、4人の作家に異なる中身のストーリーを依頼しているらしいです。
その依頼した作家はヒット映画に携わった経験がある方も含まれています。
・Max Borenstein
・ジェーン・ゴールドマン(キングスメン、キックアス、X-MENシリーズなど)
・ブライアン・ヘルゲランド(ミスティック・リバー、グリーン・ゾーンなど)
・カーリー・ワレイ
この4人のうち、2人とは原作者のジョージ・R.R・マーティンも携わるそうです。



スピンオフは、原作のどの物語を描くかもまだわかりません。
そして、D&Dはスピンオフに積極的に関わることはないと発言していたらしいですが、「製作総指揮」に名を連ねる可能性はあるそうです。
「ゲーム・オブ・スローンズ」が終了した後、サポートするようなことを示唆したそうです。

ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」は、日本人が思ってる以上のドラマなのです。
単なるドラマではなく、世界中から得る放送権料、商品ライセンスなどによる収入はHBOの主要収入となっているとか。
ですから、「ゲーム・オブ・スローンズ」は来年で終了となっても、何らかの形で原作を再び映像化することは充分有り得ますね。

但し、「ゲーム・オブ・スローンズ」とのギャップは生じるかもしれないとのこと。
続編(GOTのその後)になるのか、GOTの物語に繋がる前の話になるのか、まったく別の時代に遡るのか、原作が壮大ですから予想がつきませんねぇ。
ロバートの反乱、エイゴンの征服、ヴァリリアなんかは破滅が謎に包まれているので触れて欲しいなぁ~という個人的な望み。

情報ソース:
http://www.hollywoodreporter.com/live-feed/game-thrones-hbo-exploring-four-follow-up-series-1000251

http://variety.com/2017/tv/news/game-of-thrones-spinoff-hbo-1202409434/

http://ew.com/tv/2017/05/04/game-of-thrones-prequels-spinoffs/






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裏話:第三章#3~#4@ゲーム・オブ・スローンズ

スターチャンネルが連続放送していますが、先日第四章まで終わりました。
オンデマンドでも第一章から第六章まで視聴可能になるようです。
裏話は、再度ドラマを見る際の参考にして頂ければと思います。

◆第三章 第三話「処罰の道」
  • D&Dが初めて監督したエピソードです。
  • タイウィンが王の手となり、小評議会のメンバーを招集したシーン。どの位置の席に座るかという無言のシーンで、サーセイは椅子をタイウィンの右側まで持っていきます。椅子自体はとても重いため、サーセイがスムーズに動かすことができるよう、その椅子だけ特別に軽く作られた。
  • ロックに捕らわれたジェイミーが、父タイウィンから毎日数時間読書することを強要された話をします。そのタイウィン自身も第二章のハレンホールでアリアにその話をしますが、そこでジェイミーが難読症(ディスレクシア)であることを明らかにしていました。原作ではそのような設定はない。
  • ティリオンが”ブラックウォーターの戦い”で自分を救った従士ポドリックに褒美を与えたのは、戦いに貢献しても何ら感謝も報酬もないと父に訴えたティリオン自身が「ラニスターは常に借りを返す」の筋を通していた。
  • アリアが旗印なき兄弟団と共に訪れた宿。彼らに捕らわれたハウンドに遭遇したアリアは彼に「この宿を覚えているか」と問いかけたが、第一章でその宿の周辺に於いてハウンドがマイカーを殺したことをアリアは忘れてないことを示す。
  • エドミュア・タリーがラニスター家の少年二人を捕虜にした。ドラマではタイウィンの父親の兄弟の曾孫であり遠縁だとロブが言っていたが、実はその二人はタイウィンの甥。タイウィンの弟ケヴァン・ラニスターの息子であり、ランセルの弟。
  • デナーリスはアスタポアへの道中、磔にされた奴隷を見ます。本来は「処罰の広場」にそれらが並べられている予定だった。しかし、モロッコのロケ地には砲塔が設置されており(動かすことが不可能)、ドラマの時代には砲塔は存在していないことから、その砲塔を隠すために奴隷の磔が並べられた。
  • ジェイミーがロックに右手を斬り落とされた衝撃のシーン直後、エンドクレジットに「The Bear and the Maiden Fair」というロックを流したのは、衝撃のシーンとのミスマッチで更なる視聴者の驚きを狙ったもの。※音楽と画面のミスマッチは違和感と不快さを生み出します。映画「ファニーゲーム」がそういう心理を突いた演出として用いていました。


◆第三章 第四話「穢れなき軍団」
  • 原題のエピソードタイトルは「And Now His Watch is Ended」で、ナイツウォッチが死ぬと「務めを終えた」と葬儀などの際に言うフレーズ。原題はジオー・モーモントの死を意味している。原題が重要視してタイトルに用いるフレーズを邦題は採用しない傾向にあると思えます。
  • このエピソードで、初めてベイラー大聖堂の内部のセットが登場した。
  • 旗印なき兄弟団のベリックですが、第一章でエダード・スタークの命令を受けたベリックとはキャストが異なります。これは、第一章でベリックの登場シーンは僅かであり、第三章まで登場しないことが予めわかっていたので、第一章は仮キャストだった。第一章でフードを深く被っていたジャクェンと同じようなもの。
  • 「タイレル」と言う時、サーセイとタイウィンの発音が異なるのは、親子の不協和音を象徴させるための意図(日本語吹き替えではわからない部分)サーセイは「TIE-rell」と発音し、タイウィンは「TI-rul」と発音している。公式発音ガイドによると「TI-rul」が正しい。
  • タイウィンとサーセイのシーンで、撮影中サーセイ役のレナが衣装の中につけていたマイクが落ちていて映り込んでいた。後からそれに気づいたスタッフは、そのシーンが使えないと訴えたが、監督はコンピューターエフェクト部門に消してくれるよう頼み込んだ。消すためにはかなり時間を要した。
  • ヴァリスがティリオンに自分の過去を話すシーン。本来は原作同様に全て”ブラックウォーターの戦い”の前に話す予定だったが、時間制約があったため、ヴァリスが過去の話をするシーンはここに持ち込んだ。
  • ボルトン関係者による拷問ですが、ジェイミーもシオンも一旦は望みを叶えさせられた様に思わせ、安堵させてから突き落とすという手法であることがわかる。ジェイミーは自分が訴えたことをロックが納得したように思わせられ、シオンはヤーラのいる場所へ逃げられると思わせられた。







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