awesome的な

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

知名度が低い同性愛絡みの映画

何か知らんけど、「BL」という言葉は世界中に広がってるのかな?
「Boy's Love」って言葉から取った「通称名」みたいなもんだけど。

私は1980年代から、同性愛要素の入ってる映画を沢山観てきました。
VHSが一般的になり、我が家でもデッキを購入し、レンタルビデオで色んな映画を観ることが可能になったからです。

レンタルビデオの店によっては、マニアックな作品が置かれてるケースもありました。ですから、一般的に知名度の低い映画も沢山観てきた。
勿論、同性愛絡みの作品も。

そんな「知る人ぞ知る」って作品を挙げたいと思います。
胸キュン要素はほぼありません。
悲恋やバッドエンドが多いです。

欲望の法則(1987年)

自ら、同性愛者だと公言している、ペドロ・アルモドバル監督作品。
駆け出しの頃のアントニオ・バンデラスが出演しています。
この作品は、個人的に衝撃を受けました。
男性同士の行為を具体的に描写していたので、当時の私はビックリしたわけですよ。「すげぇな…」と(苦笑)


リビング・エンド(1992年)

HIVの問題が生じ、それらを扱う映画も増えてきた頃です。
同性愛者の差別が激しくなった時代でもありました。
そんな中、HIVに感染した男性は、乱暴してきた輩を殺めてしまう。病気と罪によって絶望する中、逃走している時、同じようにHIVに感染してる男性と出会う。

映画「テルマ&ルイーズ」みたいな逃避行もの。


アナザウェイ(1982年)

この作品は女性同士のもので、ハンガリー映画です。
1980年代のハンガリーの社会情勢(ソ連占領下、共産主義政権)も含んでますから、そんな時代でこその話になっています。
私はラストの展開に愕然としてしまいました。
鳥が空へ羽ばたいていくラストシーンが印象的だった。

こんな抑圧的な国家、社会、時代があったんだなと、若い人なら思うでしょうね。


クリップ・アップ(1987年)

前の年(1986年)に公開された「シド・アンド・ナンシー」に引き続き、ゲイリー・オールドマンが実在した人物を演じました。
シドを演じた時は、周囲が心配するほど役作りで痩せ細りましたが、この作品のため一気に体重を増やして撮影に臨んだという、ゲイリーさんの役者根性を伺い知れます。

実話ベースなのですが、相手役を演じたアルフレッド・モリーナの健気な表情が印象的。愛していたからこそ…という展開が辛かった。


変身する女(1988年)

怖い映画の「変身する女」じゃないです。
身体目的な男に嫌気がさした主人公の女性弁護士。男装したりして、様々な出会いをしていきます。
彼女は本当の愛を求めていた…いや、求め過ぎていた、という物語展開です。
映画ジャンルはサスペンスになってんのよね。

主人公を演じたザブーが中性的で可愛いんです。



…まぁ、こんなもんかな?
こういった作品を観てきた私が、今蔓延っているBLの方向性は「夢物語だな」という印象ですね。
胸キュンさせるためのBLってことは理解してますが…。

「LGBT」って言われる前の時代、映画なんかはマジで”鬱エンド””バッドエンド”が多かったなぁ。

今は、日本だけじゃなく、海外でもBL関連のドラマが増えてるのかな?って気もする。まぁ、キャラ設定は、どこの国も似たような感じかな?
でも、今の日本でドラマ化するにあたって、高校生同士ってのは少ない?
設定年齢がアウト…ってのもあるんでしょうかね。







★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★