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チョイ役より主役を選ぶわよねぇ~@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章で、サムの弟ディコン・ターリーのキャスト変更がされたということは以前にもお伝えしました。
このほど、「どうして第七章ではキャスト変更したの?」という理由が明らかに。


第六章でディコン・ターリーを演じた俳優さんは”Freddie Stroma”という方。
この俳優さんはABCのドラマ「Time After Time」を撮影していて、「ゲーム・オブ・スローンズ」の撮影は無理だったとのこと。

ABCドラマ「Time After Time」


「Time After Time」は、1979年の映画「タイム・アフター・タイム」のドラマ化。
映画ではマルコム・マクダウェル主演で、H.G.ウェルズ役をやっていました。
切り裂きジャックがタイムマシンで1979年へ逃亡してしまい、ウェルズも追跡するために1979年へ・・・という話でした。


Freddie Stromaはその主演のH.G.ウェルズ役。
ドラマの主役なら仕方ない(苦笑)

第六章でディコン・ターリーは僅かな出番しかなかったですし、顔を覚える間もなかったですから、まぁぶっちゃけ第七章でキャスト変更しても気づかない人も多いかと・・・。
ダーリオのキャスト変更時に比べたら・・・ねぇ(笑)

ドラマ版の「タイム・アフター・タイム」も面白そうですねー。
今度は21世紀に飛んできちゃうのかしら?







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素朴な疑問シリーズ:第六章編#1@ゲーム・オブ・スローンズ

シーズン別による素朴な疑問シリーズは第六章で最後になります。
記憶に新しい第六章に於ける疑問に対する意見や答えなどは、今まで以上に多いです。
よって、数回に分けて紹介します。

まず初めに、第六章とは直接関係ないんですが、何気に「これはどうなったの?」と私も疑問に思っていたことがあります。それを質問していた方がいましたので、紹介します。

◆スタニスは死にましたが、鉄の銀行からの借金はどうなるの?誰かが負うのですか?


・我々の世界ならば、彼の資産(ドラゴンストーン、バラシオンの領地ストームエンド)などを差し押さえるでしょうが、ドラマの世界は違う。
個人的に考えるなら、可能性としてスタニスの債務は完全な損失とみなして何もしないと思う。

・スタニスどころか、王室もラニスター家も鉄の銀行に借金があります。
鉄の銀行はラニスター家に敵対するスタニスを支援したがアテが外れてしまった。しかもバラシオン家は壊滅。
そのスタニスの負債を王室の負債に加算し、女王サーセイ・ラニスターに対する反逆者(たとえばデナーリスとか)に資金援助をする。
当然援助を決める際、債務返済を確実にできる者であるかは見極めるでしょう。

◆(関連質問として)王室が返済を拒否した場合、鉄の銀行はどうするんですか?

・王室に対する反逆者を支援する。
王室に融資することを完全に拒否する。
そして、王室は債務返済を拒んでいると世界中に周知させる。
今で言うところの「ブラックリスト」であり、信用をなくすことができる。
王室は資金難に陥っても、誰からも融資してもらえなくなる。

・顔のない男を使って、返済を拒む君主を抹殺することができる。
玉座を狙っている者に対しては、王室の債務の返済を約束させ援助するだろう。
王室自体の債務は、玉座に誰が座ろうが引き継がれる。
鉄の銀行の返済期日は絶対です。
ティリオンでさえ頭を抱えた借金。
それをサーセイは軽んじている。


さて、第六章に関する質問です。

◆ラムジーとの戦い。サンサは谷間のアリン軍が加勢するかもしれないとジョンに伝えていませんでした。何故ですか?

ドラマの構成上、劇的な逆転劇があれば盛り上がるから。
事実、あの構成は大変上手くいったと思う。アリン軍の登場で、どれだけの視聴者が安堵したことだろうか。

◆ティリオンが「ラニスター、マーテル、スターク」の冗談を言いましたが、どんな意味があるのですか?


・意味はない。

・私は、イングランド、アイルランド、スコットランド(時にはウェールズ)の男のジョークに似てると思った。

・解釈としてなら、ラニスター家は金持ちなので、ハエの入ったエールを捨てて別のものを注文できる。
マーテル家は奇妙で奇抜なので、気にしないでハエの入ったエールを飲んだ。
スターク家は北の厳しい環境で暮らしているので倹約することが重要なため、ハエにエールを吐き出させる。

◆サンサがジョンに「Winter has come(冬が来た)」と言ったことの意味は?


・ひとつは、白い使い鴉の飛来などもあり、文字通り「冬が来た」と言った。
もうひとつは、隠喩的に「(北部を取り戻した)スタークはここにいる」ということかもしれません。

・「冬来たる」は、常に苦難に耐える必要があるという言葉でもあるでしょう。
そしてサンサもジョンも苦難に耐えてきて、個人的な”冬”を乗り越えてきた。
「冬が来た」は「我々は耐えてきた」という意味があると思う。

・父エダードが口癖のように言っていた「冬来たる」
その言葉は、二人にとって幸せだった頃を思い出させる言葉でもあるでしょう。
エダードが繰り返し言っていた「冬来たる」は本当だった。だからサンサは「冬が来たよ」と返事をしているようにも思えた。

・「冬が来た」は、スターク家の復活を示していると思う。
その他、第一章からのあらゆるスターク家の想いがサンサの「冬が来た」という言葉に込められているような気がする。
長いことスターク家の家族の困難を見てきただけに、二人の笑顔と「冬が来た」という言葉が様々なことにリンクして感慨深くなった。






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素朴な疑問シリーズ:第五章編@ゲーム・オブ・スローンズ

今回は少し長いです(意見や答えが多いので)
では、さっそく。

◆サンサがラムジーと話をしているシーン。サンサがこっそり拾った物は何ですか?


おそらく「ハングリーマ」という、ワインの樽に穴を開ける道具だと思います。


◆最終話、アリアは何故盲目にされたのですか?罰としてですか?

・顔のない男は殺さない。単に贈り物を与えるだけ。
アリアはマーリン・トラントを自分の復讐心によって殺害した。
それは贈り物ではありません。
そして、ジャクェンが毒を飲んだ直後、アリアは取り乱しました。
それは死を恐れているからです。
彼女は死を贈り物であるという風に捉えていなかった。
彼女は数多の顔の神の目的に盲目だったということです。

・アリアは黒と白の館の中ではずっと盲目だった。
利己心から顔を使用したのも盲目だったため。
そこで、ジャクェンは意図的にアリアを盲目にしたが、それは罰ではない。
聴覚、触覚、嗅覚など視覚に頼らないことで感覚が研ぎ澄まされ、アリアは自我をそぎ落とさざるを得なくなる。

・本では、アリアが盲目になったのは訓練の一環として描かれているが、ドラマは罰の側面が強調されていたように思う。
顔のない男は復讐のために殺さない。
アリアはマーリン・トラントに対し、贈り物として死を与えたわけではない。
苦痛と屈辱を与えながら殺害した。
自分の復讐心で顔を使うのは誤った使い方であったと知らしめるために盲目にした。

◆サンサは、何故リトルフィンガーの計画「ラムジーとの結婚」を受け入れたのですか?

・根本的に、サンサは父親エダードと同じミスを犯した。
それは”リトルフィンガーを信じた”ということです。
高巣城での出来事でリトルフィンガーを救ったサンサは、彼が自分を守ってくれるだろうと信じたからです。

・ラムジーの残虐さをリトルフィンガーは知らなかったので、ラムジーという青年を上手くコントロールできると思っていた。
サンサは母親と兄を殺害したルース・ボルトンへは不快感があったが、故郷のウィンターフェルを取り戻すため、リトルフィンガーは自分(サンサ)のために何か計画していると思ったのだろう。

◆スタニスは軍が半分になっても退くことをしなかったのは何故でしょう?
※この質問には沢山の意見が書き込まれていましたので、ごく一部の紹介になります。



・劇中の台詞でスタニスはこう述べていた。
「選択肢はない。己がすべきことをするのみだ」
スタニスが娘シリーンを光の王に捧げた時でさえ、運命に従っているということだったろうが、義務を果たしたり、運命に従っていくことの信念は彼にはない。
兵や傭兵が逃げ出し戦力が乏しくなっても、スタニスは自分の義務を果たそうとしただけ。

・既に退却をしようにも馬や食料が尽きています。
どのみち軍は苦境に陥る。
ならば、戦って死ぬことを望むでしょう。

・よい質問ですね。
まず、基本的に戦闘経験がなく戦略もわからない紅の女に従ったことが全て。
ラムジーはスタニスがウィンターフェルに向かっているという情報を得た直後、僅か20人でスタニスの野営地を襲い、大きなダメージを与えた。
それでも尚、スタニスは紅の女を信じようとした。
火を放たれ多くの馬や食料を損失し、大雪で身動きが取れず傭兵も逃げ出すほどの不利な状況になり、紅の女を信じ続けてきたことを悔いるには遅すぎた。

・スタニスは良い指揮官であったろう。
しかし、メリサンドルにそそのかされ、弟レンリーやロブ・スタークと協力してラニスター家を打倒することを拒んだ上に、呪いをかけた。
少なくとも、ロブは鉄の玉座を狙っていたわけではない。
”北の王”と北部から宣言されたことで呪った(呪いが効いたのかは別として)
メリサンドルの言うまま光の王に逆らう者を火炙りにし続け、挙句は自分の娘までも火炙りにし、妻をも失った。
ウィンターフェルを目前に戦力が半減し、包囲する前にボルトン軍が応戦してきたことを目の当たりして、彼はそれまでやってきた全てが無駄だったことを受け入れ、それを運命だとして前へ進むしかなかったのだろう。

・質問の答えは簡単です。
退却したくても馬がいなかった。

・こういったことは、ひとつの大きなミスによって失敗するのではありません。
小さなミスが積み重なって失敗するのです。
スタニスは運命に従っていたと思っていたでしょう。
しかし、彼はメリサンドルの言葉を信じるという選択をし、鉄の玉座に座る約束された王子であるということを運命だと信じる選択をしました。
最終的に退却するにも遅すぎた。スタニスは向かってくるボルトン軍を見て、ようやく自分の愚かさに気づいただろう。
そんな愚かさと失敗に気づいても立ち向かうしかない。
雪の中走って逃げても騎馬隊には追いつかれる。
逃げている背後から刺されるくらいなら、挑んで相手と向き合って刺された方が名誉ある死となる。

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スタニスには思うところが多いんですが、彼は精神的にかなり苦労してきたと思えるほどの変貌ぶりでした(俳優さんが老けちゃったということなんですけどね。でも、他のキャラクターに比べても著しかったですね)









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