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「長き夜」は「火山の噴火だった」という説@ゲーム・オブ・スローンズ

「ゲーム・オブ・スローンズ」の凄さは、歴史的な神話をはじめとして、様々な宗教、文化、そして史実を上手くミックスさせていることではないでしょうか。

今回、「長き夜」について火山の噴火による影響があったのではないか?という説を目にしました。


これが第八章/最終章の展開に関わるとは思いませんが、「長き夜」の出来事として伝承されていた話は、あくまでも言い伝えに過ぎないかも・・・ということで、別角度の視点として大いに役立つかもしれません。
地学的な見地からの指摘というか仮説は、目からウロコです。

今回はそれを紹介します。

ウェスタロスは断層の上にある?


古の神々は自然の性質そのものです。
森の子らがその神々を崇拝する理由は、遥か昔に噴火した火山「神の目」を鎮めるためではないかとしています。
そのため「顔の島」はとても神聖な場所だった(鎮守神を祀る私たち日本人は理解しやすいかも)

恐らくウェスタロスは断層と火山が集っている(日本もそうですね)
火山噴火の影響で海の水が黒くなり「ブラックウォーター」と名づけられ、ドラゴンストーンに火山岩の黒曜石(ドラゴングラス)があることからも明らかです。

※黒曜石

そして火山灰は肥沃です。
ウェスタロスの南西部に位置するリーチ(河間平野)では、農作物がよく育ち豊かな土地であることから、噴火での火山灰はそちら側に流れ、土地を豊かにしたのだろうということです。

「長き夜」は火山の噴火がもたらしたのかも


提示者は「もしかすると、森の子らと最初の人々の争いは地震によって停戦したのではないか?」と仮説を立てています。
最初の人々は勿論地震を恐れ、森の子らは別の理由で恐れたため。

最初の人々と森の子らが停戦した後、しばらく平穏な日々が続きましたね。
しかし、「長き夜」が訪れた。

これは寒い冬の季節と共に火山が噴火したためだろうと。
灰が空を覆い尽くし、太陽の光を遮断してしまったのではないか?ということです。

6世紀の欧州は噴火によって10年もの間、空は灰で覆われ大飢餓をもたらせたという話があります。欧州だけではなく、今までに火山の噴火によって飢餓に陥った場所はいたるところで生じました。

ちなみに、日本には「天岩戸神話」がありますね。
天照大神(太陽)が天岩戸に隠れたというお話ですが、これも火山の噴煙によって太陽が消えてしまったことを基にした神話という説もあります。

夜の王のモデルはフランケンシュタイン?



さて、その「長き夜」が火山噴火の影響を大いに受けたとして、「だったらホワイトウォーカーは何なの?」という疑問を抱くと思います。
提示者は「夜の王のモデルはフランケンシュタイン」という仮説を立てています。
作家のメアリー・シェリーは欧州に襲った飢餓と寒さの中「フランケンシュタイン」を書いたとされ、GRRM(もしかするとD&Dかも)は「夜の王」のキャラクターイメージのヒントにしたのでは?ということなんですが。

フランケンシュタインは「自ら創造したものに滅ぼされる者」という意味でもありますね。

これらの説から、今後のストーリー展開に何か意味があるのか?と言われたら、「恐らく、ない」という類の話ですが、ウェスタロスの土地(メリサンドル曰く「この奇妙な土地」)がどういった場所なのか、改めて考えるキッカケになればと思い紹介しました。







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