ゴースト・オブ・ツシマ:【ネタバレ】ストーリーの最後は…
幕を閉じる「仁之道」
■罪人となった仁
仁さんは志村の城を奪回するため、蒙古兵たちの酒に毒を混ぜてしまいました。
それは、「目的を成し遂げるためならば、多くの味方を犠牲にするのはやむを得ない」と言う志村の考えに納得できなかったからです。
これ以上、無駄に味方を死なせたくない・・・仁さんはそう思い、密かに城へ忍び込んで毒を酒に混ぜた。それを知らずに飲んだ蒙古兵たち。
志村が城へ突撃した時には、蒙古兵たちは毒で血を吐き死んでいた。
仁さんがやったことは、武士にあるまじき行為だと断罪した志村。
そして裁きを受けさせるため、仁さんを投獄した。
最悪なのは仁さんが使用した毒は、ハーンも真似てしまったこと。
彼は侵略と征服のため、相手方の言葉、文化、習慣を学ぶ重要性を知っていた。それを甘く考えていた仁さんでもあった。
■結果よりも誉が重要な武士の世界
もう少しでハーンの居場所へと辿り着けるのに、本土へ送られ裁かれるのを待つ身となった仁さん。
しかし堅二のお陰で脱走。その時、矢を受けた愛馬が…( ノД`)
仁さんは追われる身となる。
最終決戦。
ハーンの居所を掴んで仁さんと仲間たちは突撃します。
志村にも一応、ハーンの所在を教える手紙を城に忍び込んで置いてきたため、加勢にやってきた。そして、仁さんはハーンを倒した。
対馬を守るため孤軍奮闘したってのに、それでも尚、仁さんは罪人。武士として上の命令に背いたことは、諜反となり大罪。
武家である「境井家」は抹消された。
誉れ(名誉・誇り)に固執する志村は、仁さんに最期の手紙を書かせました。
仁さんは和歌を詠みます。
「もしかしたら、これが最期の和歌になるのかもしれない」と、私は泣きながら言葉を選びました。
武士の誉れ
武士の誉れって何?
単に縛り付けるための鎖じゃん。
己の正義を押し殺しても、武士の誉れに固執するなんてク〇食らえだ!
そんな戒律のために切腹させるのか?
――そう思いました。
そしたら、仁さんvs志村・・・という一戦に。
仁さんは志村を負かしますが、最後にどうするかはプレーヤーに判断させるカタチでした。生かしておくか、斬り捨てるか。
この選択は「私が」じゃなく「仁さんなら、どうするだろう?」と考えた。
ですから私は志村を生かしました。
「誉れは失っても、情けは失っていない」
典雄は苦しみから救うために兄を終わらせた。
石川先生は巴の新たな旅立ちを認めた。
政子さんは姉自らによってケリをつけさせた。
仁さんはその場に立ち会い、見届けてきた。
誉れなど関係ない。その人たち、それぞれの情けなのです。
■立ち上がり、生き抜く強さこそが誉れ
仁さんは、追われる罪人として生きていく決意をした。
まことの強さを持つ人になれと願った父の想いが風となり、仁を導いてきたかもしれない。そして冥人の型では神風を彷彿させる嵐が仁となる。
彼と関わった人たちも、蒙古が襲来したことで、人生を狂わされた。
二度と元には戻らない。
大切な人を失い、それでも生き抜いていこうとしてる。
これは蒙古襲来の話だけじゃありません。
日本は自然災害が多い国。
幾度叩きのめされ、立ち上がってきただろう。それを暗に示してるような気がしました。
とても素晴らしい、幕の閉じ方でした。
続編があるとしたら、本土から刺客が仁さんを狙ってくる…とかかな?
その中に、巴もいるーーー!だったりして。
※【おまけ】
英語版で仁の吹き替え、そして仁のフェイスモデルになったDaisuke Tsujiさんが仁さんをプレーする動画。
初めてゲームグラフィックとか見たんでしょうかね?
ワクワクしてる表情がイイ♪
https://www.youtube.com/watch?v=-S27vH6WdMs
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