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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

裏話:第三章#9~最終話@ゲーム・オブ・スローンズ

ドラマの中で、最も衝撃が強かったエピソードに突入です。


◆第三章 第九話「キャスタミアの雨」
  • 王都のシーンが出てこない初めてのエピソード。そして、スタニス、ラムジーとシオンのシーンもない。
  • アメリカではメモリアルデーの休暇があったため、第八話の二週間後に放送された。
  • 原作者のジョージ・R.R・マーティンは、双子城で殺害される一人として出演したがっていたが、彼のスケジュールの都合で出演は叶わなかった。
  • キャトリン・スタークがルース・ボルトンに、自分たちの婚姻では儀式の「ベッド」をエダードが相手の顎を砕くからさせなかったと話していたが、原作ではその儀式を行ったと書かれている。
  • エンドクレジットで無音だったのは、このエピソードが初めて。
  • 血染めの婚儀では、スターク家の殺害された順番が悲惨さを演出。まずタリサのお腹の子が刺されたことでタリサのショックと悲しみ、そして子供とタリサが死んだことによるロブの悲しみと絶望。長男であるロブを何としてでも守ろうとしたキャトリンに「母上」と呟いたロブはまるで幼子であり、キャトリンは目の前でロブが殺されたことでの絶望。最も悲惨だと感じさせる順番だった。
  • ロブ役のリチャード・マッデンは、双子城の撮影が終了すると泣きながら現場を去った。
  • 原作を読んでいるファンの中には、このエピソードが悲惨であると予め知っていたため、ドラマしか知らない者の反応をカメラで撮影する人が多かった(※youtubeに沢山UPされてます)


◆第三章 最終話「次なる戦いへ」
  • 原題のエピソードタイトルは「Mhysa(母)」
  • ジョフリーが小評議会の席で、祖父タイウィンを臆病者だと罵った。その席にいた者たちは一斉に固まった表情を見せたのは、タイウィンは馬鹿にする者をどのような目に遭わせたかを知っているから。自分の孫であるジョフリーを殺しはしないが、タイウィンが静かな口調でジョフリーを追い出すのは、相当怒っているということを表している。
  • このエピソードは第一章最終話「炎と血」に重ねてる部分が多い。
  • タイウィンは「ロバートの反乱」には関与していなかった。しかし、ジョフリーが言う「キャスタリーロックに隠れていた」ということはなく、ターガリエン家に対する裏切りと虐殺を行った。
  • ウィンターフェルの内部が燃やされていたが、これは鉄の民がやったのではなく、ラムジーが燃やした。これはルース・ボルトンの命令だったのか、ラムジーが独断でやったのかは明確になっていない。
  • ルース・ボルトンは人間的な感情がないキャラクターであることを、ルース役のマイケル・マケルハットンは見事に演じている。ウォルダー・フレイとの会話で笑うシーンも無感情であるとわかる。
  • ウォルダー・フレイは他から馬鹿にされていると語っていた。それは若い嫁を持つからではなく、彼の忠誠心というものが希薄だから。すべての約束事を軽んじる傾向にあり、パンと塩で迎えた者たちを虐殺したことに加え、ロブの体に大狼の頭部をくっ付け城の周りで勝ち誇る行為など、殺害した遺体を更に損傷させてはならないという社会的な約束事も破った。
  • 本では詳しく記述はされていないが、ドラマではロブの体に大狼の頭部を縫い合わせ、城の周りを練り歩くシーンがあったため、木で体を固定したことに加え、アリアが遭遇するフレイの兵士の話で具体的にどのように固定したかが示された。
  • 殺害されたキャトリンは川へ投げ込まれた。これはフレイ家によるタリー家を侮蔑する意味がある(タリー家の葬儀は舟に遺体を乗せて川に流し火葬するが、キャトリンは川へ直接投げ込まれたことから)
  • アリアが物乞いの少女のフリをしてフレイの兵士に近づく。その時「お腹がすいてる」と言うが、本での記述によるとアリアの主観として「食べ物を欲してるわけではない」という気持ちが示されてる。「ハングリー」は復讐したい欲求が高まってることを表現している。
  • アリアがフレイの兵士を殺害した後、ハウンドは「殺しは初めてか?」と尋ね、アリアは「そうだ」と答えた。第一章で赤の王城から逃げる際に”ニードル”で刺した少年は偶発であり、アリアは殺害する気がなかったので、カウントしていないと思われる。
  • デナーリスが奴隷を解放し、奴隷が集まるシーン。奴隷たちはすべて肌の色が濃く、デナーリスは典型的な白人ということで批判があった。そのシーンはモロッコで撮影し、エキストラはすべてモロッコの人々だったため、「肌の色が濃い=奴隷」だと意図したわけではないと説明した。人種的なバランスを取るために、たとえばアイルランド人を集めてモロッコへ連れて行く時間と費用はなかったと話したが、納得しない人もいる。
  • アリアのシーズンに於ける最後の台詞は、第二章と同様に「ヴァラー・モルグリス」だった。
  • 野人たちから逃げ、黒の城に向かっていたジョン・スノウがイグリットと遭遇する。イグリットは馬に乗っていた気配はない。彼女がどのようにジョンを追跡し、追いついたのか不明である。
  • ブラン自身は塔のどこから落ちたかは記憶になく、ジョン・スノウもブランがどのように落ちたか知らないのに、ブランに出会ったサムは「窓から落ちた」と言った。






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