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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

ジェイミー・ラニスター@ゲーム・オブ・スローンズ

「ゲーム・オブ・スローンズ」の主要人物であるジェイミー・ラニスター。
彼はタイウィン・ラニスターの長男で、サーセイとは双子。

以下、ネタバレ含みます。



ドラマにおける彼の設定は、ドラマを見ているとわかりますので割愛。
そのジェイミー・ラニスターという男は、「悪いヤツか?」「良いヤツか?」という風には括れないところがあります。
もっとも人間誰しも、どこから見るかで見えてくる側面が違ってきたりします。

ジェイミーは自分が愛する者を守りたいという気持ちが強いんでしょう。
それを守るためなら、子供でも容赦なく高いところから突き落とします。躊躇することなく、ブランを塔の上から突き落とした。
彼が男として愛するのはサーセイであり、兄としての愛情を向けてるのはティリオンなのです(父親に対しても肉親の情はあるでしょうが)

サーセイが産んだ子に対しては、自分の子でありながら親としての愛情はない。
だから子供を突き落とすことができたんじゃないかと。
そして、サーセイの元へ戻りたいがために、北部軍の捕虜になった時、親戚の青年も利用して殺害します。

ここまでの彼を見てると「こいつは悪いヤツだ」という印象が強くなりますね。
ブライエニーと王都へ行く道中も、ブライエニーに対して悪態をつきまくります。
ところが、右手を失ってからの彼は「良いヤツなんじゃないの?」と思えるような展開に。

このように、ドラマでは正義と悪は紙一重であるし、正義が必ずしも「正しい」「勝つ」なんてことにはなりません。
綺麗ごとだけ並べていたら、恐らくドラマはここまで大ヒットしなかったと思います。
ジェイミーを「良いヤツ」「悪いヤツ」という感じで判断できない故に、その人なりに深みが増していきますね。


さて、ジェイミーは王の楯なんですが、ドラマの中で王都にいるシーンが結構少ないんですよ。第一章から第五章までのジェイミー兄貴を振り返りましょう。

◎第一章:
王の楯として王都にいるシーンで、エダード・スタークと決闘するところ。
この頃のジェイミーは、ディズニーのアニメに出てきそうな風貌です(笑)


◎第二章:
ロブ・スターク率いる軍に捕らわれ捕虜となったジェイミー。
エダード・スタークが処刑されたので北部軍からの恨みが凄まじいんですが、ジェイミーは軽口をきいたり悪態をついて挑発します。


◎第三章:
キャトリン・スタークの命令により、王都で捕らわれているスターク家の娘サンサとアリアとの引き換えのため、ブライエニーに連れられ王都へ向かうところ。
強がりなのか、ジェイミーはブライエニーに悪態をついていきます。


ボルトンの部下に捕まり右手を失ったジェイミー。
この辺から少し、彼の人間性の違った側面が見えてき始めます。
あれだけ馬鹿にしてたブライエニーに対し敬意を抱くようになり、もう悪態をつくことはなくなりました。そして無事に王都へ辿り着く。


◎第四章:
髪を切って小ざっぱりしたジェイミー。現代っぽい髪型。
そして王の楯の仕事に戻りますが、右手が使えないためにジョフリーにも馬鹿にされる。
相変わらずサーセイへの愛は強い。
やっと王都へ戻ってきたと思えば、ラニスター家のお家騒動が起きてしまう。


第五章:
ラニスター家のお家騒動が起きてラニスター家による権力の危機。
加えて、サーセイからミアセラの身が危険だからドーンへ行けと命じられる。
その極秘任務でジェイミーはドーンへ向かい、ミアセラを王都に連れ戻すことができる・・・と思った矢先にまた悲劇。


王の楯ながら、王の楯としての仕事をしてるジェイミーは極少。
王都以外の場所でのシーンが第五章まで圧倒的に多いですね。
愛するサーセイを守るため、ジェイミーはどう動き出すんでしょう?
しかしですね、愛する女性のために~と言っても、双子の姉を肉親の情以上の愛情ってことなので「素敵だわ~♪」とならないのがミソですね。
ある種「気色悪い」という関係です。


やはり第一章時は若く見えますねー。
でも年々老けてきたとしても、様々な困難があって”やつれた”という感じに見えるので、さして違和感はないですね。

ロバート・バラシオンの王の楯だった、ジェイミーとバリスタン・セラミー。






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