awesome的な

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

グレイジョイvsグレイジョイ@ゲーム・オブ・スローンズ

ネタバレしています。第七章未見の方は注意。




第二話で最も印象に残ったのは、海上でのバトルシーンですね(アリアの再会シーンもそうですが、インパクトとして)


ユーロンのクレイジーさが際立っていました。
そのユーロン役の俳優さんは、第七章の撮影前にD&Dや衣装デザイナーとも色々と話し合ったそうです。
だからなのか、ユーロンの服は「マイケル・ジャクソンか?」と言われちゃうような衣装ですけど、異端児的な感じは第六章の衣装より良いと思います。

第七章の第一話、サーセイに会った時のユーロンのノリは「まるで邪悪さが強くなったジャック・スパロウのようだ」とも言われていました。
ところが、海の上という場所ではその異様さがスケールアップし、クレイジーな側面を露見させました。
ラムジーとはまた違う狂気を感じさせましたね。

ラムジーは北部以外知りませんし、彼は自分の立場へのコンプレックスがあることを匂わせていました。その辺はシオンと同じです。
一方のユーロンは世界を知っていて、何より彼から感じるのは「死を恐れていない」ということですね。だからラムジーよりも恐ろしく感じる。

「鉄諸島でよくそんな凄い船が造れたなぁ~」と思えるほどのユーロンの艦隊。
サンド・スネークは別としても、船上はグレイジョイvsグレイジョイ。
夜ということもあり、どっちがどっち側なのかわからん!というぐらいの攻防。
しかし映像的には素晴らしかったです。
今までのシーズンならば、クライマックスにかかる第九話あたりに挿入するぐらいの迫力がありました。

その戦いのメイキングなどが含まれている映像です。

そのバトルシーンでは「ハムレット」を連想した人がいるんですねぇ。
「ハムレットは自分で狂ったフリをしてたけど、ユーロンは素でクレイジーだろ?」と思うんですけど、ポイントはそこじゃないんです。
サンド・スネークの二人(オバラとナイメリア)は自分の武器で死んだからです。

ハムレットも決闘で、相手の毒を塗った剣と自分の剣をサッと入れ替え、毒を塗った剣を相手に突き刺したという展開だったかな?(凄くうる覚え)
武器に関して、サンド・スネークは父オベリンから「武器を選べ」と言われ自分で選んだ武器ですよね。その自分で選んだ武器によって死ぬというのが文学的らしい。
色々な受け取り方があるものだと思いました。










★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★

第七章#2 改めて解説@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章はパンくず拾いの側面もあるということは何度も書きました。
第一話、第二話共に過去の出来事から引っ張り、現状に重ねている部分がありました。
過去の点が第七章に繋がっていると思わせるので、ある意味「伏線回収」

そういうことで、第二話について「パンくず拾い」も含めて解説してみたいと思います。
なにせ、過去のシーズンの些細なことは忘れてる場合もありますし(苦笑)




まずは、ドラゴンストーンでデナーリスたちがエラリア・サンド、ヤーラ・グレイジョイ、オレナ・タイレルに戦略を説明しているシーン。
デナーリスは「灰の女王になるつもりはない」と話しました。
その「灰の女王」という言葉を二度言っていましたが、これは第三章でヴァリスがサンサに関してオレナに話をしていた際に言った台詞と繋がっています。


He would see this country burn if he could be King of the Ashes(彼は灰の王になろうとも、国が燃えるのを静観できる)」と、ヴァリスがリトルフィンガーのことを説明した台詞です。
デナーリスの「灰の女王にならない」は、「玉座のためなら手段を選ばない」ということを否定してるわけです。
しかも、サーセイは実際に大聖堂を吹っ飛ばしたので「彼女こそ灰の女王である」という風に受け止めることもできます。

次は、そのリトルフィンガーとジョンのシーンです。
地下墓所での会話後、ジョンはリトルフィンガーの首を絞めました。
これは第一章、エダードがリトルフィンガーの首を絞めたシーンと重ねてるということは、気づいた方も多いでしょう。


第二話の放送前、リトルフィンガーはジョンの母親のことを話すのかもと思っていましたが、見当違いでした(苦笑)

ドラゴンストーンへ出向くとジョンが北部の諸侯たちに言った際、谷間のロイス公が「ターガリエンは信用できない」と言いましたが、ジョンの父親を知っている視聴者たちは苦笑い。

続いて、サム。
希望を持って憧れの知識の城に入ったサムですが、雑用ばかりでウンザリしている様子。
好奇心を満たすこともままならずという感じ。
そんな折、サムはジョラー・モーモントと出会い、ジョラーの灰鱗病の治療をする決意をしたわけです。
禁止されている治療を試みるということは、成功しようがしまいが後に発覚します。
サムは知識の城を追い出される覚悟ができてる感がありますね。

この灰鱗病の治療ですが、第一話でサムが立ち入り制限区内から持ち帰った本の中に記述されてたそうです。ドラゴンストーンに関するページを開きましたが、解読した人によると、その隣のページに記載されてるそうです。
そしてジョラーがデナーリス宛に手紙を書いていました。これも中身を解読した人によると「(デナーリスに)仕えることができたのは幸せだった。ウェスタロスで支配している姿を見たかったが叶いそうもない」というような内容らしいです。

最後ですが、ユーロンの攻撃。
このシーンは新たな悪役の誕生を示しました。
第六章に比べ、ユーロンはグレードアップ!!
彼のクレイジーさは、ベイロンを殺害する時にはそれほどでもなかったですからね。

しかしですね、サンド・スネークたちは何ともお気の毒なのです。
ユーロンに無残にやられてしまうシーンにも関わらず、恐らく視聴者のほとんどはサンド・スネークに感情移入できなかっただろうと思うからです。
トリスタンを呆気なく殺したわけですし、あの二人にはポジティブな感情は持っていない人が多かったでしょうからね。
ですから、ユーロンの凶悪ぶりを表すシーンに用いられただけって感じなので、お気の毒だと(苦笑)



で、ユーロンがヤーラを捕らえたシーン。
その場面は、シオンがリークに戻る状態を示しました。
実は、そのトラウマが蘇るという心理状態を理解できる人には強烈な共感を覚えるシーンらしく、「シオンがリークに戻って姉貴を放って逃げた」という単純なシーンではないそうです。
第四章では残虐な場面でシオンがどのように反応するか、細かに描写されていました。
https://www.youtube.com/watch?v=MQKZrrEzN6Q

ヤーラは、ラムジーに捕らえられていた時のシオンに戻ったとわかったようですね。
ヴォランティスでヤーラは元の弟に戻って欲しいと訴えましたが、その願いが崩れた瞬間でもありました。
ヤーラは鉄諸島の女王の座に就くことへの気力を失ってしまうでしょうか?

海に漂うシオンが見たのは、船に吊り下げられた一人のサンド・スネーク。
農民の子を殺害して焼き、吊り下げたことへの罪悪感も蘇るシーンだったと思います。
恐怖のトラウマと自分が犯したことへの罪悪感がシオンを襲ったということでしょうか。
シオンは今後のストーリー展開に於いて、どういう役割を持つのか予測不能ですねぇ。
だからこそ興味が深まりました。


【おまけ】
パワフルな男は両腕を広げるんだぜぇ~(?)








★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★

クラスターはスタークの血縁者?@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章では過去シーズンに於ける出来事が関係している要素が多そうですよね。
以前、当ブログで「もしかするとリトル・サムは重要キャラかも?」という記事を書きました。夜の王に関し、御座なりにされている件をドラマで明確にしてくれるかはわかりませんが、今回改めて触れたいと思います。

ご存知の通り、クラスターはホワイトウォーカーに自分の息子を捧げていました。


その理由は壁の北側で安全に暮らすための権利として、夜の王と契約したのでは?という風に考えることができます。
しかし、何故あの親父が夜の王とそのような契約ができたのか、私は不可解でした。
で、結局のところ「たぶんクラスターの息子自体に、夜の王にとって何か重要な意味があったのだろう」という風に考えが及びました。

その件に関し、ドラマのみの展開で理論(セオリー)を提示している人は少ないんですけど、このような意見がありました。

Starkの反対側にいるという意味でReStarc(k)=Craster(アナグラムで)
だからCrasterはStarkと同じ血が流れている・・・ということでは?と。

まぁ、そういう意味での「クラスター」なのかはさて置き、クラスターはスタークと血縁関係にあると思えば、夜の王がクラスターの息子を必要としていた理由も納得できます。
しかも、「森の子らからドラゴングラスを刺された男(夜の王)はスタークである」というセオリーが結構多くあります。

スタークは大昔「冬の王」と呼ばれていたそうです。
そのスタークから血縁者としてカースターク家が誕生したのと同様、クラスターもそうだとしたら、「王の血筋」ということになります。

メリサンドルがスタニスに言っていた言葉「王の血は力がある」
「光の王」がそのようなメッセージをクラスターに与えたのか、夜の王自らクラスターに働きかけたのかはわかりません。
クラスターの息子に王の血が流れていることを知っている誰かが、息子を産ませて捧げるように指示した可能性があります。
クラスターは「When the white cold comes, your swords and cloaks and pretty fires won't help you. Only ones left will be those alright with the gods, the real gods」とジオー・モーモントに話しました。
彼は「神々、真の神のもとにいる者(仕えてる者?)だけが生き延びる」と言ってました。彼にとっての「真の神」は、海外のwikiによると「夜の王」らしいですけどね。

ベンジェン・スタークはホワイトウォーカーに殺されましたが、ホワイトウォーカーになる途中で森の子らが止めましたよね。

彼はスタークであるため、ゾンビのような亡者ではなくホワイトウォーカーへ変化(へんげ)ということだったのかもしれません。

そして、もうひとつの王の血。
それはターガリエン。
ジョンはその両方の王の血を受け継いでいる者となり、上記から考えると、王の血としての力は相当なものと考えることができます。

クラスターは100人の息子を産ませました。
そして99人、夜の王に捧げられた。
リトル・サムは99人目の息子です(100人目はクラスターの死後、捧げられた)


そこで「99」に何か意味があるのか?と調べました。
「エンジェルナンバー」ですけどね(笑)
数字に込められた意味があるというのが「エンジェルナンバー」です。

「9」は「周囲の人に希望の光を与えるライトワーカー」だそうです。
世に生まれたすべての人には何かしらの目的や使命があり、「9」はその目的や使命を通して貢献していく・・・らしい。
「99」は「9」を更に強め、人生に於ける1つのステージの終わりに辿り着き、ライトワーカーとしての使命をまっとうするため迅速に動くことになり、他者のために身を粉にして働くんだそうです。
参考までに。







★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★