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第七章#3の解説&#4@ゲーム・オブ・スローンズ

ネタバレを含んでいます。第七章未見の方は注意。


まず最初に、ラニスター軍がハイガーデンに侵攻したことについて。
当ブログでシーズン前の昨年11月、様々な情報からラニスターのハイガーデン侵攻について取り上げた記事を書きました。
主題は、「なぜラニスター軍は侵攻したのか?」です。
昨年その記事を公開した時点では、第七章の中身に触れたくない方への注意発起していましたけど、そのシーンが既に放送されましたので改めて紹介します。


さて、第七章は「パンくず拾い」と私は表現していますが、海外では「コールバック」と呼ばれています。
ストーリーの流れとして気づかなくても問題はないですけど、「え?そうなの」と気づいた方が面白みが増します。
今回は第三話の中で、「細かしすぎて気づかなかった」及び「そういう意味が込められてたのか」というシーンに触れたいと思います。

ジョンとダヴォスがドラゴンストーンへ上陸し、ドスラク人たちはジョンたちの武器を預かりました(武器携帯禁止はドスラクの習慣)
その時、ジョンのロングクロウを預かったドスラク人は、第六章でデナーリスを繋いで歩いてる時、彼女を見ながら馬鹿にしていた男です(矢印)

現在はデナーリスに忠実。

次は、原作を読んでいる読者は気づいたそうなんですけど、エラリアと娘が繋がれているシーン(画像で見るだけでも気が重くなる…)
エラリアの娘が最期に言った言葉が「ママ」
「マザー」と言ったロブの最期と重なりますね。


そのエラリアと娘の最後のシーンは、狂王エイリスがジョンの祖父リカードと伯父ブランドンに対して行った愚行に似ていると、原作を知ってるファンの指摘。
リカードがすぐ傍で炎に包まれているのに、繋がれたブランドンは助けたくても助けられなかった状況と酷似し、「サーセイは狂王エイリスと同じだ」という印象を受けたようです。

ところで少し話は違うんですが、デナーリスが外でヴィセーリオンとレイガルが飛んでいるところを眺め、そこへジョンがやって来たシーン。
デナーリスは亡くなった兄の名前から名づけたと話しました。
三頭のうち、どれがドロゴンかは承知している方も多いと思いますが、ヴィセーリオンとレイガルは、どっちがどっちなのか曖昧な方もいると思いますので、改めて。


グリーンっぽいドラゴンがレイガル。
ゴールドっぽいドラゴンがヴィセーリオン。

続いて、第四話について。
第三話の終盤、ハイガーデンにてオレナ・タイレルと会ったジェイミー。
その時、タイウィンから贈られたジョフリーのヴァリリア鋼の剣「Widow’s Wail」をジェイミーが所持していることが明らかになりました(字幕では配慮してなのか、Widow’s Wailを日本語訳表記してませんでしたね)
当ブログの過去記事「ヴァリリア鋼の剣」で既に指摘した通りです。

そして次に注目されているのが、第一章でブランを殺そうとした刺客が持っていた短剣「Dragonbone
ドラマ上で確認されたのは、赤の王城内のエダードの仕事部屋でした。
※リトルフィンガーがエダードの喉もとに付きつけた短剣は違います。


そのDragonboneが第七章の第四話あたりで再登場するようなんです。
第一話では、サムが立ち入り制限区域から持ち出したドラゴングラスに関する本の中に記載されていましたね。
これでウェスタロス内にあるヴァリリア鋼の剣は、所在が明確になるのだと思います。
その短剣は何故かリトルフィンガーが所有していて、経緯は不明ですがアリアの手に渡るという予測がされていました。

デナーリスはオレナの訃報を聞き、オレナが彼女に言った「ドラゴンでいなさい」という言葉を噛み締めることでしょう。
デナーリスに火がつき、徹底的にラニスターを叩きのめす行動に出る。

サーセイは軍がやられただけではなく、ハイガーデンから持ち出した黄金や食糧を失い、大打撃を受けるでしょうね。
鉄の銀行への返済のアテが外れ、戦争資金が底をつき、食糧不足となる。
戦争に必要な軍、資金、食糧がなくなるということは・・・?

「若く美しい女王にすべて奪われる」という魔女の預言。
サーセイは改めて頭に過ぎるかな?
マージェリーのことだと思い込んだままかな?

第四話は盛り上がりそう。






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第七章#3 ブランに一体何が起きたのか?@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章第三話。
このエピソードは概ね高評価のようですね。

以下、ネタバレを含んでいます。第七章未見の方は注意




圧倒的に注目され期待されていたのはデナーリスとジョンの対面でしたが、今回はブランの帰郷シーンについて触れたいと思います。

ブランの姿を見たサンサが涙を浮かべ、抱きしめるシーン。
多くの方は涙腺破壊したと思いますが、カメラがブランの表情を映した瞬間「え?・・・・・・」と、破壊した涙腺から涙がストップしたのではないでしょうか?

今までのブランと違う・・・。
彼に一体何が起きたのか?

私は第一話で既に第六章のブランとは違う印象を受けました。
エッドに「最初の人々の拳や堅牢な家で夜の王を見ただろ?」と言った時の声のトーンが、ジョジェン・リードを思い起こさせました。
ジョジェン同様、様々な出来事を見てきたから似た口調になってるのかなぁ?とか。

そして、ブランがウィンターフェルに帰郷し、サンサと再会した時の言葉。


普通に「Hello, Sansa」と言ってるだけで気にも留めるような言葉ではありませんでしたが、その後の展開(ウィアーウッドでのシーン)で思い出したんですけど、


第六章第九話、サンサがやって来た時に言ったラムジーの挨拶「Hello, Sansa」
久しぶりに姉と再会して「Hello」と言うのも不自然な気がしますよね。
ラムジーの挨拶と同じって、何か意味がありそうな。

ウィアーウッドでブランは「三つ目の鴉」だと言い、それは何のことか知らないサンサに話したのは、ラムジーとの婚儀の様子でした。
サンサは驚くと共に恐怖が蘇ったようでした。
シオンほど重症ではないでしょうが、トラウマになってるということでしょうね。


じゃあ、ブランはどうしちゃったの?
ファンの中には「ブランは解離性障害の症状に似ている」と指摘した人もいます。
塔から突き落とされた時のことを覚えてないのは「解離性健忘」ではないか?とか。
※「解離性障害について」(厚生労働省のサイトです)

シオンは完全に「外傷後ストレス障害(PTSD)」です。
このようなことから、ドラマはファンタジー要素がありながらも、人間の心の病なども含めてリアルな側面を描いているのではないか?と思えます。

しかし、たとえブランが心に何かを抱えていたにせよ「脅威に備えていかねばならない」ということなのかもしれませんね。
過酷な役目だということでしょう。






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