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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

第八章「結末への方向性は?」のまとめ@ゲーム・オブ・スローンズ

長きに渡り、「結末」に関する予想などを取り上げてきました。
今回は個々のキャラクターがどうなるかはさて置き、ドラマの物語自体、どこへ向かって進んでいくんだろう?という件に関してです。
とりあえず、現時点まで私が注目している予想をまとめておきます。


ドラマの結末に関する関係者の反応


HBOのお偉いさんが第八章の脚本を読み、結末に関しての印象は「叙事詩的である」と述べていました。
そして、出演俳優たちが脚本の読み合わせが終わった際、「涙ぐむ人もいた。そして全員が拍手をした」と。

結末に関して、出演俳優はインタビューで「驚いた」「素晴らしい結末ではあるが賛否は分かれるだろう」と答えているのが共通しています。
先日ティリオン役のピーターさんは、「今まで見たことがないものを見るだろう」と述べました。

当ブログで紹介した結末予想は?



私自身、海外のファン・ブログなどを読んだりして、興味深い視点に関することを都度当ブログで紹介してきました。
神話等に基づいたり、深い洞察力による予想が主ですけど、共通している結末の方向性がほぼ同じで「終末」「黙示録」などに言及してます。

当ブログの記事はバラけてますので、ここでまとめておきます。

「光の王」は終末を目指している

ドラゴンはホワイトウォーカーと戦わない?

「時の車輪」と「ゲーム・オブ・スローンズ」


また、そこまで悲惨にはならないだろうけれど「ウェスタロスから人間が脱出する」という予想も出ています。

映画「パンズラビリンス」との共通点



この映画は様々な解釈をされているほど深い作品です。
心理学的な見地からも解釈されているんですねぇ。
映像に於いても隠喩が多いとされてます。
上のポスターの木は「子宮」に似ており、中央部分は女性の陰部。そのことから、誕生や復活を意味しているのでは?と言われてますけどね。

◆共通点「目」

「パンズラビリンス」の主人公である少女は、牧神である角獣パンの像に出くわします。その像には片目がなく、少女はその目を探し出して像に戻します。
するとパンが現れ、少女は「黄泉の国の王女」であり、その国へ行ける方法として3つの試練を乗り越えねばならないと告げます。
その時から少女は魔法のような探求が始まります。

映画は「目」「見ること」を重要視している部分があります。
しかしそれは、視覚として見ることではなく「第三の目」で見ること。
これはGOTに於ける「三つ目の鴉」にも通じることです。

また、アリアも同様でシリオ・フォレルから「見ることと観察することは違う」と指導され、黒と白の館でアリアは盲目になり、視覚に頼らぬ見方を体得したと言えるでしょう。

そして「ホルスの目の神話」では、右目は現実を具体的に捉える役割があり、左目は霊的・精神的なものを感知するとしてます。
GOTの第七章のポスターは、キャラクターの左目の瞳に夜の王が映っていることに注目して下さい。


◆共通点「誰でもない者」

少女に「あなたは誰?」と尋ねられたパンは、「私は多くの名で呼ばれてきた。私は山、森、地球・・・」と答えた。
これと似たようなことを言ったキャラは「三つ目の鴉」「ジャクェン(仮名)」


◆共通点「犠牲・代償」

少女の母親は弟を出産した直後に亡くなりました。
母親の命が代償となった出産でした。
「パンズラビリンス」では犠牲・代償という要素が少女に対する3つの試練に組み込まれています。パンは少女が試練を乗り越えるために導いていく役割。



「黄泉の国の王女」として国に戻ることが少女の願望でした。
これはGOTのデナーリスと幾分重なっているようにも感じます。
・・・となると、デナーリスにも大きな試練が待ち構えているかもしれません。究極の選択、自己犠牲の方向になるかもしれません。
「ナイトランド(黄泉の国)」には、カール・ドロゴが待っている(?)
その国でカリーシになるのかも。

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「パンズラビリンス」を「少女の単なる妄想の話」と片付ける人もいます。
しかし、精神的な目で見るべき映画とも言われてます。

パンが悪者に見えますが、少女を苦難の日々から解放するために導く役割を持っています。夜の王も悪者に見えますが、実は・・・ということはありそうです。
そもそも戦争を始め、人々を虐げているのは人間自身。亡者は人間同士の争いなどで死んだ者が大半でしょう。

そして、ヴァリスは「弱い者が虐げられない世界」という風に理想を語っていました。それはもしかすると、ウェスタロスに森の子らが復活し、再び自然と共存する世界になれば叶うなぁとも思います。

ヴァリスはそこへ辿り着くための旅なのかもしれません。

最後に、
ピーターさんが「今まで見たことのないものを見るだろう」とインタビューで語っていました。
まさに森の子らが生活するウェスタロスは見たことがないものです。
願わくば、そのようなエンディングが見たいと個人的には思ってます。

終わりは始まりに繋がっている。








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第八章は「見たことのないもの」を見る?@ゲーム・オブ・スローンズ

第八章の撮影が終わり、そして第七章に対するエミー賞も終わりました。
私たちが現在待っていることと言えば、まず具体的にいつ放送するのか?という放送開始日の発表、ポスターや予告編の登場ですね。



そんな中、ティリオンを演じるピーターさんがHBOの別のドラマに対するインタビューで「ゲーム・オブ・スローンズ」についても質問されました。

ティリオンと結末


当然、結末について具体的なことは「お口にチャック」
他のキャスト同様、抽象的にしか言及していませんが「今まで見たことのないものを見るだろう」と述べたんですね。
それは場所を意味するのか、それとも映像表現そのものを意味するかはわかりませんけども。

そして、ティリオンの結末に関しては「彼(ティリオン)の結末が悲惨であろうとなかろうと~」と言い表していました。
ファンの多くはティリオンが「生き残る」と予想してますけどね。

ティリオン自身の結末は、ワイン用のブドウ畑を持ち、「小鬼の悦び」というワインを作って飲んでるシーンかもしれませんね(笑)
加えて、二度ほど言いかけて止めてたジョーク「娼館にロバを連れた男が来て・・・」のオチを披露して欲しいものです(苦笑)

サンサも王都へ行く?


第八章の撮影前、HBOは漏れを防ぐために数パターンのエンディングを撮影すると言っていました。
しかしそれだけではなく、懸念していたことのひとつは「ロケでのパパラッチ」なので、フェイクシーンの撮影も行っていたようだ――と言われてました。

今回もスペインやクロアチアでロケ撮影がありました。
スペインのイタリカで再びロケを行う時、沢山のキャストが登場しましたね。ジャクェンや黒と白の館の少女を演じた2人までもが到着し、「彼らが第八章に出るのか?」と大騒ぎになりました。

しかし一方で「それは、情報をかく乱するためのカモフラージュなのでは?」との意見も。もしかすると、7月の打ち上げに来られない俳優もいたでしょうし、多くのキャストが揃う同窓会みたいな側面もあったかもしれませんね。

クロアチアでも同様で、メディアが報じたのはサーセイ役のレナさんとジョン役のキット。2人が赤の王城を設定していた恒例の場所で撮影していました。

「そこにはブラン役のアイザックもいるようだ」との情報もありましたが、ここに来て「サンサ役のソフィーも目撃されてた」という話が出ています。
特にソフィーはサンサの衣装を着て撮影していたらしいとのこと。

ソフィーにとって、第四章以来のクロアチアでのロケだったかもしれませんが、疑心暗鬼的に考えると「フェイクシーンを撮影してたのでは?」という見方も。

セオリーの中には「サンサはサーセイの命令で捕らえられる」というものがありました。要するに「人質」ですね。
その可能性が高い?

第七章でそれ(サンサが捕らえられる)を示唆してるような場面がいくつかありました。

サーセイにとっての敵はジョンとデナーリスです。
北部をも支配するための戦略は練っているでしょう。
そのためにサンサを捕らえ、人質にして交渉材料にすることは有り得ますね。

サーセイとサンサの対決?




サンサ役のソフィーは「第八章でサンサは更なる困難が生じる」とインタビューで述べていたようです。
死の軍団が迫ってるから、誰にとっても困難じゃないのか?とも思えますけど、ドラマ自体は死の軍団よりも人間同士の軋轢に比重を置いてきました。
それが第八章になった途端、死の軍団に比重が多くかかるとも思えません。

私個人サーセイとの対決はジョンやデナーリスが中心になるのではなく、サンサじゃなかろうか?と思っています。
サンサの方がサーセイとの接点が多くありました。

サーセイはサンサの大狼レディの殺害を命じ、エダードを拘束させ、彼女の息子ジョフリーは処刑を命じた。
第一章に於いてサンサは父の首まで見せられた挙句、生き残るためにジョフリーやサーセイに従わざるを得なかった。

サーセイへの恨みなら、アリアよりもサンサの方が強いと思ってます。
ですから、多くのファンが予想している「サーセイはジェイミーによって終わる」よりも、サンサによる復讐(アリアの力も借りて)の方がスッキリすると思いますけどね(苦笑)

デナーリスは玉座のためだけにサーセイを「敵」にしているわけです。
サンサは一族の復讐。
ラニスター家は父エダード、母キャトリン、兄ロブ、ロブの妻タリサとお腹の子供を殺害。スターク家がその落とし前をつけずに、ドラマが終わることはない気がします。

私はサンサがジョフリーのあの像をぶっ壊すのを指示し、イラクのフセイン像が倒された時の様なシーンが見たいんですけどねぇ(笑)



サーセイの予言をした魔女は「黄金の冠、黄金の屍衣」と言って高笑いしました。
「黄金の冠」ですけど、「冠」は「髪」を指すとも言われてますので「金髪=ラニスター家」と解釈できます。
キャスタミアの雨の歌詞に「赤のコートか金のコートの違いでしかない」があります。金色の服は金の獅子であるラニスター家を指していますので、予言の”屍衣”ということからしてラニスター家は死滅?

もしもティリオンとジェイミーも退場した場合、破壊された玉座の間のシーンで「キャスタミアの雨」が流れたら皮肉になるかも。







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「逃げるは恥だが役に立つ」@ゲーム・オブ・スローンズ

日本のドラマ「逃げ恥」っていうのがあったようですが、私は見たことがありませんけどね(苦笑)
今回も「ゲーム・オブ・スローンズ」の結末に関する予想のひとつを紹介します。

「また結末に関してかよ」と思えるほど、ここ最近は結末のことばかりを記事にしてますが・・・まぁ、もうそれしか語ることもないですし(笑)

結末はウェスタロスがどうなるか?が肝心




当ブログでも、出演俳優のインタビューを紹介し、何度も何度も何度も「賛否が分かれる結末かもしれない」ということをお伝えしました。

私はその言葉の意図が「個々のキャラの行く末に納得できないファンが生じる可能性がある」――ということではないか?と思っていました。

やはり個々のキャラがどうなるか気にしてるファンは多いですし、誰が生き残るのか、誰が鉄の玉座に座るのか・・・等の予想だらけですし。
一方、物語全体の結末としては「夜の王やサーセイを倒して万々歳」という風なセオリーが多いです。

そんな中、このような意見が・・・
「ウェスタロスから人間が去るのではないか」

第七章の時点で、ジョンたちは死の軍団と対峙する方向に向かって展開しました。デナーリスたちも北部へ行くことになりましたし。
当然、第八章では死の軍団との戦いは描かれるでしょう。

ディズニー映画よろしく、華々しい結末を予想する人が多い中、丁度一年前に当ブログで「光の王は終末を目指している」というセオリーを紹介しました。
そこまで苦々しい終わり方ではないにしろ、それに近いカタチでの展開は有り得るなと、個人的には思いました。

そして今年、出演する俳優たちの第八章撮影後のインタビューでは「賛否はあるだろうが素晴らしい結末である」「台本の読み通しが終わった時、俳優たちは拍手をした」という風に答えていましたので、「人間が滅ぶ」というような悲惨な結末ではなさそうです。

そこで予想として挙がってるのが、上記の「ウェスタロスから人間が去るのではないか」です。

ヒーローアクションもののように英雄が悪と戦い勝利し、スッキリな結末ではないかもしれません。原作者はGRRMですし(苦笑)
しかし「逃げるが勝ち」とも言いますし。
大きな犠牲を払った上での勝利にどんな価値があるのですか?ということは、確かにありますからね。

夜の王がどういう存在なのか明かされるかどうか不明ですが、人間が到底太刀打ちできる相手ではないのかもしれないですね。
人間は自分たちが神であるかのように全てをコントロールし、世界を牛耳っているように見えても、自然の力の前では無力になることもあります。
自分たちの命を優先に考え、行動する必要があるというのは災害時の教訓。

多くの人々がウェスタロスからエッソスへ逃げる




ドラマでは大量の船が登場しました。デナーリス側の船、ユーロンの船団。
セオリーの中には、その大量の船が登場した理由もあるはずだとして「ジョンが王都の人々を船で避難させる伏線になるのでは?」というものもありました。

もしかすると、その予想通りになるかもしれませんね。
避難する人の中にはサンサたちも含まれるかもしれません。

ジョンは残って戦うのかどうかはわかりませんけど、結果的に人間は夜の王に敗れる可能性が高いです。
そして、ウェスタロスは最初の人々が移り住む以前の状態に戻る。

これでウェスタロスの歴史の最初に戻る~ってことなら?
「OPクレジットは結末を示唆している」という意見が前々からありましたが、まさに円が描かれることになります。

ウェスタロスからエッソスへ逃げ延びた人によって、この出来事が様々な形で言い伝えられた・・・ということなら納得できるのではないでしょうか?
第一章でジョラーはデナーリスに「ドスラク人たちは幽霊草が世界を滅ぼすと信じている」という話をしましたね。

ウェスタロスはやがて冬が終わり、森の子らが現れ~となったら叙事詩的ではありますね。

三つ目の鴉となったブランはそこへ導くための役割かも?
木の根に縛られた三つ目の鴉ができずブランにできることは、壁を越えて人間に直接働きかけることです。
特にジョン・スノウと接点があるということも重要なのかもしれません。

個々のキャラが辿ったことの理由も明かす必要もある




例えば、アリア。
彼女は2シーズンかけてブレーヴォスで修行を行いました。
なぜそこでの修行が必要だったのか?という明確な理由は明かされていません。

「復讐するためのスキルを身につけるためだろ?」という理由はあります。
しかし、彼女が「顔のない男」になる必要性が不明確のままです。
物語のオチに必要だから「ブレーヴォスで修行しなければならなかったのだ」と納得させて欲しいというのは、個人的に思ってることです。

フレイ家の男たちを毒殺、リトルフィンガーをサクッと処刑、リストの筆頭サーセイを暗殺する(つもり)だけのためにブレーヴォスで修行したのだ・・・という風には思えません。


ニコライさんがインタビューで「パズルのピースがはまる」とエンディングに関して答えていました。
キャラが各々辿ってきた事柄も「だからそういう流れだったのか」と、納得できるのかもしれないと期待してますけどね(笑)


ついでにですけど、ふと思ったのが、
サーセイの子(生まれたとして)、(ジョンとの関係で妊娠・出産したとして)デナーリスの子、リトル・サムに共通してるのは「両親は血縁者同士」
これにも何か意味があるのかなぁ~とか(苦笑)







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