裏話:最終章 #1@ゲーム・オブ・スローンズ
◆最終章 第一話「ウィンターフェル」
- このエピソードでは、主要のキャラクター22人のうち20人が登場する。出ていないのは、メリサンドルとジリ。
- OPではグレイワーム役の俳優名が追加された。
- 貴族の住む土地の名がエピソードタイトルとなるのは2度目(第七章の”ドラゴンストーン”に次ぐ)
- OPクレジット時の映像が大幅に変わった。死の軍団の侵攻を示し、場所として北部と王都のみが表示されている。
- そのOPクレジットに現れるアストロラーベも変わっている。前シーズンまでは、ヴァリリアの破滅からロバートの反乱までが描かれていたが、今シーズンは血塗れの婚儀を含める近年の出来事が描かれている。
- 映画監督のジョージ・ルーカスが撮影中にスタジオへ訪れた。撮影していたのは、ジョンとデナーリスが外へ出て話をしているシーンだった。
- ジョージ・ルーカスは第一話の監督と一緒にいた。指示は出してはいなかったが、テイクを撮った後に俳優やスタッフを褒めていた。
- この最終章の最初の放送(第一話)は、記録的な視聴率をマークした。HBOをリアルタイムで見ていたアメリカ人は、1,180万世帯だった。ストリーミングサービスに関しては、1,740万人が見ていたと試算されている。
- アリアはジョンが心臓を刺されたことを尋ねた。誰がアリアにその話をしたのかは不明。
- デナーリスが北部に訪れたことで、エミリア・クラークは初めてアイスランドで撮影を行った。キット・ハリントンはアイスランドを案内した。
- ウィンターフェルにデナーリスたちが到着したシーンは、第一章第一話の類似点がいくつかあった。
- 到着時の音楽が同じ。
- 第一章の時のブランとアリアを彷彿させる少年が一行を見るため、木の上に登って眺めていたシーン。
- ジョンとサムの会話シーンは、エダードとロバートの会話を反映していた。
- エピソードの最終シーンは、両方ともブランとジェイミーが顔を合わせたものだった。そしてバックには同じ音楽が流れていた。
- 第一章時のロバート・バラシオンの到着と異なるのは、誰もデナーリスに跪かなかったこと。デナーリスを真の女王だとは認めていない証拠。
- デナーリスがウィンターフェルに到着したシーンでは、連続エラーがあった。それはデナーリスの髪型。
- ジョンはようやくブランとアリアとの再会を果たした。その再会シーンは、別れのシーンを反映させていた。ブランには額にキス。アリアはジョンに飛びついてハグをした。
- ドスラク人たちは第七章でラニスター軍と戦った後、ラニスター兵の軍服を略奪して着ていることが確認できる。
- ダヴォス、ヴァリス、ティリオンの会話。ダヴォスはジョンとデナーリスの婚姻は有益だと語ったが、ヴァリスは「我々の言葉に彼らは耳を傾けない」と懐疑的だった。
- ジョンがドラゴンのレイガルに乗って飛ぶシーンは、余りにもお気楽すぎるという意見があった。ジョンがターガリエンの血筋であるということを強調するシーンであったにせよ、デナーリスがジョンに対してドラゴンに乗ることを促すのは不可解である。
- この一連のシーンにて「彼(レイガル)は、俺がどこへ行きたいか知っていたようだ」というジョンが話す箇所はカットされた。
- ジョンとデナーリスがドラゴンに乗って飛ぶシーンの風景は、アイスランドでヘリコプターを飛ばし、上空から撮影されたもの。
- ドラゴンに乗って飛んでるシーンでの撮影。キットは機械のリグから何度か落下し、振り回された。
- ブラン役のアイザックは、常に遠くを見ていて焦点が定まっていない視線になっている。これはアイザック自身が視力が悪く普段は眼鏡をかけており、撮影時は裸眼でものがボヤけて見え、焦点が定まらない状態を生かした視線となっている。
- 第七章で妊娠したとわかった後、サーセイはワインを飲むシーンがなかった。しかし、このエピソードではワインを飲むシーンがあったため、彼女は流産したのではないか?という意見が生じた。
- サーセイ役のレナ・ヘディは、ユーロンと「むふふ♪」なことになるのを強く反対した。サーセイというキャラクターは、簡単に自分を売るような真似はしないはずだと訴えた。D&Dは「サーセイは生き残るためなら何でもする」と説得したが、レナが納得するまで時間がかかった。
- ユーロンがヤーラを捕らえたまま生かしておく理由が定かではない。彼は自分の兄をも殺害した男であり、姪を殺害することに躊躇することはない。中には、ヤーラを拘束し屈辱を与えることを楽しんでるのでは?という意見もあった。
- シオンがヤーラを救助する際に登場したユーロン側の船員は、カメオで登場したコメディアン。そして、このエピソードの脚本を担当したデイヴ・ヒルもカメオ出演。デイヴは殺傷のメイクをしており、そのメイクは4時間半もかかった。
- ブロンと一緒にいた娼婦役の女優は、第七章には登場しなかったが、第二章から出続けていた。
- 亡者となったネッド・アンバーが燃えるシーンはCGではなく実写。火を点けるまでは子役が演じ、火が点いた状態はスタントマンに代わった。顔はネッド・アンバーに似せたマスクを被っていた。このスタントマンは第一章からドラマに携わっていた人。
- ラストハースのシーンは、第一章第一話の冒頭に重なっている部分がある。ナイツウォッチが子供の遺体を発見し、後にその子供は亡者となった。そして遺体のパーツで作られたシンボル。今回はスパイラル。
- このエピソードに於けるスパイラルは、脚本家のデイヴ・ヒルの説明によると、ブランがフラッシュバックで見た森の子らに捕らえられた最初の人々の男性を表していると語った。スパイラルの中央にネッド・アンバーを固定していたのは、ホワイトウォーカー誕生を表している。
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