awesome的な

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

「ダークソウル3」王たちの化身vsアラ還ばあちゃん…号泣のクリア

このゲームを始めたのは、今年の3月末。
ずっとプレイしてきたわけじゃないけど、長きに渡ってトライしてきました。
この歳(アラ還)でやるなんて「無謀」ですが、そんなことは百も承知。どこまで行けるだろうか?と挑戦し続けました。



そしてコツコツ地道にゆっくり進め、本編を全クリしました。
終盤のボスは冗談抜きにキツかったです。

「無名の王」「双王子」、ラスボスの「王たちの化身」
私の灰は満身創痍でした。
本当にそうなんです。

反射神経の衰えを痛感させるボス戦が続く


「王たちの化身」は、初戦から10戦目ぐらいまで魔術、呪術で挑んでみた。
ボスの、次から次へと繰り出す様々な攻撃に対処できない。
私が下手くそなので、ダメージを食らう頻度が多く、エスト瓶がどうにも足りなくなる。距離を取っても、あっという間に詰められてしまう。

魔法は詠唱関係で隙が生じてしまうし、私の場合はエストと灰瓶の切り替えでもモタついてしまう。

「このボスは無理だ」と思いました。
上空から攻撃してこないだけマシですが、ボスは色んな武器、魔術、呪術も使ってきますし、私には到底敵わない相手だと、諦めの気持ちが強くなっていました。

少し間を空けて気を取り直し、近接戦闘でトライ。
ある種の開き直り(苦笑)
如何せん私は近接戦闘がど下手ですから。

相手はスタミナ切れなど無縁で全スキル搭載してるボス。
一方、対する私は小学生の孫もいる60歳近間のお祖母ちゃん。
楽勝なわけがない(笑)

自分の低すぎるプレイスキルに情けなくもなりましたが、老眼とかすみ目、首から肩にかけてコリコリ。
私自身がスタミナ切れ起こしそうだったわ。

婆ちゃん相手に、すげぇ本気出してるボス…って構図よ。
ゲームのレイティング、年齢の上限も設けるべきかもね(苦笑)

フロム「ババアがプレイするなんて想定してねぇんだよ!」

ちなみに、近接戦闘用として指輪は「寵愛の指輪」「エストの指輪」「鉄の加護の指輪」「狩人の指輪(技量UP)」を装備。
武器は使い慣れてる「闇のファルシオン」(強化MAX)
盾はスタミナ回復速度を上げる「草紋の盾」

…成し遂げた



近接戦闘での7回目のトライ。
これでダメなら、来年まで休もうと思いました。
婆ちゃん、さすがに疲れたのよ…。
アンメルツを首から肩にかけて塗り塗りしながらのプレイ(苦笑)

バトルの後半戦に入り、ボスをあと少しで倒せるところまでこれましたが、集中力が切れそうになっていました。
疲れなど知らぬボスの猛攻は止まらず。
死を覚悟し、投げやり気味に攻撃してたら相討ちで「惜別の涙」発動…と同時にボスのHPも残りミリとなってた。

トドメを刺そうとするボスが剣を振り上げ、その僅かな隙に夢中で振った剣が当たり、ボスを倒せました。
”涙”の奇跡だった。

◇ 惜別の涙 ◇
それは、死にゆく者の今わの際に
別れの時間を与えるための奇跡である
涙は死者のために、それ以上に生者のために

残りHP1でボス戦を終え、そのままラストシーンを迎えました。
私の灰は、火防女のそばで”その時”を迎える刹那のために、”涙”で時間を与えられたような気がしました。
ずっと私の脳内設定は「火防女に惚れてる灰」でしたし。
意図せず、ドラマチックな終焉になった気がします。


プレイしてた私はボス戦が終わった後、大泣きでしたけどね。

生まれてから50年以上、アクションゲームとは無縁で生きてきた婆ちゃんだし、「死にゲー」と呼ばれているゲームで全クリできたってことは、私にとって大きな経験となりました。

たかがゲームですが、されどゲーム。
私がこういうゲームをプレイできるのは、年齢的に、もうそんなに長くはない。

そして、私と苦楽を共にしてきたような灰に「さよなら」をする寂しさでも泣いてしまった。華麗なプレイができなくて、ごめんね。

終わった。
長かった…。

◆私が勝手に描いた妄想エンディング◆

火防女の問いかけに、灰が答えることはなかった。
使命を終えた灰…。
今わの涙は、静かに死へと導いた。
それは灰にとって祝福だった。
――
ようやく不死から解放されたからだ。



――あるひとりの、名も知れぬ「火の無い灰」の旅は幕を閉じた。
だが、いつかまた鐘が鳴り響くだろう。
そして新たな「火の無い灰」が墓から目覚め、苦難の旅へと歩み出すのだ。

              ―― 完 ――



…ということで、今年はこれにて書き納め。






★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★