ゲーム・オブ・スローンズ 第六章#9
第六章も終盤。
エピソードタイトルになってる”Battle of the Bastards”(落し子対決)は、「バンド・オブ・ブラザーズ」でもメガホンを取ったこともある監督が担当。
大自然の中での戦闘シーンは、今までになく生々しさを感じさせる演出になってます。
そして、エキストラ数、スタントマン数、撮影日数が最多だそうです。
黒の城でのナイツ・ウォッチvs野人の戦いの時「あまりスローモーションは使いたくないからぁ~」と製作サイドは言ってましたが、今回は馬の疾走シーンにスローモーションを取り入れています。
◆ミーリーン
親方連中の船が奴隷商人湾から攻撃中。
「どうすんのよー」という感じのデナーリス。
彼女が留守中にこんな有様になって、ティリオンは苦し紛れに「でもミーリーンの活気は戻ったよ」と話す。
デナーリスは甘んじて攻撃を受けてる状態を見て、彼らの街も燃やし尽くすと言い出すが、それでは父親と同じであるとティリオンは言い諭す。
そして、攻撃の首謀者三人の親方にデナーリスとティリオンが会う。
ティリオンは和平の合意を反故にしたことを遺憾であると告げるが、親方たちはデナーリスが降伏するものだという前提で勝手な話をし、デナーリスを嘲笑。
そこへドロゴン登場。
デナーリスはドロゴンに乗り、船を攻撃。
他の二頭のドラゴンも地下墓所から飛び出して、三頭揃って船を襲った。
デナーリスがミーリーンから離れてる間に、ドラゴンはかなりデカくなってません?
ハーピーの息子たちも暴れてる中、そこへダーリオとドスラク人たちの大集団がやってきた。
※「セオリー」としての予想された事柄との相違:
奴隷商人湾にヤーラ・グレイジョイ率いる船が到着し応戦→デナーリス自らドラゴンに乗って船を攻撃
◆北部
開戦前、ジョンとラムジーが顔を合わせた時、ラムジーは挑発しまくり。
ジョンから「多くの者が死ぬ必要はない。一対一で勝負しよう」と呼びかけるが、ラムジーがそんなことに応じるわけがない。
翌日の朝に開戦ということで、ジョンとダヴォスは戦略を練るが、やはり戦力的に劣るのはジョンたち。その戦力が充分整わないうちに戦をすることに、サンサは憤ります。
ジョンはリコンが囚われているから早く救出するためでもあると説明するが、サンサはキッパリと「リコンはどのみち殺される」と断言。
今までジョンは義務、名誉、正義の下で戦ってきましたが、ラムジーにそんな気概は皆無で、誇りなど持ち合わせていない。好きで人を痛めつけるだけ。
だからサンサは「(ジョンは)ラムジーがどんな人間か知らない」と強い口調で訴えたのかもしれません。
ジョンたちが戦に負けたら、サンサは死ぬ覚悟。
逃げても捕まるし、ラムジーの妻には絶対に戻りたくないと。
サンサは直接戦わないにしろ、命がけなんですね。
戦前夜、眠れないからと辺りを歩いていたダヴォスが火炙りをした跡を見つける。
雪に覆われていたが、自分が彫って作った木彫りの牡鹿を発見。それは、スタニス・バラシオンの娘シリーンにダヴォスが贈ったものだった。
一方、ジョンはメリサンドルに会い、何かアドバイスはあるか?と尋ねたが「特になし」
加えてジョンは「また死んだとしても蘇らすな」と告げ、それに対しメリサンドルは「全ては光の王の意思」
第六章に入ってから、すっかりドヤ顔が消えたメリサンドルでした。
そして、戦が始まる。
互いの兵が睨み合う中、ラムジーは捕らえていたリコンを差し出す。
ラムジーはリコンにジョンたちがいる陣地まで走れと言い、リコンは走り出す。
そしてラムジーは矢を構え、リコンに向けて射る。
それに気づいたジョンが馬を走らせ、リコンを救おうとするも、もう少しのところでリコンの身体に矢が貫いてしまった。
追いかけてきてるわけじゃないのに、なんでジグザグに走らないんだよ!リコン・・・と思った世界中の視聴者多数。
これでジョンは感情的になって一人で突進していく。ボルトン軍の矢によってジョンの馬が倒れ、ラムジーは攻撃開始を命令。
ジョンは向かってくるボルトン軍を前に剣を抜きます。
この後は、もうぐちゃぐちゃな戦いですね。
迫力はありましたが、誰がどっちなのかわけわからなくなりましたよ(苦笑)
結構泥臭い戦闘シーンでした。
WUN WUN がRUN(走る)
人数が勝っているボルトン軍に包囲され、窮地に追いやられる。
しかし、何度見てもボルトンの旗印は陰気臭くて嫌だわ。
ジョン・スノウを探せ状態。
正直、この辺りのシーンは「ぐちゃぐちゃし過ぎ~!」という感じで見てましたけどね。
ボルトン軍に包囲され、どんどん追い詰められていくジョンたち。
もはやこれまでか・・・と思った時、アリン家の旗印を掲げた軍が登場!
「どうよ!ラムジー!」という表情のサンサがリトル・フィンガーと一緒に、ボルトン軍を蹴散らしていくアリン軍を見つめていた。
こりゃやべぇ~と思ったラムジーは、ウィンターフェルの城へ逃げ帰る。
そのラムジーを追う野人とジョン。
城の門を閉ざされるが、WUN WUNが矢を射られ続けながら破壊。
しかし、WUN WUNは攻撃を受けまくって倒れてしまう。
ここでジョンとラムジーの一騎打ちに。
ジョンは倒れてるボルトン兵の盾を持ち、矢を必死に放つラムジーに近づいていく。
矢を盾で受けながらラムジーの至近距離にきた時、盾でラムジーを殴打。
倒れたラムジーに対し、ロブを裏切って殺したボルトン家への恨み、目の前でリコンを殺害された憎しみからか、感情任せにボコボコに殴り続けたジョンでしたが、サンサの顔を見たジョンはラムジーにトドメを刺さなかった。
トドメを刺すのはサンサであるべきと思ったのでしょう。
◆再びミーリーン
デナーリスは、鉄諸島からやって来たヤーラとシオンに会っていた。
ヤーラは自分たちの船を提供するので、鉄諸島の王の座を奪回する協力を要請。
現在王の座にいるユーロンもデナーリスと手を組む計画でいるが、七王国を征服したらデナーリスを殺害するだろうと話す。
デナーリスは親方たちから奪った船とヤーラたちの船があれば、ウェスタロスへ渡るには充分であるということで、ヤーラには手を組む条件として、略奪など鉄諸島の人間が行ってきた行為をやめることを要請。
ヤーラはそれを承諾して、デナーリスと手を組んだ。
◆ウィンターフェル
城の奪還に成功したジョンたち。
ボルトン家の旗が降ろされ、再びスターク家の旗がウィンターフェルに掲げられました。
ラムジーは散々ボコられ、捕らえられて椅子に縛り付けられていた。
そこへ来たのはサンサ。
「お前は俺を殺すことはできない。俺はもうお前の一部になってる」とラムジーが言うと(サンサが妊娠してることへの伏線?)、サンサは「あなたは消える。ボルトン家も消える。そして忘れ去られるでしょう」と返す。
そしてラムジーの犬を引き入れた。
ラムジー「大丈夫、こいつらは俺に忠実な犬だ」
サンサ 「一週間エサやってないんでしょ?」
(ラムジーが前日にジョンを挑発した時に、腹を空かせた犬がいると言っていた)
ラムジー「・・・・・」
「犬に襲われた傷見たことある?そりゃ醜いものよ」byミランダ
※「セオリー」として予想された事柄との相違:
・リコンの死因=リトル・フィンガーに殺される→ラムジーによって矢で殺された
・ラムジーの死因=大狼ゴーストに襲われる→ラムジーの猟犬に襲われた
9話目インサイドストーリー
第四章から憎憎しい悪者でい続けたラムジーの終了です。
サンサが言っていた言葉とは裏腹に、視聴者はラムジーを忘れられないでしょう。
とりあえず「お疲れ」
10話目(最終回)予告
どういう展開になるか見せませんねー(苦笑)
ロラスとサーセイの裁判が始まる?
ジェイミーがリヴァーランの城を取り返したので、フレイ家の祝賀会に参加してますね。
そして、ダヴォスがシリーンのことに関してメリサンドルを問い詰めています。
火炙りにしたことを認めるでしょう。ダヴォスはメリサンドルをどうする?
またも「セオリー」が沢山出てきそうな一週間となりそう。
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