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裏話:第六章 #9@ゲーム・オブ・スローンズ

第八章まで約4ヶ月半?
裏話を急ぎます!(苦笑)



◆第六章 第九話「落し子の戦い」

  • 王都が登場しない7回目のエピソード。
  • エピソードタイトルはラムジーとジョン・スノウの対決を指している。原題では「Battle of the Bastards」なので、スタッフや出演者たちは、省略して「BOB」と呼んでいた。
  • リコン・スタークが殺害された際のジョンのリアクションはスローモーションを用いた。このスローモーションは、エダードの処刑、ナイツウォッチと野人の戦いでイグリットが死んだ時にも用いられ、これで3回目となる。いずれもシーズンの第九話目。
  • バトルシーンはD&Dが意図していた戦闘が完成できず、大幅に変更せざるを得なかった。戦闘のクライマックスシーンの撮影には日数が足りず、延長することは不可能だった。しかし、撮影した映像を上手く編集して新しいエンディングに組み立てることができた。
  • 「落し子対決」には12日間分しか予算が立てられなかった。通常ひとつのエピソード自体に要する撮影期間が10~12日間。D&Dの意図通りのシーンを撮影するには、見積もると42日間必要であった。
  • この対決のシーンは時系列通りに行われていたが、撮影時間が足りなかったので終盤はジョンが野人に押し倒され、泥まみれになるシーン変更された。
  • ボルトン軍の二重包囲のシーンは歩兵がジョンたちを取り囲んだが、本当は騎兵によって取り囲む予定だった。
  • ジョンがウィンターフェルでラムジーとの一騎打ちになるシーンも、最初の草案から変更されたもの。草案は戦場にてラムジーの裏のラインにジョンが回り込む予定だった。
  • この対決では、ダヴォスが戦略会議で言っていたのと同じ戦術をラムジーが行っていた。その戦術は「カンナエの戦い」と同じ二重包囲。
  • 監督によると、戦闘シーンは上から見下ろすように撮影するのではなく、人間が立ってる地面に視点を置いていた。これは黒澤明監督の影響を受けていたと述べている。
  • ラムジー役のイワン・リオンは、ジョン・スノウ役のキット・ハリントンとの共演(同じシーンでの共演)を楽しみにしていたと語った。2人は共に「ジョン・スノウ」のオーディションを受けていた。
  • 第六章のこの戦いは予算が大幅に増えたことで、これまでのシーズンの中で最大のものとなった。第一章では予算が足りず「グリーンフォークの戦い」は、戦闘シーンを割愛するためにティリオンを気絶させた。第二章の「ブラックウォーターの戦い」は、予算を上乗せするよう懇願していた。
  • 「落し子対決」では600人のスタッフ(カメラ~衣装まで)、500人のエキストラ、65人のスタントマンが携わった。カメラクルーは4人で同時に撮影していた。
  • ドラマでありながら70頭の馬を使用した。これは映画撮影並みかそれ以上。撮影当時大雨の影響で地面が泥に覆われたため、馬が動きやすくなるようスタッフは約160トンの砂利を敷き詰めた。
  • トアマンドは野人たちがスタニスの騎兵隊にやられたことを語っていたが、その場にトアマンドはいなかった。彼は黒の城で捕虜になっていた。
  • ラムジーが剣を持って戦うシーンは最後までなかった。降伏していたスタニスの兵士を刺すシーンのみ。彼は弓矢の扱いに長けていたが、剣士となるための訓練は受けてなかったと思われる。
  • 谷間の軍が来た時のラムジーの反応は、不利になった状況を理解できていないことの表れだとD&Dは語った。ウィンターフェルに引き返した後も現状を受け入れられず、楽観視していた。
  • そんなラムジーはジョンとの一騎打ちで矢を放っていたが、楯で防御していたジョンが近づいていくと、ラムジーは不安と恐怖に襲われていく様子がわかる。
  • ラムジーを殴るシーンで、キット・ハリントンは誤って2発本当に殴ってしまった。キットは侘びとしてビールを買ってイワンに渡した。
  • ジョンが殴っている間、ラムジーは笑っていた。これはジョンが自分を殺しはしないとわかっていたから。そして、この状況から何とか逃れられるだろうと思っていた。
  • 加えて、ラムジーが笑っていたのは、いくらジョンが自分を殴りつけてもリコンは生き返ることはないので、ジョンの怒りの虚しさを知っていたから。
  • ジョンがラムジーを殴り殺さなかったのは、サンサがラムジーを処刑する権利があるとわかっていたから。しかしラムジーは拘束されるが生かされるだろうと思っていた。
  • 拘束されていたラムジーのもとに来たサンサ。その時点でもラムジーは殺されないと思っていた。しかし、そうではなかった。
  • 「落し子対決」でジョンがもみくちゃになり上へ這い出るようなシーンは、ジョンが「生きよう」とする表れ。
  • ラムジーがサンサに「お前の一部になっている」と言ったが、多くの人が(※私も含め)サンサが妊娠したことの伏線ではないか?と思った。しかしその言葉の意味は、サンサが受けた痛みのことらしい。
  • WUN WUNの死により、巨人は絶滅した。彼は最後の巨人であった。
  • ジョンが率いていた軍の中にスタニス・バラシオンの兵が一人交じっていた。彼がどういう経緯でジョン側に付いたかは不明だが、ダヴォスがスタニスの命令で黒の城に行った際に同行したのかもしれない。
  • 今回の戦いによって、ボルトン家は全滅した。これはスタニスと同様、戦いによって家が全滅という共通点となる。
  • 多くのファンから「WUN WUNが武器も持たず、無防備な状態で戦っていたのは納得できない」という意見が生じた。
  • リコンは再登場後、一言も喋らず終わった。
  • ジョンはリコンの亡骸を父エダードの墓の隣にと言ったが、ティリオンがキャトリンに渡したエダードの遺骨の所在は不明。
  • シオンとヤーラがミーリーンに到着し、デナーリスに謁見したシーン。ティリオンは「小男」とシオンが侮蔑したことを言っていた。しかし第一章のティリオンとシオンの会話シーンに於いて、シオンはそのようなことを言っていなかった。








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