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ウィンターフェルは陥落する?@ゲーム・オブ・スローンズ

第八章では重要な舞台となるだろうとして、「ウィンターフェル」と「王都」が挙げられています。
恐らく、その2つの地点を中心に物語はクライマックスを迎えると思われます。

以下は第七章のネタバレを含んでいます。未見の方は注意。



ウィンターフェルは陥落する?しない?


壁を越えた死の軍団は、確実に北部に達します。
そして、ジョンとデナーリスたちもそこへ集まります(主要な登場人物のほとんどは、ウィンターフェルに集まります)

既にウィンターフェルの周りには、谷間の軍の野営が設置されています。
そこへドスラク人、穢れなき軍団の野営も加わるということになりますね。

第八章のはじめのエピソードでは、北部の混乱なども含めて描かれるでしょう。
まず、北部ではウィンターフェルへ避難する者が増える。
死の軍団を迎え撃つ諸家もあるでしょうが、女性や子供はウィンターフェルへ逃げるかもしれません。

そこで、いろんな憶測が言われ出しています。

夜の王は、イーストウォッチ側からウィンターフェルへ死の軍団を向かわせるのだろうか?という疑問。
「夜の王も含めた死の軍団全体がウィンターフェルへ向かう」という意見、「死の軍団は分割され、一部がウィンターフェルへ向かう」という意見に分かれているようです(私は分割されると予想してますが)

それに伴い、「ウィンターフェルは陥落する」「いや、ウィンターフェルは陥落しない」ということでも意見は分かれています。

私は「ウィンターフェルは陥落しない」に一票。

理由は、過去シーズンの流れを無にすることはないだろうと。

ウィンターフェルは、第二章でシオンら鉄兵に襲われ侵略されました。
その後、ルース・ボルトンの命令にてラムジーらが包囲。
鉄兵がシオンをボルトン側に引き渡し、城は焼かれ破壊。城内にいた人々は惨殺されました。
第五章からは、ボルトンによって支配。

※矢印:スターク家の旗印「大狼」が二つに割れている。

そして第六章第九話、大勢の力を合わせてジョンとサンサは奪回に成功。

そのような展開を経て、再びウィンターフェルが陥落するとなると、ウィンターフェルの重要性が希薄になると思えるからです。
しかも、夜の王はウィンターフェルを侵略する目的はないだろうと思います。

ジョンたちが対処することは裏目に出る


第七章、ジョンたちが亡者狩りをするためにイーストウォッチの北へ出向いたことが、結果的に死の軍団の壁越えを可能にしてしまいました。

夜の王は計画的な行動をしています。
壁の南で権力争いが続いている中、夜の王は粛々と計画に沿って動いていたようです。死の軍団を大きくし、イーストウォッチ側へ集め、壁を越えるために必要なドラゴンを得ました。

夜の王はブランと同等か、それ以上の能力を有しているようです。
彼はこの先、何が起きるのか知っています。
第七章、夜の王はデナーリスがドラゴン連れてイーストウォッチの北へ向かうことを予め知っており、彼女とドラゴンが現れるのを静かに待っていました。

――ということは、夜の王は北部に戦力が集まることも承知でしょうね。

ジョンやデナーリスが率いる大きな戦力はウィンターフェルに集まります。
つまりそれが意味することは、他が手薄になるということです。
ホワイトハーバーより南の地域では、死の軍団に対処できる武装はされていないでしょう。

※第七章第一話冒頭、ブランのヴィジョン。死の軍団が歩いている地面には雪が積もっていませんでした。

谷間では兵士の大半が北部にいるので手薄です。
”血みどろの門”は、壁や天井を這うことが可能な亡者には無力でしょう。
リヴァーランはフレイ家の男たちが死滅したため、生き残っている女だけでは対処できません。エドミュアがどうなってるか不明ですし(ジェイミーが立ち寄って解放するのでは?という予想も挙がっていますが)

冷静沈着な夜の王がウィンターフェルを攻撃すると予想するなら、「ウィンターフェルを襲う彼の目的は何なんだ?」ということを含めて考える必要があります。

北部で幾分かの戦闘は生じるにしても、夜の王の視線は王都に向けられているんじゃないかなぁ~?と、私は思います。

スターク家の標語:冬来たる


他の名家の標語は、自分たちの家の凄さをアピールしています。
しかし、スターク家は家をアピールしているような標語ではなく、警戒や警告しているような標語です。
「冬=スターク」という意味ではないか?という意見があります。

スターク家は昔から北部を平和的にまとめ維持するため尽力し続け、平安に暮らせることを重要視しています。
「冬来たる」というのは、スターク家が立ち上がることを指しているのかもしれません。

そのためには、スターク家の結束が大事です。

第七章でサンサとアリアの確執の展開は、スターク家の役割をサンサが自覚するまでの描写だったとも言えます。
サンサとアリアは二人でひとつです。

死刑宣告者自ら執行すべきであるとエダードは言っていました。
リトルフィンガーの処刑はサンサが死刑宣告し、アリアが執行しました。
そのことから、サンサとアリアは二人でひとつということだと思います。
互いの能力を認め合う・・・スタークとして娘が北部を担うために必要なこと。第七章の最終話でそれを示していました。
(ジョンはターガリエンなので、北の王ではなくなる?)

それなのに、ウィンターフェルが陥落したら、これまでの数年間のエピソードが無になることになります。
ウィンターフェル自体、長い間にいろんなことがありました。
死の軍団が来た時こそ、本来の重要な役割を見せてくれるのではないかと思います。

避難してくる者たちのため、食糧などの備蓄を進めているサンサ。
一方、民はどうなっても良いと食糧の備蓄などしていないサーセイ。
二人の対比にも結びつくんじゃないでしょうかね?


余談:第四章でサンサが雪でウィンターフェルを作っていたシーン。
これは「サンサとジョン(スノウ)がウィンターフェルを取り戻すことを示している」と読んでいたファンもいました。









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