裏話:第二章#7~#10@ゲーム・オブ・スローンズ
・ジョンを含めたナイツウオッチは北の壁の向こう側へ行っています。
・五王の戦争が始まった。
・ロブは割と順調に勝利し続け、ジェイミー・ラニスターを捕虜にしてます。
・ジェイミーは悪態をつきながら、脱走を試みている。
・アリアはハレンホールへ連れていかれて、そこでタイウィン・ラニスターと接する。
・サンサはジョフリーに虐められているが、「夢見る夢子さん」がまだ続いてる。
・レンリーは呆気なく・・・。
・王都はスタニスが迫ってきて危機。メリサンドルのドヤ顔炸裂中。
・サーセイは酒の量が増える。
・ティリオンは王の手の務めを頑張ってる。
・デナーリスはクァースで何だかんだやってます。
・シオンは調子こいてウィンターフェルを侵略。
◆第二章 第七話「義なき男」
- 邦題は「義」なので当人の価値観や行動の根底にある善のような意味合いですが、原題は「名誉なき男」です。「名誉」は他者の評価ですので、大きな違いがあります。エピソードタイトルは、キャトリンがジェイミーに言い放った台詞から。
- 監督によると、ジェイミーが逃亡した後に再度捕らえられた際の北部軍兵士たちの騒ぎのシーンは、撮影当時に起ったリビアのカダフィ大佐が反カダフィの兵士たちに連行される映像を見て誘発されたらしい。
- 原題のエピソードタイトルは「ウィンターフェルの王子」で、兵士らが出払っているウィンターフェルを侵略したシオンに対するヤーラの嫌味。小説からつけられたタイトル。邦題は次回のエピソードに向けてるものですね。
- 自分の城ウィンターフェルが襲われ、弟二人の安否がわからない状況の中にあっても、ウォルダー・フレイとの誓約を反故にしてしまうロブ。捕虜のジェイミーを解放したキャトリン。この母子関係の亀裂を描く目的。
- カースタークも森の古い神々を信仰しているはずだが、ここでは七神の「厳父」に言及している。それは七神が息子を取り戻せるなら、自分が信仰している神々をも捨てられるという意図があるとかないとか。
- タリサがロブに子供の頃の話をしたシーン。話の内容はドラマのオリジナル。
- コストがかかる脚本を書くことで有名な原作者ジョージ・R.R・マーティンによる脚本。彼は気を使ってコストがかからないように心掛けたが、それでもコスト的に割愛された部分がある。
- 戦いのシーンを撮影する予算確保がまだできてなかった段階では、隠れていたサーセイとサンサのシーンのみ先に撮影していた。
- ブロンとハウンドの酒屋でのシーンは、D&Dによって追加された。
- サンサ役のソフィー・ターナーは民衆の暴動で襲われたシーンよりも、戦いの最中に隠れている女性たちに歌を促したシーンで歌うことの方が嫌だった。
- シェイを演じている女優はドイツ人で、ドイツ語訛りのアクセント。原作ではシェイは王都出身であるが、ドラマはエッソスから渡ってきた設定になった。そのドイツ語訛りのアクセントは、ジャクェンを演じている俳優もドイツ人なのでエッソス方面のアクセントであるという説得力を持つ(何気に細かい)
- スタニスは戦いに敗れたが、ランセル・ラニスターの心身を大いに傷つけた。それは小さなことのように気にも留めないが、後々ラニスター家(サーセイ)は大きな損失を招くことになった(第五章への伏線にもなっている)
- 原題のエピソードタイトルは「ヴァラー・モルグリス」です(原題と相当かけ離れた邦題はいい加減にして欲しい)ジャクェンがアリアにコインを渡したシーンで教える言葉。
- 前話の戦闘からの流れと、次のシーズンのストーリーライン設定を可能にするために放送時間が長め。
- ジョンとクォリン・ハーフハンドが戦うシーンの撮影は二日かかった。雪が降ってきたり、積もった雪に足を取られたりして苦労したらしい。
- 製作サイドは第一章のホワイトウォーカーの衣装が気に入らなかったため、デザインを改めて行う必要が生じた。そのため撮影も遅れた。アイスランドで撮影する予定だったが、ロンドンのスタジオに変更せざるを得なくなった。
- そのホワイトウォーカーの衣装は一人分しか完成できなかったので、一人が数十人のホワイトウォーカーとして演じた。
- クァースでの最後、宮殿の備品などを奪っていくシーンは、緊急に追加されたもの。撮影の際、いつもいる言語コンサルタントはいなかったが、ジョラー・モーモント役のイアン・ギレンはドスラク語を多く覚えていたため、ドスラク語の台詞が使えた。ドスラク人役の者たちはアドリブで演じていた。
- ロブとタリサの結婚は七神のやり方で行ったことに疑問を抱いたファンが多かった。ロブとタリサは速やかに結婚したかったからで、彼らが居た野営地では七神の司祭に頼みやすかったということと、タリー家だったキャトリンは元々七神信仰であったため、ロブは森の古い神々だけに拘っていなかったから・・・ということらしい。
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