awesome的な

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FF16:売り上げが伸び悩み?まぁ…そうだわな

体験版では評判が良かったっぽい「FF16」
確かに体験版の部分である最序盤は色々と目を見張るものはありました。映画のような演出やカット割りなんかもね。

FFシリーズは初プレイなので、色々と「そういうものなんだろうな」と思いましたけど、ここであえて挙げる私が感じたFF16の悪い点。


コントローラーを置いてしまう


リスキーモブ討伐を除けば、ぶっちゃけ全体の7割はムービーです。コントローラーを手から離す時間はとっっても多かったです。

ムービーまでの時間をプレイヤーに潰させてるだけ。
イベントバトルと言えども、何度も何度もムービーを挟み込まれたら集中力がブチブチ切られてしまって馬鹿らしくなってくる。
挙句、ボスの長ったらしい話を聞かされる羽目になるし。ゲーム後半は特に酷い。

そしてボス戦後に場面が変わった後もしばらくムービー鑑賞タイム。
ひとつのメインクエストが終わり、NPCと話をするために移動だけは操作させ、再びムービー。さすがの私も「こりゃ酷いな」と思いましたよ。

今まで「ムービーゲー」と呼ばれるゲームはプレイした経験がありますけど、ここまでプレイ操作がお留守になったゲームも珍しい。

ゲームの配信を見てた人たちは、「私もゲームを買ってプレイしようかな」って動機を失くしますね。ある程度の期間、特に後半は配信不可にするとかの処置があっても良かったでしょう。
ストーリー重視なゲームで、大事な結末まで見せることを可能にした時点で失敗だったと思いますよ。

体験版からの引き込みは上手かったと思いますけどね。

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※Lv50になってるため、バトル時間は初見時より短いです。

まさに、この状態(的確なる皮肉で笑える)


台詞がクドいほど長い


そもそもとして、FF16は誰であろうと台詞が長いんですよ。
日本の場合ドラマや映画もですが、台詞に頼る傾向にあると思いますね。

終盤のとあるボス戦前。
城の中に入ったら雑魚敵や強敵とのバトルが続いてましたが、いつものパターンですからね。ワーワー戦わせるだけ。
「よし、バトルは充分やらせただろうから、ここからはムービータイムだ!」と言わんばかりに、少し移動操作させてはムービーに切り替わり、延々と歴史の説明を始める始末。

サブクエでも「話を聞かせてくれ」と促し、各キャラが辿ってきた昔話として長ったらしい台詞のパターンに突入しますし。

主人公に魅力を感じなかった


FF16はキャラクターの表情が乏しい。
バイロンぐらいですかね、比較的表情があったのは。

あとクライヴ自身の言葉が無感情な語り口なので、感情移入し辛い点も。
CVの方は、そういう指示で台詞読んでたんでしょうけどね。
人間味がないのよね、クライヴは。

そういうテンション低めで無感情な喋りは、フロムゲーのNPCで充分よ。

ウィッチャーの感情を奪われたとされる変異体であるゲラルトより、表情が乏しいクライヴってことです。

初代シドは魅力を感じられた故に、その落差が酷い。
どうしても、クライヴには多くの人を引っ張っていけるような器があるように感じない。辛さや苦しみも伝わってこない。

序盤のクライヴは奴隷として生きてきたので無感情でも仕方ないとは思うけど、話が大きく展開した後も成長が見られない。口髭を生やしてるだけ。
そういうことで、クライヴに魅力は感じられなかった。

集団に属さず、一匹狼的な設定だったら合っていたと思います。
たとえば「SEKIRO」の狼は御子様に仕えてる身だし、忍びなので無感情な話し方が合っていたのよ。

「人として生きる」を語るならクライヴに少しぐらい人間味を持たせて欲しかったけど、カッコつけたキャラにしたかったのかしらね?

総じて画面が暗い


ディスプレイによっては差が出るみたいですけどね。
ダンジョンの中なんて、暗すぎてどうなってるのかわからず、先へ進むためにウロウロさせられることが多かったです。

クライヴは「先を急ごう!」と言ってるのに、ウロウロ…こういうパターンって冷めるのよ。トルガル教えてくれよ!って何度思ったか知れない(苦笑)
R3押しまくりよ。

パーティで動いてる時、クライヴが右往左往してんのに、他のキャラはボーっと突っ立ってるだけとかあったわ。
まるっきりアホじゃん、クライヴ(笑)

それにダンジョンの中は扉を開けたのにバトルのために閉じられて、バトル後はどっちから来たのかわからなくなることが多々ありました。来た道を戻っちゃったりね。


他には、
  • ミニマップがないので、いちいちマップを開かないとダメ。入り組んだ場所での目的地マークの距離なんてアテにならんし。
  • EDに流れる邦楽でシラケた。GOTの影響を受けたとかで「ダークファンタジー」と謳い、最序盤は映画「300」よろしくなスローモーション演出までしてたのに、終盤にかけては乙女チックな「ロマンスファンタジー」のノリ。ED曲も含め、呆れるほど世界観がバラバラ。
  • 割と肝心な年月を簡単に飛ばしてる。説明過多になるのを避けたにせよ、結局台詞であーでもないこーでもないと語らせる安直な手法になってる。

グラフィックは頑張ったと思いますけどね。
たまにクライヴの鼻が鷲鼻に見えることがあったけど。

誰もが腰に手…っていう気取ったポーズなのも、台詞が長いから立ち姿をワンパターン化せざるを得なかったか。
放ったらかしの伏線っぽい要素は、DLCとかで回収するのかな?








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