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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

第八章の”リーク”??@ゲーム・オブ・スローンズ

世界的に有名な某掲示板に「シーズン8のリーク」が投稿されています。
その内容は最初に「4chan」へ書き込まれたようです。
しかし、それは本物なのか偽物なのかはわかりません。

大方の意見は「ファンによる、内容が壮絶につまらない創作」と言われてます。
私も第一話分をザッと読みましたが、もっともらしく書かれてはいても、第七章からの連動性に於いて矛盾点が見受けられます。

中には「それは有り得るかもしれない」という着目点も少なからずありますけど、大半は「SFアクション映画の見すぎ」というような印象さえ受けました。

投稿された時期は、まだ第七章の放送中。
恐らく、第七章のリーク内容から考えられたものではないか?と思います。

では、「このリーク内容は偽物」であろうと思われる矛盾点の一部を挙げたいと思います。
※内容は一応「偽物」という前提で紹介しますが、それも含めて「読みたくない」という方は注意して下さい。



●トアマンドとジェンドリーは何とか無事にウィンターフェルへ到着する。

「トアマンドとベリック」ではなく、ジェンドリーとなっています。ジェンドリーは最終話の時点でどこにいるかは不明のままです。
この”リーク”でのベリックは、黒の城にいます。

●シオンはウィンターフェルでブランと再会して詫びる。ラムジーによって辛い目に遭ったことをブランは知っているので、シオンを赦す。

第八章の第一話でシオンがウィンターフェルにいる?
ヤーラを救出に行くと言っていたはず。

●サーセイはユーロンとベッドを共にする。

んん~、妊娠中のサーセイがそんなことするかね?

●夜の王たちから黒の城が襲撃され、エッドは死ぬ。ベリックはホワイトウォーカーを倒していく。

まず「ベリックが黒の城にいる?」という疑問。

黒の城を攻撃しないとは言い切れませんが、イーストウォッチ側の壁を攻撃した意図が不明になりますね。
「堅牢な家の近くだからだろ?」と思えますが、第五章から死の軍団は移動せずにその周辺に居たことになるんですよ。

第二章では「最初の人々の拳」で亡者の行進がありました。
そこからイーストウォッチ側まで移動したということになり、黒の城の北側は通過したことになります。


第七章のリークには「夜の王は壁を攻撃し破壊する」という風に書かれており、どこの壁かは不明でした。
ですから恐らく、イーストウォッチではなく「壁=黒の城」と思い込んでいたんじゃないか?と思われます。

●ウィンターフェルを攻撃され、サンサらは谷間の高巣城へ避難する。

避難するにも危険だと思うけど・・・。
それに、サンサは危険だからとウィンターフェルを安易に捨てて、とっとと逃げるか?という疑問もあります。
「ウィンターフェルは常にスタークでなければならない」と第一章でキャトリンが言っていたように、スタークが代々語っていた言葉からも逸脱します。

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全部は読んでいませんが、夜の王の動きが不可解です。
彼は何かの目的以外、むやみに攻撃を行うようには感じません(亡者は別として)
過去シーズンで描写してきた流れを損なうことはしないでしょう。

第七章では”パンくず拾い”が多々ありました。
それは、過去シーズンからの繋がりを示すもの。
今回のこの”リークもどき”には、そのような要素が見受けられません。

で、如何にも第八章の内容という風にしていますが、その中身にはミーラ・リードが登場しているので、完全にファンの勝手な創作ものだと断言できます。
ミーラは最終章に登場しないことが明らかになっています(俳優本人の弁)

HBOからすれば、偽のリークでファンが騒いだとしても痛くはないですから放置。
むしろ、偽物で騒いでいてくれた方が有難いかもしれません(笑)







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第八章 セットから予想する@ゲーム・オブ・スローンズ

撮影中の情報が極少なので、HBOは頑張って漏れを防いでいるようですね(苦笑)

現在は、ベルファストやスタジオ(タイタニック)の周辺で建設中のセットの様子しか伝わってきていません。

そんな中、「穢れなき軍団」の全体シーンの撮影がウィンターフェル周辺を設定しているセットにて行われたようです。
ちなみに、戦闘シーンではないようです。
たぶん、ウィンターフェル近くに穢れなき軍団が到着し、整列しているシーンかもしれないですね。
上の画像は北部、ウィンターフェル周辺を設定したセットだと思われます。

そして、建物自体は不明ですが、スタジオのそばに建設しているセット。

どちらも、建物の外観を含める戦闘シーンのために、セットを建てているという意見が多いですね。
――ということは、第八章では大規模な戦闘シーンはウィンターフェルを含めた北部、赤の王城を含めた王都ではなかろうか?と。

どちらも夜の王が関わっている戦闘なのかどうは不明。
そして、北部での戦いで勝敗がつくのかも不明。
わからないことだらけですけど、そこで予想が色々と挙がっています。

展開を想像してみた


以前にも私個人の予想を書きましたが、「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終決戦は王都であろうと思っています。

死の軍団の全員が北部で立ち止まり人間と戦うという展開ではなく、五王の戦い時にロブが戦術として用いたように、分割して二箇所を攻め込むような展開になるかもしれません。
一部の亡者とホワイトウォーカーは北部(ウィンターフェルを含む)を攻撃し、残りの亡者とホワイトウォーカーは、粛々と南進を続けるかも?

サーセイは北部軍と死の軍団が全面対決すると思っているでしょう。
しかし、死の軍団の一部は南進を続け、途中で生じた死者を吸収しながら拡大し、王都へ辿り着く・・・ということになったら?

当然人々はパニックになります。
サーセイは王都の門を閉じ、死の軍団は包囲するかもしれない。
第七章でわかったように、夜の王は非常に忍耐力を持っています。その時が来るまで辛抱強く待機する。
人間の方は供給を絶たれ、包囲され続ける状況に耐え切れるものではありません。

死の軍団がいきなり襲って大混乱!というより、サーセイは城に閉じ込められたままじわじわと追い込まれることでしょう。
王都の人々の生活も追い込まれ、殺伐とした混乱が生じますね。

「飢えは人を獣にする」とマージェリーは言いました。
サーセイは父タイウィンが言っていた「一般市民は羊であり、獅子はそんな羊を気に留めない」という言葉を引き継いでいます。
そんな「羊」も脅威になるでしょう。
第二章で市民の暴動がありましたが、あれと同じようなことが起きる可能性もあります。

夜の王はキッカケを作ってるに過ぎないかも


夜の王が王都へ辿り着いた時、もしもジョンたちが生きていたら、彼らも王都へ向かって死の軍団に対して戦うという選択をする可能性はあります。

サーセイは自分の敵を全滅させたがっていますが、ジョンたちはそれでもサーセイを救おうとするかもしれません。
その際、夜の王は何かをジョンたちに気づかせようとするかもしれない。
死の軍団はそのための道しるべとなりうる。

もしも狂乱したサーセイが鬼火に手を伸ばしたら?
死の軍団に包囲され追い詰められてなのか、子供に関して何か取り乱すようなことが起きるかもしれませんし。

そんな彼女を止めるのは死の軍団ではなく、生きた人間でしょう。
夜の王は鬼火そのものをウェスタロスから根絶しなければならないと、人間に教えることが目的だったりして。

第二章にヒントがあった??


もしも夜の王が鬼火を根絶する目的があったとします(仮定ですよ)
すると、第二章で本格的に死の軍団が動き出したことと繋がる気がするんですよね(超憶測ですよ/苦笑)

第二章で初めて鬼火が登場しました。


そして、第九話のブラックウォーターの戦いにて使用しました。
次の最終話、「最初の人々の拳」にいたサムが死の軍団を目撃。
それは鬼火を使用したことで、死の軍団が本格的に動き出したのではないか?とも思えなくもない・・・(物凄い想像で)


同じ第二章で、デナーリスはクァースの不死者の館で赤の王城のヴィジョンを見ました。
それもなんとなぁ~く、繋がってる気がしてきます。

夜の王が南進する目的などは、もしかすると過去シーズンに示されていたかもしれません。
ブランのように過去を見る(思い出す)
過去のエピソードを改めて振り返ると、何か掴めるかもしれないですね。
伏線は張ってあると思います。







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群れは生き残る@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章のネタバレを含んでいます。未見の方は注意。




第七章最終話、サンサはアリアにこう語りました。
「When the snows fall and the white winds blow, the lone wolf dies but the pack survives」
(雪が降り白い風が吹いた時、孤独な狼は死ぬが群れは生き残る)

これは原作に於いてエダードが常々語っていた言葉。

その言葉の示唆として、アリアとナイメリアの再会する描写がありました。
アリアは王都へ向かおうとしましたが、ホットパイとの再会後ウィンターフェルに戻ることを選択し、その途中でナイメリアに再会しました。
ナイメリアは孤独な狼ではなく、群れと一緒でした。

スターク家の子はバラバラになった


まず、落とし子としてのジョンは第一章でナイツウオッチになるため、黒の城へと向かいました。サンサとアリアは王都へ行くためウィンターフェルを去った。
そして、父エダードが捕らえられた直後、長男のロブは北部軍を率いて出陣。

ウィンターフェルに残ったのは幼いブランとリコンだけ。

エダードが処刑された後、サンサは捕虜として赤の王城で軟禁狂態となり、アリアはナイツウォッチのヨーレンに連れられ王都を去りました。

第二章では、シオンによってウィンターフェルが襲撃され、そこから脱したブランとリコンは北の壁に向かって旅を始めます。

第三章、長男ロブが死んでしまう。
そしてブランはジョジェンらと壁の向こうへ行く決意をし、リコンと別れます。

このように、スターク家の子たちは生死含めてバラバラになり、ジョンを含めた4人それぞれの苦難の旅路を描き続けてきたわけですね。

スターク家の子たちはすべてが変わってしまった


ジョンは死も含め、運命的にも指導者への道を進んできました。
彼は目下、死の軍団への対処のために行動しています。

サンサは当初、兄弟の中で最もスタークではありませんでした
彼女は北を毛嫌いし、南に憧れを抱く夢見る夢子さん。
ラニスターに囚われの身ながらも、北部を懐古することはなかった。

しかし、王都を脱出した後、高巣城で雪を見てウィンターフェルを懐かしく思い出したりと、変化し出したのです。

そしてボルトンが支配するウィンターフェルに戻ったサンサは、「ここは私の家」という意識が強まりました。
その頃からサンサは兄弟の中で最もスタークとなりました

アリアが復讐したいがために辿り着いたのは「顔のない男」
彼女は「No One」になりたくて必死にスタークを否定していましたが、結果的に「アリア・スターク」であると断言し、危険な暗殺者となった。

ブランは三つ目の鴉のもとへと行き、自分自身が三つ目の鴉となった。
彼はスターク以前に”ブラン”という人格さえなく、家族も含めた個人的なことに関心がありません。

このように、スターク家は長男と末っ子が亡くなりましたが、生き残っている子らはこれほどまでに変化したため、各々は一匹狼に近い。

だからこそエダードの言葉


狼の群れは依存し合うという意味ではなく、それぞれの持つ能力で補っていくならば、共同体として強くなれるということではないか?と思います。

ドラマは長いこと、サンサ、アリア、ブランがそれぞれ能力を身につけていくための苦難の道を描いてきました。

特にサンサは成長著しいキャラです。
第一章でウィンターフェルを去った頃と比べれば、第六章でボルトンから奪回するとジョンに訴えたサンサの違いが如実です。

彼女は魔法に無縁の泥臭い政治を見てきた。
駆け引き、裏切り、偽善などなど人間社会の汚れた部分を目の当たりにし、良くも悪くもサンサはサーセイやリトルフィンガーから多くを学んだ。

第七章で三人は再会を果たします。
しかし、一番困惑していたのはサンサです。
自分の知らない世界が突然やってきたようなもので、アリアとの緊張感ある描写はサンサが互いに尊重し合い、足りないものを補う関係を築き出すことに気づく話だったのだろうと思います。

互いの持つ力によって強くなれる=群れ

サンサの衣装は自分を守るため、小さな針形の武器を携えているデザインでした。

その彼女には今、「針=ニードル」を武器にしたアリアがいます。

リトルフィンガーの誤算


リトルフィンガーへの裁判は、彼の策略が基で結果的にバラバラになってしまったスタークの子らによるもの。


リトルフィンガーは自分の目的だけのために動いていました。
サンサにスタークの自覚をもたらし、ウィンターフェルの奪回に成功させ、自分の目的に近づいたと考えていたでしょう。

しかし、ウィンターフェルはブランやアリアの帰る場所にもなった。
リトルフィンガーはスターク家の生き残りはサンサしかいないと思っていた。
彼はサンサにあらゆる想定をしておく必要性を語っていましたが、生き残りの子が戻ってくることは誤算だったかもしれません。

しかもブランとアリアを見くびっている側面もあった。

リトルフィンガーはスターク家の崩壊に導いた張本人ですが、予想外の形で再生させたことになります。
彼は「混沌は梯子」とヴァリスに言っていました。
彼にとって混沌の梯子は「スターク」だったというオチかもしれませんね。








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