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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

リトルフィンガーが踊る 映画「シング・ストリート 未来へのうた」

今月、スターチャンネルではジョン・カーニー監督作を特集しています。
日本では未公開の「オン・エッジ 19歳のカルテ」(2001年/アイルランド)も放送。キリアン・マーフィーが主演でした。

さて、今回は「シング・ストリート 未来へのうた」(2015年/アイルランド=英=米)の感想を。
ネタバレなしです。


【ストーリー】
1985年、アイルランドのダブリン。
不況下で父親が失業してしまったため、私立学校から公立学校へ転入を余儀なくされた14歳のコナー。学校ではイジメに遭い、家では両親の喧嘩が絶えなくなった。
コナーにとって楽しみなのは、ポップス好きの兄と一緒に見るMTV。
すっかりデュラン・デュランの虜になったコナーは、ある日、自称モデルのラフィーナと出会い一目惚れ。
思わず「バンドをやっていてPVを撮るから出て欲しい」と言ってしまう。
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ジョン・カーニー監督作である、映画「ONCE ダブリンの街角で」と同様、音楽がたっぷりです。
何が嬉しいかって、80年代のポップスがバックに流れることですねー。懐かしい♪
それに、コナーたちのオリジナルソングもなかなか良い。

コナーの兄が流行のポップスやバンドの凄さを力説し、コナーがあっさり影響を受けたスタイルになってしまうのは笑ってしまいました。

アイルランドを舞台に、音楽を中心にしている青春映画の代表作は、アラン・パーカー監督作「ザ・コミットメンツ」だと思っていますが、ジョン・カーニーの作品は青春時代の切なさや痛みが丁寧に描かれているので、繊細さがありますね。

ですから、ジョン・カーニー作品は優しい視線を感じます。
「若者たちには可能性がある」といったメッセージが込められ、そのような作風が私は好きですね。

ハリウッド映画が80年代に置き去りにした青春映画。
「ランブルフィッシュ」とか「セイ・エニシング」等々・・・。
良い作品が多かったのに。

さて、この作品には「ゲーム・オブ・スローンズ」のリトルフィンガー役エイダン・ギレンがコナーの父親役で出ています。
劇中、踊っていたので「うぉぉぉぉぉ~!!!」と興奮したため、この記事のタイトルに入れちゃいました(苦笑)

踊るリトルフィンガー↓







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