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最終章 第三話「The Long Night」は賛否両論@ゲーム・オブ・スローンズ

最終シーズンに於ける前半の山場だった第三話。
何が起きるか事前に察知していただけに、期待が高まっていたエピソードでもありました。
しかし、それ故に賛否両論が生じています。

以下はネタバレを含んでいます。未見の方は注意。



夜の王の微笑み♪

世界規模でファンの多いドラマですから、「賛否両論」が生じるのは致し方ないことだと思います。万人に満足させることは不可能だからです。

では私自身が第三話をどう感じたか、ここで述べたいと思います。

そもそも「ゲーム・オブ・スローンズ」は、不気味で恐ろしいホワイトウォーカーの描写から始まりました。
それ以降、人間同士の権力争いなどが中心となって描かれながらも、私たちの頭の片隅には常に「ホワイトウォーカーの脅威」というものがありました。

過去シーズン、ホワイトウォーカーの描写は僅かでしたが、彼らの恐ろしさを思い出させるかのように挟み込まれ続けていた。
そしてシーズンが進むにつれ、ジョンが死の軍団の脅威に対処するための行動を描き出した。

多くの理論は、その脅威に立ち向かい、人類を救うのがジョン・スノウだとしていました。ドラマでも「約束された王子」と触れていたので、大半の人は「ジョンが夜の王と直接対決する運命」だと思っていたはず。

多くのファンは、ジョンが決死の覚悟で夜の王に挑んで倒すことを望んでいたでしょうから、「ええ~?ジョンじゃないの?」というガッカリ感が生じたのだと思います。
しかもジョンは地上にて先頭に立ち、指揮を執っていたわけでもありません。
上空からドラゴンを操って戦っていました。

「ターガリエン」としての戦い方なのかもしれませんが、彼が大事にし、死の軍団との戦いで重要となるであろう”ロングクロウ”は脇に追いやられました。
個人的にもジョンのバトル描写は、第七章の凍った湖の時の方が彼らしかったと思います。正直、今回のジョンは、ドラゴンに乗ってしがみ付いているだけでガッカリはしました。

そして、第三話でクローズアップされていたアリア。
彼女が過去シーズン辿ってきたことの集大成が描かれていました。
私は前々から「黒と白の館などで修行してきた意味を最終章で示して欲しい」と思っていたので、アリアが辿ってきた様々な「点」が「線」となって繋がったことは満足しています。

でもまさか、彼女が夜の王を倒すとは思いませんでしたが。

アリアは第七章ですら死の軍団と関わる描写はありませんでした。それがいきなり夜の王を倒した英雄(ヒロイン)となったので、唐突過ぎるなぁ~と。
まぁ「意外な展開」という意味では成功したかもしれません(苦笑)

第七章が終わり最終章の放送スタートするまでの間、死の軍団とのバトルはクライマックスになる予想をしてる人が多かったです。
偽リークのほとんど、夜の王と直接戦うのはジョンになってましたし(笑)

ですから「え?夜の王ってこれで終わり??」
・・・このように拍子抜けした人もいたと思います(私もそうでした)

が、しかし!
夜の王はこうなることを事前に知っていたはず。
死の軍団が終焉することを知った上で南下してきたはずで、それには何か理由があってのことだと私は思います。

本当のどんでん返しな展開は、後半に生じる可能性があります。
単にサーセイとデナーリスたちの戦いで終わるとも思えません。
第三話でのバトルも「だからそうだったのか」という風に、思いもよらぬことに繋がって欲しいと思います。


※第一章からずっとエミリアと一緒に撮影してきたジョラー役のイアン・ギレン。彼の死に号泣するデナーリスのシーンで、エミリアはマジ泣きしてるように見えました。病で大変だったエミリアを、撮影中、彼は支えてくれたんでしょうね。

それと、デナーリス役のエミリア・クラークは「第五話に凄いことが起きる」というようなことをテレビのトークショーで語っていました。

楽しみですね。








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