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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

裏話:第七章 #2@ゲーム・オブ・スローンズ

長い・・・過去エピソードに於ける原作との相違点がズラズラ書かれてたりしてるので、要点を書き出すことがチョッと大変。




◆第七章 第二話「嵐の申し子」
  • 脚本家のブライアン・コグマンによると、当初このエピソードのタイトルは「狂王の娘」のはずだった。他のキャラクターはデナーリスのことを「狂王の娘」として知っているため。
  • デナーリスとヴァリスのシーンは、ウェスタロスの政治的状況を伝えるため、長いシーンとなるはずだった。撮影自体は長かったが、結局編集でカットされた部分が多かった。
  • 第七章の展開ペースが早いと言われてた。シーンとシーンの間で長い時間を要しているはずなのに、一気に飛んでいることに俳優たちも驚いていた。
    • たとえば、グレイワームは次のエピソードでドラゴンストーンから遠く離れた反対側のキャスタリーロックに到着した。
  • メリサンドルはデナーリスに会い、自己紹介した時「私は名を”メリサンドル”と呼んでいます」と言った(※日本語の字幕はどうでしたっけ?)これは子供の頃の名前と異なっているため。
  • メリサンドル役のカリスさんはインタビューで、「メリサンドルはジョン・スノウが約束された王子であると信じている」と語った。そしてデナーリスに対しては「果たす役割を持っていると告げただけだ」とのこと。デナーリスに対し、ジョン・スノウと会うことを奨めたのはそのためであり、メリサンドル自身「約束された王子」はデナーリスだと思っていない。
  • 原作の中でメリサンドルが炎の中で見るヴィジョンは雪ばかりであり、ジョン・スノウの比喩である。第四章でナイツウォッチの火葬の際、炎越しにメリサンドルがジョン・スノウを見ていた描写は暗にそれを示していた。
  • ティリオンのキャスタリーロック攻撃計画はロブ・スタークの作戦に似ている。そして、敵の拠点を占領することは屈辱を与えることになる。ウェスタロスの歴史上、戦争では同様な作戦がよく用いられていた。
    • シオンが第二章でウィンターフェルを占領したのも同じ作戦であり、ロブは憤慨したが屈辱を受けた。
    • ロバートの反乱時、ストームズエンドはタイレル軍から包囲されていた。スタニスはその包囲戦に耐えることができたが、それもバラシオン家の拠点を狙った作戦だった。
  • デナーリスの戦略会議に出ていた者はすべて女性(サポート役は除く。主導権のある者としてエラリア・サンド、ヤーラ・グレイジョイ、オレナ・タイレル)
  • その戦略会議に立ち会っていた男性4人のうち、3人は去勢されていた者(ヴァリス、シオン、グレイワーム)
  • デナーリス役のエミリア・クラークは、ミーリーンでの経験でデナーリスは成長したと語っていた。ミーリーンでドラゴンと穢れなき軍団を投入したことで、長期的な反乱に遭った。デナーリスはそのことから、ラニスター軍に焦点を当てながらウェスタロスの諸家と手を組む必要性を学んだ。
  • ティリオンは戦略としてキャスタリーロックの占領、王都の包囲を語っていたが、ドスラク人の役割については触れていなかった。
  • 第一章でロバート・バラシオンは、サーセイにドスラク人を率いたターガリエン(ヴィセーリス)が行うであろう戦術を予測していた。自分たちは城の中に閉じこもるしかなくなると語っていた。
  • クァイバーンが対ドラゴン兵器として「サソリ」を製造した。彼はミーリーンの闘技場でドロゴンが敵の投げた槍で負傷したことを挙げていた。しかし当時のドロゴンはまだ成長過程であったため皮膚や鱗を貫通していたのであって、成長しきった現在は硬い皮膚と鱗になっている。闘技場の頃とは異なっている。
  • サーセイが試し撃ちし、ドラゴンの頭蓋骨を貫通したが、皮膚と鱗で覆われているドロゴンたちも同様に貫通するとは限らない。
  • サーセイがタイレル家の旗手たちを呼び、自分の側に付くよう話をしたデナーリスの件は半分が本当で半分が嘘。戦争時に自分たちの戦力を大きくしたり決起するため、プロパガンダを行うことと同じ。そして、ドスラク人は野蛮であることを強調した。「敵はこれほどまでに残酷だ」という風に煽ることも近代の戦争で用いているプロパガンダ(※第二次世界大戦時、アメリカは日本人を野蛮であると煽ったことと同じ。現在もまだ尾を引いてますけど)
  • ドスラク人を野蛮だと強調していたサーセイ。彼女の父タイウィンは、レイン家の子供も含めて虐殺。ロブたちの血染めの婚儀も虐殺。それを棚上げ。
  • ジョン・スノウにとって、父方の祖父が母方の祖父を処刑したことになる。
  • ※ティリオンが第一章でジョンに言った「俺もお前と立場は同じだ」という日本語字幕ですが、実際は「すべてのドワーフは父親にとっちゃ”落し子(ろくでなし)”だ」です。ティリオンがジョン宛に送った手紙に、その時の言葉が記されてます。
  • サムはジョンがナイツウォッチを去り、ウィンターフェルに戻っていることを知った描写はないが、ホットパイも知っている情報なので耳に入っている可能性がある。彼がジョンに送った手紙は黒の城経由ではなく、直接ウィンターフェルに届いたと思われる。
  • ドラゴンストーンにドラゴングラスがあることをスタニス・バラシオンは知っていたが、ダヴォスも知っていたのかは不明。しかも、スタニスでさえどれくらいのドラゴングラスが島にあるのか知らなかっただろう。
  • 原作では、ドラゴングラスはホワイトウォーカーのみ倒せる武器だとしている。亡者には効き目がないが、戦闘シーンなどを考えた場合、亡者もドラゴングラスで倒せる設定にした可能性がある。火のみであると、亡者を演じるスタントマンは大変(緑色の服を着用したまま火だるまになれない)
  • ゴーストのシーンは撮影されたが、編集でカットされてしまった。
  • ウィンターフェルでは、大狼の像などがキチンと修復されていることがわかる(ボルトンが城主の頃は壊されてる状態のままだった)
  • ジョンが怒ってリトルフィンガーの首を押さえつけたシーン。怒った理由は、リトルフィンガーがサンサをラムジーと結婚させたことを知っていたからだろう。リトルフィンガーが行った他の悪事をジョンは知らない。
  • アリアと再会したホットパイは、アリアを可愛いと言った。アリアが誰かから「可愛い」と言われたのは初めて。
  • ナイメリアとアリアの再会シーン。狼とアリア役のメイジーは別撮り。メイジーは緑色のポールを見つめていた。
  • サムがジョラーに治療をする際、芥子の汁ではなくラム酒を与えた理由が不明。医療用の薬や手袋を用意しながら、芥子の汁は用意しなかったことになる。その疑問に「芥子の汁を入手できる場所は立ち入りが制限されていた可能性はある」という意見がある。
  • 第二章でスタニスが攻撃してくる前ティリオンが「ウェスタロスの大包囲の歴史」を読んでいたが、その著者の名前がサムとアーチ・メイスターの会話の中で言及された。
  • 鉄の兵士は海の上でも重い甲冑を身につけて戦う。これは海に落ちて溺れることを恐れていないため。有能な兵士は重い甲冑を身につけていても溺れない。
  • エラリアとサンド・スネークに関して描き方に批判が多々あったが、人種差別的であったとの意見も生じた。
  • ユーロンとの戦いのシーンは撮影に一週間(夜のみ)かかった。ヤーラ役のジェンマさんは怪我をしたため、数ヵ月後にヤーラが戦うシーンを撮影した。
  • D&Dによると、船上の凄惨な状況を目のあたりにしたシオンの心身に起きたのは、PTSDの症状。ラムジーによって虐待を受けたトラウマが引き起こした。
  • 脚本家ブライアン・コグマンによると、グレイワームとミッサンデイの”むふふ”なシーンは、1978年の映画「帰郷」でインスピレーションを得たと語っていた。





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最終章の公式フォト公開@ゲーム・オブ・スローンズ

HBO「ゲーム・オブ・スローンズ」の公式ブログ「MAKING GAME OF THRONES」にて、最終章の写真が公開されました。


写真出典:MAKING GAME OF THRONES

キャラクターのみが写っている写真ばかりで、具体的にどのようなシーンなのかはわかりませんが、最終章に於ける衣装が明確にわかります。

上のサーセイの写真。
少しお腹のまわりがゆったりしてるドレスのようにも見えますね。
お腹の大きさからして、妊娠7~8ヶ月あたりに見えますけど(ドラマ設定ではそうじゃないかも)


写真出典:MAKING GAME OF THRONES

サーセイのもとから去ったジェイミーの井出達。
甲冑を着用してます(北部軍のものにも見えますけど)
ウィンターフェルに到着した様子かもしれませんね。
画面のエフェクトの色がそれっぽいです。
ジェイミーは第二章~第三章以来の髭面で、ワイルドになっております。


写真出典:MAKING GAME OF THRONES

そしてデナーリスの衣装。
場所はウィンターフェル内のようですね。
暖かそうな衣装になってます。

スターク家や北部の諸侯たちにご挨拶してる場面でしょうか?
笑みを浮かべていますけど。
たぶん、デナーリス御一行がウィンターフェルに到着した第一話目のシーンだと思います。

他のキャラについては、公式ブログでチェックして下さい。







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最終章は6つの映画っぽくなるらしい@ゲーム・オブ・スローンズ

HBOのお偉いさんは、一昨年、脚本が出来上がって読んだ段階で「シーズン8は映画のようであり、叙事詩的だ」と述べていました。
そして撮影された最終章の映像を2回ご覧になったそうで(VFXは含まれてないかも)、映像を見た印象として重ねるように同じことを繰り返し述べています。



先日、ダヴォス役のリアム・カンニガムはアイルランドのテレビトークショーに出演し、彼もまた「6つの映画のようである」と語ったんですね。
加えて、「今までのシーズンとは違った印象になるだろう」という風にも述べています。

ですから、単に長編映画並みの長さになるというニュアンスではなさそうです。
過去シーズンは視点があちこちの舞台で点在し、各々のキャラクターの出来事が描かれてきました。
そういう構成ではないということかもしれません。

今まで描いてきたことへのオチをつける必要がありますので、エピソード毎に中心となるキャラを置くということになるのかなぁ~?と。
例えば、各エピソードに細かい起承転結が含まれる・・・とか?

現段階で残ってる主な名家は、スターク、ターガリエン、ラニスター、グレイジョイです。それと死の軍団。

たとえば、
第一話はスターク(ジョンの出生とか)
第二話はグレイジョイ(シオンとヤーラとユーロン)
第三話は死の軍団
第四話はターガリエン(デナーリスとジョン)
第五話はラニスター
最終話は七王国
――こういう風になったりするぅ??

それと、リアム・カンニガムは「ヴァラー・モルグリス」と言ったんですが、最終章に関係があるのかないのかは不明。

ダヴォスはドラマの中での「良心」という位置づけとして人気があるキャラです。個人的に、ダヴォスは生き残っていて欲しい~と思ってるんですけどね。


◆余談◆

ダヴォスと言えば・・・。
リアム・カンニガムは仏俳優のジャン・レノに似てるとよく言われてますね。


ちなみに、巷では言われてないキャラで、恐らく私だけが「似てる」と思ってる方がいます。
オベリン・マーテル役のペドロ・パスカル。
彼に似た人が米ロックバンド「TOTO」にいます(70年代の頃の顔ですけどね)


オベリンを見た時、「どこかで見た気がする」と思っていました。
「TOTO」を知ってるとか、世代がバレバレですね(苦笑)







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