awesome的な

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

ヴァリスの謎@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章のネタバレも含んでいます。未見の方は注意。



ヴァリスに関しては謎が多いですね。
それも最終シーズンで明らかになるでしょうが、2019年まで待たなくてはなりません。
そこで長らく待つ間、勝手に「仮説」を立てた上で過去シーズンも踏まえて検証してみたいと思います。


仮説:ヴァリスはウィアウッドと繋がっている

世界的に有名な理論としては「ヴァリスは人魚」というものがあるんですけどね(苦笑)
ジョークとしては面白いですが、私はあくまでドラマに沿った線で考えます。

では、「ヴァリスはウィアウッドと繋がっている」の考えに及んだ根拠を挙げてみます。

根拠1:
第一章
ブランを暗殺しようとした刺客が持っていた短剣の件で、キャトリンは限られた者を集めウィンターフェルのウィアウッドの前で色々と話をし、短剣の持ち主を調べることに。
そして彼女はロドリックと共に、忍んで王都へ向かいました。
その王都へ来ることを事前に知っていたのは、リトルフィンガーとヴァリス。

特にヴァリスは、ヴァリリア鋼の短剣について調べるため、キャトリンが王都へ来ることを知っていました。
ヴァリスの”小鳥”と言えども、ウィアウッドのある敷地内には容易に入ることはできないでしょう。考えられるのは、ウィアウッドを通じてヴァリスが知ったのでは?
彼は風などを通し、囁やきが聞き取れるかもしれない~~とか(苦笑)

根拠2:
第三章
ヴァリスはティリオンに、少年時代に遭った去勢のことについて話をしました。
その時、「青い炎が上がり、中から声が聞こえてきた」と語っていました。
まず、光の王なら青い炎ではないだろう――ということ。
そしてティリオンが影響力のなさを話した際、ヴァリスは「私は植物を育てるようにし、ツルを伸ばしてきた」と、自分の行動を植物に例えたこと。

ウィアウッドは根を情報網のように繋げ、あらゆる場所の情報を共有していると言われています。ヴァリスは去勢されたことで新たな才能が開いたとエダードに語っていたように、ウィアウッドと繋がる能力を有した可能性があります。

根拠3:
ヴァリスは度々、「国家に仕える」と語っています。
そして、権力者が弱者を虐げない社会を望んでいます。
彼の目的が「平和」であり、それを実現してくれる者がトップになるよう動いてきました。そのためには、権力を有する場所にいなくてはならない。
ウィアウッドと森の子らが直接関わることができない場所に、ヴァリスは辿り着いたことになります。

ヴァリスは誰よりもウェスタロスの安定を望んでいる人物。
なぜ自由都市出身の貧しい少年だった人物が、他の土地に於いて崇高な理想を掲げながら行動してるのでしょう?
その崇高な理想は、森の子らと同じではないでしょうか?

なぜヴァリスはウェスタロスの平和を求めているのか

単なる理想家ではなく、ヴァリスが青い炎によって自分の最期を知った可能性があります。それは混乱の世界が死を招いたという有様だったかもしれません。
少年にとっては、信じ難い死に様だったのでしょう。
一緒にいた妖術師は、既に世の中は混乱しているため、死ぬことを促した可能性があります。それでヴァリスは腹いせに「生きぬいてやる」と誓った。

少年のヴァリスは、世の中が安定し平和になることによって、死を避けられると悟ったのではないでしょうか?
青い炎の主はショックを与えることで、ヴァリスがそのように動き出すことを知っていたかもしれません。
それで、情報が如何に重要であるかも悟らせた。

なぜヴァリスはターガリエンを支持してたのか

恐らくは、比較的社会が安定していたエイゴンの時代を取り戻すことが近道だと思った可能性があります。
狂王エイリスは恐怖と混乱に陥れましたが、彼の長男レイガーには理想の国家を築けるだけの素質があったでしょう。
しかし、レイガーもロバートの反乱時に殺害された。
ロバートが王座に就いてから、グレイジョイの反乱を除けばまずまずの社会でしたが、彼は酒浸りの王。

ヴァリスはあくまでもターガリエンに希望を見出そうとしていたと思います。
ただ、亡命中であったヴィセーリスの性格については詳しく知らなかった。

第一章、ロバートがデナーリス殺害の指示を出した際、「反対するエダードをヴァリスは逆に説得してたではないかー!」と思われるでしょう。
当時はヴィセーリスを重要視しており、妊娠したデナーリスのせいでカール・ドロゴが動かなくなると思っていたからで、デナーリスはかえって足かせになると判断していたためです。

結局ヴァリスは死ぬのだろうか?

第七章でメリサンドルが示唆していました。

「あなたと同じように、この奇妙な国で死なねばならない」

彼女は自分とヴァリスの最期を知っているようです(ただ彼女の予言への解釈は正しいとも限りませんが)

メリサンドルが何のためにヴォランティスに戻ったのかは不明です。
最終シーズンは6話。
もう、何か新しい種をまく段階にはありません。むしろ、まいた種が育ったものを刈り取るのみです。
今後、新たな展開としては主要なキャラの多くが北部へ集結すること。
ウィアウッドが比較的多く残る北部へ辿り着いたヴァリス。
何かが明かされる可能性がなきにしもあらず。

ブランがヴァリスの役割を知るのか、ヴァリス自身が気づくのかはわかりませんが、彼は自分の役割が北と繋がっていたことがわかるかもしれない。
ヴァリスは予言通りに死ぬ可能性はありますが、最終的にヴァリスは死を抗うのではなく、受け入れるかもしれない。
死は尊いものとして訪れるのではないでしょうか。



ちなみに、「炎=闘争」「氷=復讐」とも言われてます。
平和主義者のヴァリスですが、去勢した妖術師への復讐を行いました。

以上でございます(苦笑)






★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★