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素朴な疑問シリーズ:第三章編@ゲーム・オブ・スローンズ

第三章は印象として、先日も触れました「キャスタミアの雨」ですね。
いろんなエピソードがありながらも、第三章はたったひとつのエピソードの衝撃があり過ぎて、それしか記憶にないという方も多いと思います。

ネタバレを含んでいます。



◆ウェスタロスの”おもてなし”の法律やルールは何ですか?

・ウェスタロスには「ゲストの権利」というものがあります。
パンと塩を提供し、ゲストがそれを食べた時点から「ゲストの権利」が有効になります。
これは、たとえ相手が敵であってもゲストの権利は絶対なのです。
ホスト側は、ゲストの安全を保障しなくてはなりません。

・ゲストを保護するという伝統は、親しい者、尊敬する相手に限らないことです。
貴族は国家指導者でもありますので、敵対する者と交渉する場合もあります。
その時、敵対する者に対しても安全を保障せねばなりません。

◆ロブがカースターク公を人質にせず、処刑したのは何故ですか?

・ロブがカースタークを処刑した理由は、ラニスターの人質を殺害したからです。
当時スターク家は、ラニスターに妹たちが囚われていた(正確にはサンサ一人だけれど、アリアも含まれていると思っていた)
そういう意味で、何の罪もないラニスター家の少年を殺害することは、即ちロブにとって妹たちの命を危険に陥れる行為と捉えた。

・ロブは短期的な戦略には長けていたが、長期的戦略は劣っていた。
長期的戦略を見誤ったから、カースタークを処刑した。
彼は戦いに勝ち続けてきたが、戦争を失った。

・彼は若かった。
だから、何も理解していなかった。
ロブはウォルダー・フレイを理解していなかった。
シオン・グレイジョイを理解していなかったし、ベイロン・グレイジョイも理解していなかった。
母親のキャトリンを理解してなかったし、叔父のエドミュア・タリーを理解していなかった。
ロブはルース・ボルトンを理解していなかった。
そして、カースタークを理解していなかった。

◆ロブがウォルダーの娘と結婚する約束を破ってなければ、生きていますか?

・あのような事態(レッド・ウェディング)は起きなかったかもしれないが、ロブが戦争で不利な状況になっていればウォルダーの性格からして何とも言えない。
ウィンターフェルが侵略された時点でウォルダーにとっては旨味のない婚姻。
北部を失った北の王ロブを有難がることはないだろう。

・ウォルダーはロブが娘と結婚しなかったことについて、大した問題ではなくなっていたと思う。
なぜなら、ウィンターフェルは鉄の民によって侵略され奪われた。
ロブはウィンターフェルの城主ではなくなり、「北の王」とは名ばかりになっていた。
むしろ、リヴァーラン城の主であるエドミュア・タリーとの婚姻の方がウォルダーにとっては最良だったのでは?
「もしも」と仮定しても、様々な要因が絡み合っているので、ウォルダーの娘と結婚したか否かは関係なく殺害されていただろう。


◆血染めの婚儀(レッド・ウェディング)は、予測可能でしたか?

・あの悲劇は誰も予測できなかったと思います。

・双子城に於けるキャトリンの様子を敏感に察していた人は、彼女は身構えていたことがわかったと思う。
キャトリンは塩とパンを口にしていなかった。
とは言え、無事に婚儀を終えた弟エドミュアの姿を見て安堵した部分はあっただろう。
誰もあの悲劇は予測できなかったと思う。
レッド・ウェディングはキャトリンの視点で描かれていた。
だからこそ、悲劇が際立っていた。






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