顔のない男と数多の顔の神@ゲーム・オブ・スローンズ
ネタバレを含んでいます。
しかも長文です。
疑問シリーズ化しちゃってますけど、今回も(個人的な)疑問を取り上げます。
ドラマの中でもよくわからないのが「顔のない男」「誰でもない者」「数多の顔の神」
アリアは第五章でブレーヴォスを訪れ、お久しぶりにジャクェンと再会し、何やら訳のわからない修行を開始。
掃除したり遺体を拭いたり、「お前は誰だ?」と問われバシバシ叩かれてたっていうぐらいしか修行内容がわかりません(苦笑)
色々あって、結果的に「娘は誰でもない者になった」とアリアはジャクェンに告げられましたが、「娘はアリア・スタークだ」と答えて黒と白の館を後にしました。
で、今後展開する物語の中に於いて、ジャクェンの役割が不明状態。
もしも、アリアがウェスタロスに戻ったことで、ジャクェンの出番終了となった場合、「ジャクェンは何だったのか?」「数多の顔の神とは何だったのか?」ということに。
ではまず最初に「顔のない男」の歴史から。
ジャクェンが劇中アリアに教えていましたが、「顔のない男」の始まりはヴァリリアの奴隷たち。
彼らは過酷な労働を強いられていて、それから解放されるのは死のみ。
ヴァリリアの奴隷たちにとって、死は贈り物だった。
奴隷たちは各々異なる神に死を祈っていたが、どの神にも共通しているのが死神だということがわかった。
それで死神を「数多の顔の神」という風に捉えたらしい。
そして、どこよりも繁栄していた先進都市ヴァリリアは、あっという間に壊滅。
死が都市を飲み込んだような出来事。
奴隷たちは「死は贈り物」という概念のままヴァリリアを離れていった。
その奴隷の中から「顔のない男」という暗殺者が誕生し、ブレーヴォスを拠点として黒と白の館を建てた。
ブレーヴォスの人々は「顔のない男」は死をもたらすことを知っており、恐れられてもいたようです(老人の姿になってたジャクェンを見て逃げ出したシーンがありました)
しかし、黒と白の館には死を望む人たちが訪れ、苦しみのない死を贈り物として受け取っていた。
「顔のない男」は、己の怨恨で人を死には至らしめない。
依頼されれば粛々と任務を遂行するのみ。
さて、その「顔のない男」のセオリーがあります。
ヴァリリアという都市を壊滅させたのは「顔のない男」であり、彼らはヴァリリアと同様に世界を終わらせようとしている・・・そうな。
「皆、死なねばならない」という言葉通り。
「彼らはホワイトウォーカーと手を組む」
「いや、贈り物を受け取った死人を操るホワイトウォーカーを敵対するだろう。彼らはヴァリリアにいる石化人の拠点をウェスタロスにする」
・・・などと意見は分かれてたりしてますが、ホワイトウォーカーに加えて石化人がウェスタロスを襲い掛かったら、恐ろしいことになりますねー。
原作ですと、ジャクェンはオールドタウンでサムと関わるらしい。
ドラマではどうなるかわかりませんけども。
ちなみに、ジャクェン自身が「数多の顔の神=死神」というセオリーもあるんですよ。
視力を奪ったり、視力を戻したりという力がありますからねぇ。
「顔のない男」は死んだ人間のアイデンティティを引き継いで、その人物になりきれるそうです。だから、「顔のない男じゃないか?」と憶測されてる登場人物も多々。
たとえば、ヴァリス、クァイバーンなどが「顔のない男かもしれない」と言われてます。
第七章の情報で「顔のない男」について触れられてるものは皆無なんですが、アリアへの特訓で終わりということはないでしょう。
むしろ、物語の中で予想を上回る大きな役割があると思いたい。
終盤、驚きがあった方がいいですよねー。
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