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FF16:DLC「The RisingTide 《海の慟哭》 」本編のラストはやはり…【ネタバレ気味】

DLC第二弾「The RisingTide 《海の慟哭》 」のサブクエも全て終了しました。
第一弾はチョッと期待外れな部分がありましたけど、第二弾は割と満足してます。
「これで最後かぁ…」と思うと、寂しくもある。

ポリコレ界隈が騒いでいた「褐色な肌のキャラがいない!」という騒ぎ。ここで出てるじゃん。
配慮したのかな?
顔はアフリカ系の造りじゃないですけどね。

「肌の色で四の五の言うんなら、これでいいんだろ!」って言ってる、吉田Pさんの声が聞こえてきそうだわ。
しかも長は戦士でもある女性だし。



舞台となる場所は、他の地域と隔絶されてる。
ベアラーへの差別もない。
クライヴたちが理想として掲げている「人が人として生きられる場所」を体現してる…って設定。皆、それぞれの能力を活かし、助け合い、支え合って生きてる地。

ここのサブクエスト。
私が最後に取り掛かったのは、ある儀式の準備するためのクエスト。
儀式で「山」「川」「海」の水を使うんですけど、それぞれの水には意味がある。

クライヴは儀式の立会人として「海」の水を使った。
その「海」の水は何を意味してるか…ってことです。
本編のラスト、クライヴがいた場所にも通ずる意味なのでは?と思いましたよ。
それが答えだとしたら、クライヴ生存説を唱えてた方、残念でしたね。

本編では、エーテルが蔓延してアカシアが増えていたりと、まだ不穏な世界のままでしたけど、DLC第二弾では、人間が目指すべき社会を見せてくれたことで厚みが増したと思います。
「人が人として生きられる世界」は、単なる夢物語ではなく可能なことであると。

良い追加ストーリーだったと思います。
第一弾は、まぁ色々と前振りだったのね。
「やっぱ出てきたか」と。

でも、禁書の件で出てきた謎な男と、意味ありげな登場の仕方をしてた薬売りの少女は特に深い意味はなかったって結果になりました(苦笑)

さて、リヴァイアサンとアルテマのアビリティ解放が可能になりました。
アルテマ、太っ腹ね。
アクセも色々と有用なものが増えましたよ。
装備できる枠を増やして欲しいくらいだわ。

せっかくだし「つよくてニューゲーム」やりたくなるじゃんね?

最後に…

私はこのFF16を駄ゲーだとは思っていません。
「他のFFシリーズを知らないからだろ」って言う方もいるでしょうけど、ゲームってプレイして「何を味わいたいのか」「何を体験したいのか」ってことは、人それぞれに違います。

人間は脳の快楽物質を出し、それで快感を味わいます。
何によって快楽物質が出るのか、これも人によって異なります。
すんごく強い敵を討伐した瞬間、ドバドバとドーパミンが出る人もそりゃいるでしょう。私は「しんどい…」と疲れるだけなんですが(苦笑)

私個人としては、今回のDLCに描かれた世界がとても素敵だと思いました。
それで満足なんです。

「デジタルグラフィックで、ここまで水の表現ができるようになったのか」と思いました。村の中に流れている小川の描写に目を見張りました。
「ああ、綺麗だな。私もここでお花を眺めていたいな」と思えたんです。

そういった世界観、最初は開発の方々の脳内にしか存在していません。それが色々なスタッフたちに伝わり、ゲームのグラフィックとして完成させるわけです。
それを見たプレイヤーが「綺麗だな」と思う。
これって素敵なことです。

ゲームの中のキャラたちは、それぞれが目標を持ち、前向きになっています。現実は厳しいけれど、自分で出来ることを精一杯やる。
世の中の不満にばかり目を向けるんではなく、自分はどうなりたいか?どう在りたいか?…と考えることの大切さを教えてくれてます。

ゲーム内でクライヴは言っていました。
一滴の水だけでは成し得ないが、その一滴の水が沢山集まったら岩をも動かせると。

一人のヒーローが世の中を変えるんじゃない。
そういうメッセージがこのゲームにはあります。








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