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第七章#7(最終話)カットされたシーンから考える@ゲーム・オブ・スローンズ

ネタバレです。第七章未見の方は注意。



最終話の終盤。
リトルフィンガーの裁判シーンがありました。
実際に放送されたのは、サンサが神妙な表情で何かを決め、アリアを大広間に呼ぶよう指示して、大広間のシーンへ。

ブラン役のアイザックへのインタビューによると、サンサがブランの部屋へ来たシーンも撮影されたそうです。
サンサには「あなたの助けが必要」という台詞があったそうなので、サムのようにブランから過去の場面を見てもらおうとしたのだと思います。
放送では、そのシーンがカットされました。
メディアによっては”サンサとアリアがブランの部屋へ訪れた”という記述もあるそうですが、まぁどっちみちカットされたから関係ないですけど。

恐らく大広間にブランも一緒に座っていたことから、「視聴者はサンサがブランから助けを得たと察するだろう」ということだったのかも。
加えて、サンサとアリアのストーリーラインは互いに懐疑的になっており、それによる緊張感を保持することにしたのだと思います。

第一章でリトルフィンガーがエダードの喉もとにナイフを突きつけたシーンは、シティウォッチや北部の兵士などが集まった玉座の間でした。
エダードがサーセイやジョフリーを捕らえるように指示した直後、シティウォッチは北部の兵士を全員殺害。


今回は大広間に谷間の兵士、北部の兵士が集まっていました。
リトルフィンガーは事実を暴かれ慌てていましたが、静かに見ている兵士たち・・・というシチュエーションも、裏切り者への感情として効果的でしたね。
一人でアワアワしているリトルフィンガーの惨めさが際立ちました。


この裁判のシーンへの導入部分、アリアが裁かれると思わせて~という捻りも良かったとは思います。サスペンスによくある手法ですが。

でもアリアがウィンターフェルに帰ってきてから、サンサとの確執みたいなシーンがサスペンスやスリラーのように展開させるだけだったのが非常に残念です
それもこれも、ジョンとデナーリスに比重を多く置きすぎた弊害だと私は思ってます。

私たち視聴者は、ジョンやデナーリスだけではなく、サンサとアリアの成長も見てきました。だからこそウィンターフェルで再会を果たし、異なる道を歩んできた彼女らが互いに尊重し合い、エダードの遺志を継いでいく過程も重要でした。
緊張感ある描写や、ある種のどんでん返しも上手くいきましたが、彼女らの過去6シーズン分がそこに集約してるのかと思うと残念過ぎる。

また愚痴になってしまった(⊃∀`* )







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