第七章での不満@ゲーム・オブ・スローンズ
第七章が終りまして、全体的な印象として中身は濃かったと思います。
ダイナミックなバトルシーンや人間同士の駆け引き、そして過去シーズンからのラインなどが散りばめられていました。
しかし、不満な点がないわけじゃない。
ジョンとデナーリスでお腹いっぱい
第七章はジョンとデナーリスの描写に時間をかなり使っていました。この二人がドラマの要なのはわかりますが、他の登場人物の扱いの少なさ、存在感の薄さが際立っていました。
ウィンターフェルでは、サンサの険しい表情だけをクドクド見せられてるだけ。
あまりにもジョンとデナーリスに比重を置きすぎて、他の主要キャラは途中で存在すら忘れるくらいでした。
過去シーズンに於いて、重要なキャラだったはずの人物さえ脇に追いやられていた感じ。新たに出会ったり再会するというシーンでしか注目されていなかった印象。
「で、あの人はどうなったの?」「どうしてたの?」というキャラが数名。
- ヤーラは捕虜となっていますから、安否が不明なのは仕方ない。
- グレイワームはいつキャスタリーロックから戻ったのか?穢れなき軍団が最終話で何事もなかったかのように揃っていた。
- シオンがドラゴンストーンに戻ってきてから何をしてたのか不明。
- イーストウォッチへ出向いた後、ジェンドリーの所在が再び不明。
第六章最終話のシーンに大した意味はなかった
大聖堂を木っ端微塵にしたサーセイが結果的に女王の座につき、戴冠式で双子城から戻ったジェイミーは複雑な表情を見せていました。これにより、ジェイミーは不信感を抱いてるのでは?という予想を多くのファンが抱きました。第七章のはじめに、二人の間に亀裂が生じるのではないかと。
しかし、第七章の冒頭では二人の間にギスギスしたような雰囲気を漂わせましたが、ジェイミーはサーセイから離れることをしなかったどころか、子作りまでするとはっ!
そういう展開にしたのは、ドラマは本と違って映像を見せなけれならず、ハイガーデンへ侵攻した際のオレナとのシーン、そしてデナーリスとの戦いでジェイミーが指揮官として登場する方が絵になるからでしょうね。
結局、第七章の最終話でジェイミーはサーセイから離れますが、第六章の最終話から無理やり引っ張ってきただけという感じがします。
※第一話、エド・シーランが歌った歌詞と重ねてる描写?↑
サーセイが軍を北進させないという判断に反発するジェイミーというのは、大聖堂を木っ端微塵に破壊した時より説得力がないなぁ~という印象。
ドラゴンやドスラク人たちが怪物と戦って勝てないなら、我々が派兵したところでどうにもならん・・・というサーセイの考えは、「確かにそうだわなぁ~」と私は納得しましたけど(苦笑)
そして、同じく第六章最終話でのサンサの表情。
ジョンが北の王を宣言された時、サンサはリトルフィンガーの方へ目線を移し、険しい表情を浮かべました。
彼女はジョンに「リトルフィンガーを信用するのは愚か者だけ」とも言っていたことから、第七章でサンサはリトルフィンガーの悪巧みに抵抗するのかと思いきや。
リトルフィンガーのアドバイスに耳を貸していたかはわかりませんが、サンサは自分が城の責任者になりたいような素振りから始まりました。
サンサはリトルフィンガーが何か企んでいることを承知で、彼を側近として城にいさせました。そこへアリアが戻ってきて、一気にアリアとの緊張感がダラダラ続いた。
これもドラマの都合であって、リトルフィンガーを最終話で退場させるために引っ張っていただけでしょう。それに視聴者は付き合わされた格好。
ラムジーを犬に食わせてほくそ笑んでたクセに、リトルフィンガーをディスる時は慎重に考え覚悟を決めたような描写とか。
ラムジーの「俺はお前の一部になっている」という台詞も、結局のところ大した意味はありませんでしたねぇ。
第八章でそれが露見してくるんでしょうか?いや、ないな。
ともかく、私はサンサの表情がず~っと同じで飽きました(苦笑)
ウィンターフェルのシーンは、サムが訪れてくれたお陰でようやく安心感が出ましたね。
――今回は今までになく、少し辛口な意見としてツッコミ気味に書きました。
もっと細かいファンは、地図の距離を測り、移動時間まで推測して物語の進行具合に矛盾があることまでツッコミますから、私のツッコミは大人しい方ですよ~(苦笑)
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