第七章#4 バトルについての評価@ゲーム・オブ・スローンズ
第七章第四話。
ラニスター軍vsドスラク人+ドラゴンの戦いで、世界のファンはどのように評価していたでしょうか?
迫力のある映像で圧倒されましたが、彼らの戦術等を改めて見直してみたいと思います。
そこでQuoraから、戦いに対する沢山の意見から抜粋して紹介します。
デナーリスとラニスターの戦いをどう見たか
◆ラニスター軍は優れている軍であることが浮き彫りとなった
ラニスター軍は信じられないほど訓練された軍だった。ブロンが向かってくるドスラク人の大群に気づき、兵士に号令をかけ、兵士がスタンバイをするまで短時間だった。
帰路についていた軍隊のキャラバンは数キロに渡って並んでいた。
整列するのは簡単ではない。
そして更に、兵士はドロゴンの姿を見てもパニックを起こしていなかった。
その後、ジェイミーはドロゴンに向けて射手に射撃の号令をかけ、兵士はキチンとした態勢で並んで号令に従った。
恐らくデナーリスはドロゴン抜きだった場合、ドスラク人たちは敗北したと思う。
実際、ドロゴンが現れ攻撃する前、多くのドスラク人はやられていた。彼らは装甲しておらず、指揮官もいなかった。
ドスラク人の数が圧倒し、数字的には勝てる可能性もあったが、彼らが勝利するには大きなコストがかかっただろう。
肝心なのは、ドロゴンが攻撃してもラニスター兵は依然と体を成していたこと。
混乱し逃げ惑うことなく、攻撃態勢を維持していた。
ラニスターの兵士はドラゴンをそれまで見たことはなかった。
普通ならば、パニックに陥って逃げ出すが、彼らはそうではなかった。
そういうことで、ラニスター軍は優れた軍隊であることが明確になった戦いだった。
◆広島原爆の日に放送したのが意味深い
※第四話放送日、日本時間では8月7日でしたが、アメリカは8月6日でした。ドラゴンを敵として迎え撃つ時、より優れた戦術も意味を成さず重要ではないということがわかった。
剣や弓で戦った場合、斬られても再び立ち上がることは可能であるが、ドラゴンとの戦いでは鎧の中の肉体が焼き尽くされる。
それは「戦争」ではなく「大虐殺」である。
ドラゴンも武器だと言えるが、相手兵士の手の届かないところからデナーリスは焼き尽くそうとしていた。
広島が原爆を投下された日、核兵器に匹敵するドラゴンの破壊力の恐怖を見たということは意味深いと思う。
放送日はたまたま偶然だったかもしれないが、GRRMの反戦主義としてのメッセージとうまく一致した。
◆ラニスター軍のドラゴン対策不備
戦術的に、デナーリスはいくつかの間違いは確かにあった。しかし、ラニスター軍も愚かなミスを犯した。
クァイバーンが作ったドラゴン用のクロスボウ「サソリ」を一機しか用意していなかった。数十機用意しておくべきだった。
そうすれば、現在の対空砲のようにドラゴンへ攻撃ができただろう。
◆これは中世の戦いではなく、西部劇
西部劇映画のシチュエーション、カウボーイvsネイティブアメリカン(インディアン)まさに”マカロニウェスタン”
馬に乗りながら雄たけびをあげるドスラク人。
訓練された細い男たちは、この勇ましい群れと向き合った。
ラニスター軍側では、ジェイミーもブロンも、そしてランディル・ターリーも戦闘が始まる前から怯えていた。
ラニスター軍の兵士たちは規律正しく勇敢ではあったが、彼らはただ薄く伸びた感じで配置についていただけ。
彼らはハイガーデンの帰り道で疲れていたし、何より騎兵隊がいなかった。
ドスラク人たちはその薄い壁を突破すれば良いだけだった。
ドロゴンが炎で焼く前から、ドスラク人たちはラインを崩していたことがわかる。
つまり、ラインを崩すためにドロゴンは必要なかったということ。
突破したドスラク人が、ラニスター軍のラインの後方部分に回り込む。
それによって、戦いの勝敗は決まった。
ドロゴンがいなくても、デナーリスは勝利していた。
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一部なんですが、様々な見方や捉え方があったことがわかりますね。
中世の戦争として見ている人、そこから飛躍して西部劇のように見ている人など。
「ゲーム・オブ・スローンズ」のファンは、戦術を細かく解釈する方が多いですね。
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