最終章 最終話「The Iron Throne」を解説してみる@ゲーム・オブ・スローンズ
もう後の物語はありません。
ですから、「解説」としてエピソードを語る必要もないと思います。それぞれが感じたこと、解釈したことが一番大事かな?と思いますし。
でもここで、最終話の方向性としての「こういうことだったのでは?」ということを挙げることで、また違った印象になるかもしれません。
愛と名誉(責務)
最終話でジョン・スノウは、第一章第一話でエダードが突きつけられた「選択」と同じような状況になりました。
それは「愛と名誉」です(名誉は責務と言い換えてもいいと思います)
エダードはロバートから申し出のあった「王の手」を引き受け王都へ行くか、それを断り家族と共に北部に残るか・・・という選択を迫られたシーンがありました。
その時のエダードは「王の手」を引き受ける選択をした。
結果的にそれがスターク家の不幸へと繋がりました。
しかし「王の手」を引き受けたのは、ロバートへの友情という「愛」からだったでしょう。
ジョフリーの件で、エダードは「ジョフリーが真の王である」と言ったのは、娘を守りたい「愛」からでした。
今回、ジョンも選択の狭間に立たされました。
ティリオンにメイスター・エイモンから言われた言葉を語ったように、ジョン自身は自覚していたことです。
あくまでも真の女王デナーリスに従うと言っていたジョンでしたが、「デナーリスは敵を排除する。次なる敵はスタークとなるだろう」と言われた時に揺らいだジョン。
それでジョンは、スタークを守る選択をしたのです。
そのためにデナーリスを抹殺しなければなりません。
勿論、ジョンはデナーリスを愛していました。ですから、どちらの愛を選ぶか?ということにもなります。
ジョンが選択したのは、サンサやアリアを守ること。
エダードが守った二人をジョンも守ったことになります。
それで反逆者となったジョンでしたが、ブランが王になったことでナイツウォッチ送りに。昨年の2月に撮影情報があったあのシーンは、それだったんですね。
何のシーンか色々予想されてましたけど。
さて、以前当ブログで「ジョン役のキットは全体で台本の読みあわせ時、二度泣いた」とお伝えしました。
二回目に泣いたのは、台本の最後のページを目にした時だそうです。
過去シーズンの台本の最後のページは「シーズン○ 完」という風に記述されていたのが、第八章(シーズン8)の場合は「ゲーム・オブ・スローンズ 完」という風に記述されていたそうです。
最初に泣いたシーンは何だったのか?と思っていましたが、それは「ジョンがデナーリスを刺すシーン」だったようです。
キット 「こ、これは・・・全世界のデナーリス・ファンから憎まれる・・・」
ソフィー「泣いてんの?キット(笑)」
・・・という感じ??
違うだろうけど(苦笑)
「鉄の玉座」を巡る紛争は、エダード・スタークが結果的に引き起こしてしまい、そしてジョン・スノウが収束させたことになるんでしょう。
数々の「伏線になるポイントかな?」と思わせられたことが、投げ出されたままの終了でした。
深読みしていたファン(私も含め)、お疲れ(苦笑)
And now our watch has ended.
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★