GIMPで普通に撮った写真を演出する(背景をぼかす)
デジカメでパシャパシャ撮るだけなので、背景をぼかすようなことは難しい。
プロのカメラマンのように撮影テクニックがあれば、最初からそのような写真が撮れるんでしょうけども・・・。
だったら、普通に撮った写真をプロが撮ったように加工したらいじゃないかー。
とても簡単にでき、しかも自分なりに演出もできるという方法を紹介します。
私も加工初心者なので、ノウハウを偉そうに教えられる立場じゃありませんが。
下の画像はCC0です。
ごく普通に桜を写した写真。周辺をぼかして演出してみました。
ちょっと下手っぴですけど(苦笑)
まぁ、こんな感じにできるよ・・・ということで。
では最初に画像を1枚複製します。
上のレイヤーをガウスぼかしでぼかします。
どれくらいのレベルでぼかすかは、調整しながら自分で判断・・・ということで。
ぼかしたレイヤーを選択し、右クリックして「レイヤーマスクの追加」→「完全不透明(白)」を選びます。
たとえば、上から徐々にぼかすようにしたい場合。
ブレンドをクリックし、グラデーションは「描画色から透明」を選択します。
インクの色は黒で不透明度を下げておきます(今回は70くらいにしました)
そして、赤の矢印のように引っ張ってみます。
上から徐々にぼかされていく状態になります。
一部分だけクリアにしたい場合、ブラシを使って黒でなぞっていきます(この時、不透明度は100で)
レイヤーマスクの「完全不透明(白)」を使った場合、黒で消えるという理屈です。元に戻したい場合は、白を使ってなぞります。
続いて、応用編。
写した人物や物以外をぼかしたい場合です。
上の方法でブラシを使って、せっせとなぞることもできますが、今回は「自由選択」で選択範囲を作成した方法を紹介します。
オリジナル画像を1枚複製します。
そして、桜の時と同じく上のレイヤーをガウスぼかし。
ぼかしたレイヤーを選択し、右クリックして「レイヤーマスクの追加」→「完全不透明(白)」を選びます。
そのガウスぼかしを行ったレイヤーの目を消しておきます(ぼけた画像が表示されません)
下のレイヤーを選んで作業。
「自由選択」にて車を囲っていきます。
適当でも構いません。
はみ出しなどの修正は後で可能です。
選択範囲ができたら「選択」→「境界線をぼかす」を選んでそのままOK。
目を消していたレイヤーを表示させますと、選択範囲が表示されています。
大きくしたブラシを使って黒でサーっと車をなぞっていきます。
クリアな車になります。
その作業が終わったら、「選択」→「選択解除」
この後、はみ出したところなどをブラシを用いて黒と白で修正します。
車の手前や下の芝はぼやけてるままですので、桜の画像で紹介したようにグラデーションをかけます。
ブレンドをクリックし、グラデーションは「描画色から透明」を選択します。
不透明度は60~70くらいかな?(お好みで)
下から上へ引っ張ります。
完成。
この手法は覚えると、様々な画像に使えると思います。
新しいレイヤーを追加してオレンジっぽいピンクに塗り、少し温かな感じになるようエフェクトをかけました。
写真の印象が変わりますね。
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