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リトル・フィンガーという男@ゲーム・オブ・スローンズ

”リトル・フィンガー”ことピーター・ベイリッシュ。
彼は表に出ることはせず、裏からいろんな策略を実行している恐ろしい人物ですね。
あのタイウィン・ラニスターすらも裏で操っていた部分があります。

 

第四章で明らかになった、ロバート・バラシオンの王の手であったジョン・アリンの毒殺を仕掛けた張本人。実行したのはジョンの妻ライサ。
ライサは長いことピーターのことを愛していて、その気持ちを利用して毒殺することを勧めたんでしょう。
「邪魔者は消えたのに!」とライサが感情的になり、サンサを月の扉から突き落とそうとした際に、毒殺をゲロしました。

サンサは危機的状況下だったので、恐らくライサの話は聞いてなかったと思いますが、そもそもスターク家がこんな悲劇的なことになった発端はライサとピーターだった。
エダード・スタークは、ライサがキャトリンに送った「ジョン・アリンを消したのはラニスター家である」という手紙を信じちゃって、ラニスター家の秘密をジョン・アリンが知ってしまったのでは?と調査。

結果、バラシオン家には代々金髪がおらず、ジョフリーはロバートの子ではないとわかっちゃった。それでジョフリーは正統な世継ぎにはならず、ロバートの弟スタニスが王位継承者だと訴えてしまい、エダードは処刑されちゃった。

それとピーターはレンリーに会いにきたキャトリンに「サンサもアリアも王都で捕らえられてるが元気だ」という嘘を言いましたね。
その話を信じたキャトリンは、娘たちと交換するため、捕虜のジェイミーを解放してしまうんです。それが自分たちの命を失うキッカケになってしまった。
その前にも、ピーターはブランを暗殺しようとした刺客が持っていた剣はティリオン・ラニスターのものだという嘘をキャトリンに言い、彼女がティリオンを捕らえたことで、タイウィンの怒りに触れたことも要因だった。

そして、ジョフリー殺しもリトル・フィンガーが絡んでたし、結局ライサも殺害。
混乱の種を蒔きまくってるんですねぇ。

ピーターという男は、あちこちで良い顔を見せます。「あなたの味方である」と思わせるのが巧みなんですね。
彼は常に「誓う」「信頼してくれ」と口にする。
神々に誓うと言いながら偽り、信頼しろと言いながら裏切る。
本当にキャトリンのことが好きだったとは思いますが、彼の愛情というものがよくわかりませんねぇ。

自分が一番大好きなんでしょうかね?

貴族出身ではないリトル・フィンガーの野心は計り知れないものがあります。
ライサと結婚したことで高巣城を手に入れたも同然。
そして、サンサを利用しようと企んでいる節があります。
北部も手に入れようとしてる感じでしょうか。

タイウィンが亡くなり、今後彼はどう動くのか興味ありますね。
既にボルトンには後ろ盾がいなくなり、北部の人たちから反感を買っているとわかっているので、それでボルトンを手玉にしようとしてる感じ。
恐らく、タイウィンとボルトンの仲介をやっていたんだと思います。
まさかタイウィンが早々に死んでしまうとは思わなかったでしょうが、慌てないですね。
先の先を読んでいるのがピーターの強みなのでしょう。

それにしても、ピーターを演じてるエイダン・ギレンは適役だわ。
若い頃は、ブラッドリー・クーパーとゲイリー・オールドマンを足して割ったような顔だったんですね。今の方が渋みがあって良い感じ♪






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