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唸るセオリーに出会いました@ゲーム・オブ・スローンズ

深く洞察して理論(セオリー)として導き出してる人は世界中に沢山いますが、新たな視点は、(当たっているかどうかは別としても)読んでいると面白いです。
その中でも、特に唸ったセオリーを紹介したいと思います。
これは、当たってるがどうかが重要ではなく、ドラマを違った視点で見ることができるという風に捉えて頂きたいと思います。
当たり外れが重要なのではないということです。

まず、ドラマの中では触れていない「Azor Ahai」「Lightbringer」「Nissa Nissa」についてです。
Azor Ahaiですが、これは「救世主」のことだそうで、「約束された王子」とは別であるかどうかは議論されているところですけどね。
別なんじゃないの?という意見の方が多いし、説得力はあります。
なぜならば、Azor Ahaiは闇の世界と戦う救世主で「Lightbringer」という、言わば特殊な剣を持つことになるからです。
そしてまた、闇の世界と戦うために再び世に生まれてきてるということで、玉座に座る統治者としての王になろうとする者とは違う感じ。

Azor Ahaiは戦うために必要なLightbringerを大変苦労して造ります。
簡単に説明すると、30日昼夜かけて打ち込んだ剣を水に入れると砕けてしまった。ならばと、今度は50日昼夜打ち込んだ。
その剣でライオンを刺したが、またもや剣が砕け散ってしまった。
更に今度は100日昼夜かけて打ち込んだ。
そして彼の妻Nissa Nissaを呼び、彼女の胸に剣を刺した。彼女の魂は剣の鋼と合わさり完成。
つまり、愛する者の命によってLightbringerが出来上がったということですね。
―――簡潔に書きましたが、Azor Ahai、Lightbringer、Nissa Nissaが何のことか、なんとなくわかったと思います。

Azor Ahai・・・その生まれ変わりは誰なのか?ということは、色々なセオリーが出ています。
ジョン・スノウ、デナーリス、ティリオン、はたまたブラン等々。
今回紹介するセオリーは「Azor Ahai=ハウンド」です。
誰もが「ジョン・スノウだろう」と思っていますが、ハウンドは盲点です。
おおよそ救世主からはほど遠いキャラクターですからね。

で、なぜ唸ったかと言うと、「ドラマのOPクレジットの前にドラマ本編の導入部分が始まるエピソードがあるが、その導入部分が重要なポイント」だということなんですよ。

通常ドラマは「HBO」のロゴが表示され、その後にOPクレジットが始まりますけど、過去6シーズンで4回、OPクレジットの前に本編の導入部分が始まったことがあります。
覚えていますか?
第一章一話目、第三章一話目、第四章一話目、第六章七話目です。

では、導入部分がどんなシーンだったかというと、
・第一章一話目:ナイツウォッチが白き魔物(ホワイトウォーカー)と遭遇。
・第三章一話目:ホワイトウォーカーから逃げたサムと他の生き残ったメンバーが合流。
・第四章一話目:タイウィンがスターク家の剣を手に入れ二本の剣に再鍛造。
・第六章七話目:生きていたハウンド。
これら、OPクレジット前の本編導入は「啓示」なのではないか?ということです。

第一章一話目・・・ホワイトウォーカー(敵)



第三章一話目・・・サム(メッセンジャー)
※モーモント総帥は使い鴉を飛ばすのはサムの唯一の仕事だと言っていた。


第四章一話目・・・剣(武器)
※タイウィンはスターク家の剣を二本の剣に再鍛造。そのうち一本はジェイミーに渡したが、ジェイミーはそのヴァリリア鋼の剣をブライエニーに渡す(ブライエニーは剣を”誓約を果たすもの”と命名)


第六章七話目・・・ハウンド(英雄)



セオリー提示者は「Lightbringer=誓約を果たすもの(ヴァリリア鋼の剣)」と仮定。
まず、もともとの剣の所有者スターク家。
本拠地ウィンターフェルがシオンに襲われる(グレイジョイ=水。ブランがウィンターフェルは水に襲われると予知夢を見た通り)
エダードの死後ウィンターフェルの領主となったロブ(北の王)は、タイウィンの後ろ楯があったフレイとボルトンによって殺害される。
そして、スターク家代々伝わってきたヴァリリア鋼の剣はタイウィンの手に渡る(ラニスター家の旗印はライオン)

第六章でブライエニーはリヴァーラン城から舟で川を下って北部へ向うシーンで終えてました(剣は正式にブライエニーの剣となった)
一方、ハウンドは旗印なき兄弟団と一緒に行動をすると思われ、ブライエニーと遭遇する可能性が今後(第七章?)あるのかもしれません。

ブライエニーの剣(誓約を果たすもの)がLightbringerだとするなら、最後は愛する者を刺さねばなりませんが、これは「友情」も含まれてるかもしれないということで、ブライエニーかハウンドがベリックを刺す。
ベリックはハウンドと決闘裁判の時に剣を炎で包み込みました。そのベリックの炎が誓約を果たすものに合わさりLightbringerとなる・・・ということだそうで。

OPクレジットの前に本編の導入部分は単なる偶然かもしれませんけど、セオリーからすると意味ある偶然になってるのかもしれませんねぇ。
第六章のハウンドに関しては、製作者側は「ハウンドの役者の名前がクレジットされてるのを見たら誰も驚かんだろ?」ということらしいですけど。

まー、一応上記で紹介したのはセオリーですので、そこのところは宜しく。

中にはLightbringer=ウィンターフェルっていうセオリーもありますからねぇ。
それに比べれば、説得力はあるセオリーかな?と思います。





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