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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

エルデンリング:これも考察できちゃいますか?【こじつけ・妄想】

たまたまですけど、NPCの「ラニ」の画像を見たんです。
今のところ、私がゲーム内で彼女を見たのは「エレの教会」で霊呼びの鈴を貰った時だけです。「誰かがいる!」と思って話を聞いた程度で、マジマジと顔を見たわけでもありません。

それで、ラニの画像を見て、「ふふ~~ん」と思いました。
何が「ふふ~~ん」なのか。
私がキャラメイクした褪せ人と並べましたので、ご覧ください。



さぁ、貴公、考察してくれたまえよ(苦笑)

「きっとkakinomotoというヤツは、ゲームのストーリーを事前に把握し、暗に褪せ人とラニを結び付けることを意図してキャラメイクしたのでは?」…とか言われますかね?(笑)

妄想は自由です♪

相反するものが同時に存在してる世界


そう言えば、メリナは逆の目ですよね?
隻眼の女性キャラ2人は、どういう関係なんでしょうね?

目で思い出すのは「ホルスの目」
左目は「ウジャトの目」と呼ばれ月の象徴です。月は満ち欠けがあるので、失ったものを取り戻す、癒しや再生という意味もあるそうです。

そして右目は「ラーの目」と呼ばれ太陽の象徴です。
ラーは太陽神で、自分を崇めぬ者ら(人間)を滅ぼそうとした神なんだそうですよ。ラーの目は真実を見抜くという意味があるそうです。

ちなみにオーディンも隻眼です。

「ゲーム・オブ・スローンズ」では、象徴的なシンボルがドラマの第一章で登場します。ひとつは「月」で、月=氷。
そしてもうひとつは「太陽」で、太陽=炎。
「氷と炎の歌」ですから、氷と炎は常に並行して描かれていました。

ドラマの第一章は、第一話の冒頭から「月」のシンボルで始まり、最終話は「太陽」のシンボルを経てドラゴン誕生で終えるカタチだった。

氷の世界ではホワイトウォーカーがおり、トップには”夜の王”がいます。それらは死者を甦らす力を持ってます。要は「再生」の一種ですね。
甦った死者は亡者となり、人間を襲う。
炎の象徴であるドラゴンは滅ぼすのみです。

そして、破滅したヴァリリアという都市にいた奴隷たちは「死は贈り物」という思想を持っていた。奴隷の苦しみから解放してくれるのが死であり、祝福とされていたためです。
その思想を受け継いだのが「数多の顔の神」という信仰。

GRRMの思想はゲームに反映されてるのだろうか?


原作者のGRRMは相反する対極的なものを並べ、混沌とは何かを作中に投げかけていました。このように彼の作品には奥深さがあります。
しかも世界中の歴史的な事柄、宗教、文化、伝承、地政学などを作品に盛り込んでいるので、ベストセラーになったのでしょう。

そんなGRRMとコラボをしたフロム。
調和や律に相反する世界が「エルデンリング」でも出発点です。では、どんな状態が「調和」なのでしょうか?
一部の者に従えてる状態のことを指すのでしょうか?

褪せ人はそもそも「正義感」を以て動いてるわけじゃありません。
色んな人物の思惑に巻き込まれていくだけ。
ぶっちゃけ、そこの部分がゲームでは弱いんですよね。NPCイベントは過去作と同じ形態にしてるので、伝わりにくいかもしれないです。

何を信じ、何に従うかは異なる…現実社会と同じです。
「このゲームは史上最高の神ゲーだ!」と「まったくつまらん、クソゲーだ」という相反する意見が実際に生じてますが、「どちらも正しくて、どちらも正しくはない」ってのがGRRMの思想です。
まさに「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前の中ではな」です。

白黒が分かれてるような明確な正解があるわけじゃない。世の中は灰色なのだ…ってのは、常々GRRMは述べています。
そのため「正義は勝つ」なんてパターンは、彼の作品では望めないのです。
悪人を倒した者が善人とは限らない。

ともすれば、褪せ人は悪人の片棒を担いでるキャラってことも有り得ますからね。



あと、私が思うに、各地にある黄金樹は「世界樹ユグドラシル」を表してるのか、「生命の樹」も関係してるかもしれないなぁ~~なんて。

エントロピーの増大の法則


このゲームは「砕けたエルデンリング」が伝承として語られてます。世は無秩序になり、混乱してる原因ですね。
褪せ人はそのエルデンリングを集めて王となりなさい…ってのが、コトの始まり。ゲーマーさんたちはこぞって「王になる♪」と張り切ってました。

しかし、このゲームはお伽話のように進むと思いますか?
私はそう思わないですね。
「王となって下さい」は、策略の始まりでもあると思います。
だって、どこの馬の骨かもわからん褪せ人に、王になって欲しいなんて真面目に懇願するわけがない。政治的にもね。

メリナはトレントの意志で「こいつを使えばいいんだな」と判断したってのが、冒頭に描かれました。それで選ばれた褪せ人は「不死人」となって、何だか知らんけど、敵と戦わされ続ける羽目に。

それに、砕けたエルデンリングを集めて修復できるでしょうか?
これも私はそう思いません。
宇宙の大原則である「エントロピー増大の法則」っていうのがありますけど、無秩序な状態は更に無秩序な状態を大きくしていく。
自発的に元通りにはならないってことです。

では、褪せ人が王となり統治すれば元に戻るんだろうか?
狭間の地を巡ってみればわかるよ~ってことでしょう。
それに王は政治的手腕が求められます。側近も有能でなければなりません。

まぁぶっちゃけ、エルデンリングがどんな世界と物語を描いてるのか、今のところサッパリわかりません。
GRRMも関わってますし、スイートなお話ではないことだけは確かです。
スイートビター(ほろ苦い)展開になるでしょう。1つだけの結末ではないらしいので、ビターな結末もあるでしょうけどね。

余談ですが、
私が「ゲーム・オブ・スローンズ」で期待してた終わりは、人間の欲にまみれた世界を終えさせ(終末)、また再生して調和のとれた世界へ繋がるカタチ。
炎と氷は相反しながら、目的は同じだったとかね。







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