写真・画像の合成加工は静止画によるVFX
それを使用してる作品は、今やファンタジーものやアクションものばかりではありません。
時々、映画などのメイキングとしてVFXで作成している動画を見ますが、写真や画像による合成加工と共通する部分が多々あるなぁ~と思います。
もちろんVFXは映像ですし、動いている人間や3DCGを用いるため、静止画像の合成加工よりも遥かに技術を要します。
しかし、映像としてCGを使ったりしながら風景を変えたり、グリーンスクリーンで撮影した人間を映像にはめ込むのは、静止画像の合成加工に通じるものがあります。
実際にこのような風景はありません。私が既存の写真を4枚用いて合成加工し、作り出した世界です。
その4枚の画像はこれです↓(人物は切り抜き後の状態)
で、「ゲーム・オブ・スローンズ」第七章のVFXによるメイキング映像。
映像や3DCGなどを重ねて馴染ませるのがわかると思います。コントラストの調整、エフェクト等をかけていますが、静止画の合成加工でも同様なことをします。
合成加工をする上でも参考になりますよ。
ちなみに、「CG」「SFX」という言葉を聞いたことがあると思いますが、何がどう違うのかイマイチわからないという方もいるでしょう。
・VFX:既存しているものを重ねて世界観を表現するものです。撮影された映像や3DCGなどを使用して合成、及び加工していきます。
・CG:ご存知の通り「コンピューター・グラフィック」のことで、ゼロから作り出すものです。現実にはない場所や物などですね。
そのCGで作られたものを用いるのがVFXのパターンです。撮影中、俳優は銃を持つ手つきだけで演技をし、後にCGの銃をはめ込むということはよくあるそうです。
・SFX:「特殊効果」と呼ばれ、実際の撮影現場で行われるものです。たとえば建物を燃やしたり、爆発させたり。人形を用いて死体にするのも、ここに含まれるそうです。
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