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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

裏話:第六章 #5@ゲーム・オブ・スローンズ

今回は長いので2話分ではなく1話分です。



第六章 第五話「扉」

  • 王都が登場しない6回目のエピソード。
  • 「北部は覚えている」という台詞が登場したのは、これで3回目。原作に於いて「北部は覚えている」は警告を含めているが、サンサは「スタークに忠実」という意味合いで使用している。
  • 森の子らがホワイトウォーカーを誕生させた時、男を縛り付けていた心の木を中心にした石のモノリス(一枚岩)の螺旋は、魔法のシンボルであるとベニオフは語っていた。螺旋は時計と反対回りで七つのスポークされたもの。
  • その螺旋はナイツウォッチの死んだ馬で再現されていた(第三章)
  • 「ゲーム・オブ・スローンズ」は悪と善をハッキリ分けていない「灰色」であることがテーマ。夜の王でさえ純粋な「悪」ではなく、森の子らに捕らえられた人間が自己意思を持たない「武器」として創造されたもの。
  • 第三章でサムがホワイトウォーカーを倒した時、ホワイトウォーカーは鎧を装着していなかった。それは何らかのヒントだと言われている。第四章から登場するホワイトウォーカーは、装甲している姿になっていた。
  • D&Dは、原作者のGRRMからホーダーが「ホーダー」となった経緯と彼の死について示されていたことを述べた。ブランは攻撃されている洞窟のホーダーに狼潜りをし、若いウィリスをも繋いでしまった。ウィリスは自分の死を経験してしまい、心が大いに傷ついてしまった。
  • ホーダーと同様に、GRRMによる啓示は「シリーンの死」「メリサンドルの年齢」であったが、すべて衝撃的なものであった。(※ドラマの最終展開も同様に衝撃的らしい)
  • ジョジェン・リードが緑視を行った後に痙攣を起こしていたのは、ホーダーと同様な要因であった可能性がある。ホーダーのようにならなかったのは、ジョジェン自体の能力によって心が持ちこたえられたと思われる。
  • このエピソードで、ブランはヴィジョンを通じて過去に影響を与えることができることを示唆した。力をコントロールできないため偶然の出来事もあるだろうが、動物を通して行ってきた可能性がある。第三章ではホワイトウォーカーの出現をサムとジリに知らせる大量の鴉など。しかしそれは「過去を変えること」ではない。
  • ブランは過去を繋いでループを完成させる。彼がウィリスをホーダーにしてしまったことは既に起きていたことであり、過去を変えたことにはならない。ブランの行動は「ノヴィコフの首尾一貫の原則」[*1]に従っているようだ。
  • ブランが夜の王に腕を掴まれた後、三つ目の鴉はすぐに逃がそうとせず昔のウィンターフェルに連れて行った。それはブランに引継ぎをするためのアップロードを行うためだとD&Dは説明した。
  • 洞窟の扉を押さえているホーダーは、ブランが狼潜りをしている状態ではなく、ホーダー本人となっていた。怖がりのホーダーはブランとミーラが無事に逃げられるようにと恐怖心を振り切り、扉を押さえていた。
  • 「リトルフィンガーは七王国を猛スピードで移動する」という皮肉を批評家たちから言われているが、今回も同様。谷間から土竜の町までは相当な距離があるにも関わらず、彼は猛スピードで土竜の町にやって来た。
  • サンサが黒の城に到着したのが第四話。リトルフィンガーがロビンにサンサがボルトンから逃げた話をしたのも第四話。そして第五話ではリトルフィンガーは谷間の軍を従え北部へ到着し、土竜の町に来ていた。
  • リトルフィンガーとサンサが会って話した場所は、野人に襲撃された売春宿。リトルフィンガーはキャトリンやオレナ・タイレルと話をした時も売春宿で行った。
  • サンサはスタークとしての服を縫っていたが、彼女は自分が属している人物の服に合わせている傾向があった。第四章ではリトルフィンガーに属していると思える黒い服を作っていた。
  • エッドは選挙を行ってナイツウォッチの総帥になったわけではないが、暗黙に彼が総帥となったことを示していた。
  • 鉄(くろがね)の王になる際、溺神の儀式で溺れさせる。それは、彼らにとって溺死は神聖であるため。
  • そのユーロンの溺神の儀式と戴冠のシーンの撮影は2日かかった。ユーロンが頭を押し付けられる水中でのシーンが難しかったため。30~40秒もの間、頭を水中に潜らせる必要があった。
  • アリアが見ていた寸劇のタイトルは「The Bloody Hand(血まみれの手)」とつけられている。
  • 寸劇の内容は実際とは異なる。これはウェスタロスからエッソスへの情報手段が乏しく、歪められて伝わることを示唆している。劇で使用されている各諸家(ラニスター、スターク、バラシオン)の紋章は正確に描かれていない。そして、ティリオンは最初から顔に傷があり、エダード・スタークが謀反者として捕らえられた時点で王都にいる設定となっている。
  • 赤の女祭司キンヴァラがミーリーンに到着するのが早過ぎるとの意見が出たが、彼女は呼ばれることを予め予期し、ヴォランティスから既に出発していた可能性がある。

[*1]
ノヴィコフの首尾一貫の原則
唯一の可能な時間線は完全に首尾一貫しているものだけであり、時間旅行者が過去に遡って行う行為はすべて歴史の一部であって、首尾一貫性を崩すようなパラドックスとなる行為は決して実行できない
引用元:wiki







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