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「シオン=溺神」理論@ゲーム・オブ・スローンズ

ネタバレを含んでいます。第七章未見の方は注意。



「死せる者は死なず」
これは溺神を信仰する鉄(くろがね)の民が時折口にしますね。
その溺神をシオンは体現化したという理論が登場したのですが、個人的には納得できる部分が多かったので紹介します。

死せる者


第七章で、ユーロンの艦隊に攻撃を受けたヤーラたちの船団は壊滅状態となりました。
ヤーラはユーロンに捕らえられ、シオンはユーロンの狂気の表情、周りで起きてる惨たらしい惨状を目の当たりにし、海へ飛び込んで逃げました。
恐らく、ラムジーから受けた虐待からのトラウマも影響し、恐怖心が襲ってきたのだろうと思います。

第二章までのシオンは、己の股間によって強さを誇示しているところがあり、去勢されたこともシオンの弱体化の大きな要因でもあったと思います。
ラムジーからの虐待による肉体的、精神的苦痛、「リーク」と名づけられたことによる自己否定、そして去勢はシオンにとって心身ともに死んだことを象徴していた。

そこに加え、ロブを裏切り、ロドリック公を斬首し、無関係な少年二人を殺害したことへの罪悪感、後悔というものも抱えていました。



第七章、ユーロンからの攻撃で逃げたシオン。
鉄の民にとって、退却や逃げは「死」に匹敵すること。
これらの理由からも、シオンは「死んでいた」ということになります。

シオンは溺神を体現した


第七章最終話。
ジョンから一歩踏み出すために背中を押され、ヤーラを救助しに行くとシオンは鉄の兵に指示します。
しかし、シオンを見下す兵から侮辱され喧嘩になります。

相手の男は何度かシオンの股間を攻撃しますが、シオンにとって急所ではなくなっていた。彼は悟ったようにほくそ笑み、反撃に出ました。

シオンが再び立ち上がった瞬間です。



まさに「What is dead may never die, but rises again, harder and stronger


ユーロンは嵐の神


第六章、嵐の夜ユーロンは吊り橋で兄ベイロンと対峙。
橋は嵐によって大きく揺れ、ベイロンは揺れる橋にしがみついていた。
ユーロンはバランスよく立ち、自ら「我こそが嵐だ」と告げた。

溺神は嵐の神と永遠の戦いの中にあるとされていることから、シオンvsユーロンの構図が成り立つとしてます。

グレイジョイ家の標語も体現するシオン


グレイジョイ家の標語は「われら種を播かず」です。
シオンは去勢されましたので、種はなくなりました・・・ということで、シオンはグレイジョイ家を体現する者ということにも。

最終章 シオンの予想


予想として挙がっているのは、シオンは最終的に大きな役割を持つことになるだろうということです。
ヤーラを救出するためにユーロンと戦うことになるでしょうが、シオンが率いている鉄の兵士は数人しかいません。
圧倒的に不利ですが、シオンが「溺神」とするなら死を恐れはしないでしょう。


ヤーラを無事に救出するのか、シオンは生き残るかはわかりませんが、シオンは鉄の民たちに本来の誇りを取り戻すことを示し、ユーロン側の兵士たちもシオンの姿に感銘を受ける可能性があります。

最終章が神々の戦いの側面があるとしたら、溺神の戦いも始まるのかもしれません。


余談として、
第七章最終話、冒頭でジェイミーとブロンは股間の話をしてました。
モノがないと戦う目的もないとか何とか(苦笑)
でも、シオンはモノがなくなっていたことで奮い立つことができたというオチでした。






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