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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

ティリオン・ラニスター@ゲーム・オブ・スローンズ

ラニスター家の末っ子で”小鬼”と呼ばれてるティリオン。
このキャラクターは人気があるんですよね。
彼を出産した直後、母親は亡くなり、容姿も特殊なこともあり父親からは愛されず、姉のサーセイからは「母親を殺した」と蔑まれ、父と姉からは憎まれながら育った。
ただ一人、兄のジェイミーからは愛する弟として接してもらえてた。


そのティリオンを演じている俳優さんはピーター・ディンクレイジ。
エミー賞とか色々な賞を獲りましたね。
複雑な面を持つティリオンを見事に演じてます。
第二章からはOPクレジットで、一番最初にクレジットされてるんですねー。

ピーターさんはアメリカの俳優なんです。
ドラマの出演者はほとんどがイギリスの俳優であり、欧州の俳優さんも多いです。
いくらドラマが架空の世界と言えども、その世界観はどうしてもアメリカ英語のアクセントは合いません。
イギリスの俳優さんが多いので、やはり台詞はイギリス英語のアクセント。
ピーターさんは、そのイギリス英語のアクセントとして完璧なのかは定かではないですが、少なくともアメリカ英語のアクセントは消してます。

それにピーターさんは声が良いんですよ。
そういうことも含め、吹き替えで見るとわからないことなんですね。
もしも吹き替えでしか見たことがない人がいたら、是非一度は字幕でも見て欲しい。
やはり演技している俳優が発している声のトーンや間も演技ですから。
吹き替えしている声優さんは、その点を軽んじてるわけじゃないでしょうが、やはりどうしても落ちます(私が吹き替えでも見た上での感想です)

第四章でティリオンはジョフリー王殺しの裁判にかけられます。
その第四章のピーターさんの演技は全編に渡って素晴らしいんですが、ジョフリー殺しの容疑をかけられた以降の演技、そして特に裁判で力説するシーンなんかは素晴らしいです。
今まで人生で押し殺してきた理不尽さへの怒りがダイレクトに伝わるんですね。
視聴者はそのシーンに共感せずにはいられなかったんじゃないかな?


ティリオンはジョフリーを殺害してません。無実なのに彼を憎み続けてきたサーセイの訴えで捕らえられ、有罪になれば処刑される立場になってしまった。
愛したシェイにも裏切られ、その怒りや憎しみが爆発してるシーンです。

「この街を守り、民を守ってきたが、できることなら全員殺してやりたい」「有罪と言えるのは、この俺がこんな風体で生まれてきたことだろう?」「本当にジョフリーをこの手で殺せばよかった!!」とティリオンは憎しみに満ちた表情で訴え、決闘裁判の申し入れをする。
ラニスター家の愛憎がこの裁判のシーンに集約されてる気がします。







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