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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

BBCのショートコメディとポリコレ

イギリスは「Hear Her」という、英国女性の公平な立場や機会を~というキャンペーンを行ったそうです。
BBCはその一環でショートコメディを制作。
作品は「Leading Lady Parts」のオーディションという設定。
英国の女優たちが次々オーディションを受ける様子を描いてます。
エミリア・クラークやレナ・ヘディもオーディションに登場。



これは、ドラマや映画のオーディションを受ける女優たちがどう扱われているかを皮肉っているというものですが、所謂「ポリコレ」に逆行している様が描かれてます。

彼女たちは指定されたシーンをシリアスに演じていますが・・・。
エミリア・クラークは「笑顔になれないの?」と突っ込まれてます。
以降、各女優たちは「メイクぐらいしなさいよ」「服を脱いで」などと言われ、アジア系の女性は「もっと白くなって」と言われてしまう。

レナ・ヘディには開口一番「老けすぎ。お母さんじゃん(笑)」
そして黒人の女優は出前のコーヒーショップの店員と間違われ、コーヒーの注文をされてしまうという流れ。


さすがはイギリス・・・と言っていいんでしょうかね?(苦笑)
こういった皮肉を笑いにしてしまおうという発想が凄いですねー。
最後、廊下に貼られてる映画ポスターも苦笑してしまうし、「Me Too」で締めくくるとか…。


さて、昨今話題の「ポリコレ」
映画でも「配慮」されたキャスティングが行われるようになってます。
これは、あらゆる人たちに機会を与える・・・ということなんでしょう。

私の場合「キャスティングで人種や性別等の配慮をしました」的な意図が見えてしまうとシラケてしまうんですが、特に白人は有色人種を虐げてきた歴史が多いですから、神経質にならざるを得ないんだと思います。


「ポリコレ」に関して私自身の意見も山ほどあります。
私もかつて勤めていた会社で突っかかったことがありますので(苦笑)
若くて尖がっていたってのもありますが・・・。

年末になると、会社の使い古しのタオルを女性従業員に渡し「雑巾を縫ってこい」という指示が総務課長からありました。
常々それに対して疑問を持っていた私は「なぜ女性のみに家でそういう仕事をさせるんですか?」と突っかかったんです。
すると課長は「女は”はい”って言ってればいいんだよ。女のクセに生意気だな」と言ったんですよ。

今の時代なら「パワハラ」にもなりますけどねぇ。

お昼休みにお茶を出すのも女。お茶当番で時計を次の当番へ渡す(時計を見ながら時間になったらお茶出しの用意をさせるため)
お茶碗を洗うのも女。
トイレ掃除をするのも女。
会社のゴミ箱のゴミを集めて捨てるのも女。

男は業務中でもタバコ休憩。
(女はその灰皿まで洗わされていました。「喫煙しない者に後始末させないで」という意見は通りましたけどね)

20世紀に於いて、ごく普通の職場の風景。
女性は違和感や疑問を持っていても、従うしかありません。
それこそ「イヤなら辞めろ」と言われるのがオチです。

ですから、ここ数年で起きている意識変化の著しさは感じますね。
ヒステリック過ぎるな・・・と思うこともありますが、私が歳を取ったからでしょうか?(笑)
尖がっていた頃なら、大絶賛していたかもしれません。






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