awesome的な

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

裏話:第七章 #1@ゲーム・オブ・スローンズ

ようやく裏話も第七章に突入です。
驚くほど長いので、3割方割愛してます(苦笑)



◆第七章 第一話「ドラゴンストーン」
  • このシーズンは全てに於いて原作を通り越したため、これ以降、誰が生き残るのか原作ファンも知り得ない。
  • OPタイトルで表示される場所がウェスタロスのみとなった。このシーズンからサムのいる「オールドタウン」が表示。
  • そのOPタイトルでは、トメンの死によってバラシオンが消滅したにも関わらず、赤の王城はバラシオンの紋章のまま。
  • 多くのキャラクターの衣装が濃い色となった。これは冬の到来を表す。
  • 今回のエピソードではデナーリスのラインがほとんどなく、ドラゴンストーンに到着した後も会話シーンはない。これは次のエピソードに焦点を当てるための引き込み。
  • 冒頭のブランのフラッシュバックシーン。亡者となった巨人が片目であることから、WUN WUNではないかという混乱が生じた。しかし、ラムジーが放った矢はWUN WUNの右目に当たったので、逆であること。そして、WUN WUNの亡骸は火葬したはずなので、亡者になることは有り得ない。
  • エッドがナイツウォッチの総帥の任に就いているようだ。これは第六章でジョンからマントを渡されたことで任命され、後にナイツウォッチのメンバーから承認するかどうかの投票があったものとみなされている。
  • ジョンとサンサは、ボルトン側についたカースターク家とアンバー家の処遇に対して意見が分かれたが、忠誠と罰に関してどちらも正当性がある。
  • アリアもジョンと方向性が同じで、フレイ家に対する復讐では虐殺を実行しなかった女性たちを含めなかった。その判断にはジョンの決定同様、賛否両論が起きた。慈悲は残された家族のためになるが、後に復讐する機会を与える危険性もある。
    • イングランドの薔薇戦争では慈悲を与えたことによって忠実になった家と、慈悲に対し裏切りで応えた家があった。
    • サンサはジョンに歯向かっていたのではなく、父エダードと兄ロブは慈悲と正義で身を滅ぼしたことを知っているから。エダードの場合はロバート・バラシオンに真実を告げる前、サーセイに不義の子供と共に逃げるよう促した慈悲。ロブの場合はラニスターの少年二人を殺害したリカード・カースタークの処刑が正義。
  • アリス・カースタークは原作ではリカード・カースタークの娘であるが、ドラマは連続性の問題があるため、ハラルド・カースタークの娘として設定されていることが確認されている。
  • 原作ではアリス・カースタークは、リカードを処刑したロブに対して憤慨してる。ドラマではそのアリスがスタークに憤慨しているか、又は憤慨していても和解しようとしてるかどうかはわからない。
  • 北部の諸侯が集っているシーン。リアナ・モーモント、アリス・カースターク、ネッド・アンバーと共にサンサとジョンが家の代表者になっている。彼らが揃っている描写は、若い次世代が継いでいる象徴。
  • イーストウォッチにトアマンドが配属され、ハウンドは炎でそこのヴィジョンを見た。イーストウォッチについては、第一章から触れられていた(ジオー・モーモント総帥がイーストウォッチに亡者が現れたと述べた)
  • ジョンは「堅牢な家に近いイーストウォッチ」と述べたが、第五章で堅牢な家から戻ったジョンたちは船でイーストウォッチの港から黒の城まで、わざわざ歩いてきたことになる。これは単に、ジョンとアリザー・ソーンの睨み合いのシーンを入れたかっただけだと思われる。
  • サンサがジョンに話をしている際、「But(しかし)」を挟み、ジョンは「But」の前に話した中身は意味はないと突っ込んだ。これは第一章のベンジェンとティリオンの会話のコールバック。
  • ショーランナーのベニオフは、ジョンが死の軍団について心配するのは当然であり、またサンサがサーセイの持つ危険性を心配するのも正しいと述べた。サーセイは近視眼的にタイレル家を陥れ、オレナ・タイレルを唖然とさせた。しかもタイレル家の後継者をも殺害した。サンサはそんなサーセイの狂気を知っている。
  • サンサの新しい衣装は、母キャトリンの実家であるタリー家と同じように、魚の鱗を思い起こさせる半円形の刺繍がなされている。
  • この時点でブライエニーのストーリーは、完全に原作と異なっている。原作でブライエニーは黒の城へは行ったことがない。そのためトアマンドとも出会っていないことになる。トアマンドがブライエニーに惚れてるのはドラマのオリジナルとなる。
  • メイスターのウォルカンはボルトン家に仕えていたが、メイスターは”城”に属するため政治的中立を保つ。そのため、引き続きスタークに仕える。
  • サーセイがジェイミーに「千年続く王朝」と言ったのは、第一章でタイウィンがジェイミーに話した言葉のコールバック。
  • サーセイは「七王国の支配者」と言ったが、ジェイミーは「せいぜい三王国だ」と反論。その三王国のひとつはリヴァーランで、戦争により荒地と化していた。
  • ジェイミーはタイウィンがジョフリーに贈ったヴァリリア鋼の剣”ウィドウズ・ウェイル(未亡人の嘆き)”を携えている。
  • ジェイミーとユーロンを演じている2人の俳優は共にデンマーク人。ジェイミー役のニコライは英国のRPアクセントで台詞を話すが、ユーロン役の俳優はRPではない。ベイロンとヤーラはラニスターと同じでアンダル人であるためRPで話す。ユーロンは外国を回っていたため、RP設定ではないのだろう。
  • ユーロンの船は「沈黙」と名づけられている。船に乗船している乗組員たちは、舌を切られていて話せない。これは第六章でユーロンはベイロンに「沈黙が欲しかったから切った」と話していた。
  • ユーロンは1000隻の船を造ると言っていたが、鉄諸島には1000隻も船を造れる木はない。登場した艦隊は元々ユーロンが所有していた船の艦隊であるかもしれない。
  • ベイロン・グレイジョイは少なくとも鉄の民の栄光のために反乱を起こしたが、ユーロンは単に自分のためだけに動いている。その点はサーセイと似ている。
  • 赤の王城の中に描かれたウェスタロスの地図。スペルを間違えている箇所がある。原作者のGRRMは架空世界を象徴させるため「I」を「Y」に置き換えているが、それに気づいていなかったようだ。
  • ショーランナーのワイスは、アリアによるフレイ家の毒殺シーンはOPクレジット前に入れる予定ではなかったことを述べた。また、脚本家のブライアン・コグマンによると、OPクレジット前に挿入するのは、ブランのヴィジョンであった死の軍団になるはずだった。
  • アリアは捕らえられてる叔父のエドミュア・タリーを解放したかどうか不明であるが、エドミュアが双子城にいるのかどうかも不明。
  • アリアが出会ったラニスターの兵士により、ラニスター軍は北部軍との戦争で兵士が少なくなっていることを示唆していた。アリアが出会った兵士は貧しい平民であり、人員を確保しなければならなかった事情がわかる。
  • ラニスターの若い兵士に遭遇したアリアは、当初彼らを殺害する気でいたことを示唆するように、アリアが兵士たちの武器である剣を確認するショットがあった。そのため、彼女は兵士の誘いに警戒していたが、彼らはアリアを「ゲスト」としてもてなした。
  • ミュージシャンのエド・シーランがカメオ出演したが、ベニオフは彼のファンであるアリア役のメイジーのため、何年にも渡って出演交渉していたことを明かした。
  • ドラマでは俳優が歌うシーンも挿入されていたが、歌うのを拒否したのはイグリット役のローズだった。第二章でサンサ役のソフィーは歌うシーンがあり、襲われるシーンより嫌だったと語っていた。カメラの前で歌うことを嫌がる俳優が多いため、ミュージシャンがカメオ出演するケースが多かった。
  • 歌うことが得意なのは、ブロン役のジェローム・フリン。
  • このエピソードの放送翌日、エド・シーランはツイッターのアカウントを削除した。それは超有名なミュージシャンがカメオで出るのは不要であるという意見が続いたため。
  • エド・シーランが歌ったのは、原作にある「Hands of Gold」で、吟遊詩人がティリオンとシェイの関係を歌ったもの。
  • 旗印なき兄弟団が立ち寄った農場は、第四章でハウンドとアリアに食事と寝床を与えた親子の家。ミアのソロスが「エールがどこかにあるかも」と言った時、ハウンドはキッパリ「ない」と告げた。第四章でハウンドが「エールはないのか?」と訊ねた時、「ない」と言われたため。
  • 知識の城でサムの連続する一連のシーンは、2005年のドキュメント映画「大いなる沈黙へ-グランド・シャルトルーズ修道院-」と似たシーンになっている。
  • サムの一連のシーンが放送で費やした時間は90秒だが、撮影は約5日間で50~60時間かかっていた。
  • そのサムの日常の作業は、第六章最終話で知識の城の図書館に入ったサムが希望を抱いたのとは対照的な日々になっていたことを表す。
  • 図書館の本には鎖がついているが、それは本自体につけられているもの。(中世は本を作成するのも容易ではなく、本の閲覧は鎖の届く範囲でしか行われなかった)サムが棚に戻す本は鎖がついておらず、棚に鎖があることの意味がなくなる。
  • サムが図書館から隠し持ってきた本。ドラゴンストーンが記述されてるページの隣には、灰鱗病の治療法が記載されている。
  • そのサムが見ていた本には、ブランを殺害しようとした暗殺者が持っていたヴァリリア鋼の短剣が記載されていた。それは再び短剣が登場することを示唆する。
  • ドラゴングラスの情報を見つけたサムはジョンへ手紙を送ることにするが、ジョンが黒の城を既に離れウィンターフェルにいることを知っているのかは不明。
  • デナーリスは「ロバートの反乱」の終わりの頃、ドラゴンストーンで産まれた。狂王エイリスは妊娠中の妻と次男のヴィセーリスを安全なドラゴンストーンに行かせていた。デナーリスは生まれて数週間後、兄のヴィセーリスと共にエッソスへ亡命した。
  • ドラゴンストーンは、第四章でスタニスが去ったまま放置されていたことが示されていた。ラニスターをはじめ、誰もドラゴンストーンに関心がなかったことになる。ユーロンもまた、無人の状態であったドラゴンストーンを占領することを考えてなかったようだ。







★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★