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素朴な疑問シリーズ:第二章編@ゲーム・オブ・スローンズ

まず、第二章に係わってくる重要な歴史「ベイロン・グレイジョイの反乱」
その反乱についても、ドラマでは具体的に描いていません。
細かしい解説はできませんが、ザックリと説明します。

ドラマの物語が始まる9年前、ベイロンは鉄諸島の独立を目的として王室に反抗を開始。
これを王ロバートは反逆とみなし、対抗することを決定。
最初の戦闘は、バリスタン・セルミーとスタニス・バラシオンによって戦われた。
パイクではロバート・バラシオンとエダード・スタークによって戦われ、都市を包囲されたベイロンは再び王ロバートに対し、忠誠を誓うこととなった。
エダードは、ベイロンにとって唯一生き残った息子シオンをウィンターフェルに連れて行った。

シオンが語る「ベイロン・グレイジョイの反乱」


ドラマでは既にシオンがウィンターフェルで育ってきた状況で始まっていました。
ベイロンの反乱を知らない状態で第二章を見ますと、シオンが選択したことの意味がイマイチわかりにくいので、あえて「ベイロン・グレイジョイの反乱」について取り上げました。

ここから「素朴な疑問」です。

◆グレイジョイの反乱の後、エダードがシオンをウィンターフェルに連れて行ったのはどうしてですか?

王ロバートは敗北したベイロンを鉄諸島の領主とする条件を出した。
それは、ベイロンにとって唯一生き残っている相続人(息子)シオンをエダードによって育成させる目的で、ウィンターフェルに置くことでした。
エダードとロバートがジョン・アリンの元で育成されたことと同じですが、それによって北部と鉄諸島の停戦状態が維持できるということも含まれていたでしょう。
ベイロンが再び王ロバートに対して反抗した場合、シオンは見せしめに処刑される人質という側面も否定はできない。

◆シオンはどうしてロブを裏切ったのですか?

彼はスターク家の子供たちと同様に育ってきた。
エダードの死によって北部が決起した時、シオンはスターク家と同じ気持ちになっていたでしょう(ラニスター家への復讐)
ロブもまた、シオンをスターク家の家族として接してきたので、シオンを心から信頼している部分があった。それが間違いであったということ。
シオンはスターク家の家族同様に育ったとは言え、”グレイジョイ”なのです。
鉄諸島に戻ったシオンは、自分が鉄の民だということを思い出した。
「北の王」と北部の諸侯から宣言されたロブに羨望する気持ちが湧き、自分は鉄の民として栄光を手にしたいという欲求が生じたのだろう。

◆なぜベイロンは北部への攻撃を命じたのですか?

・シオンが戻ってくる以前から、ベイロンは北部への攻撃を計画していた。
それは、強固な基盤を確立させる目的とシュタルクの権威を損なう目的があった。
ヤーラとシオンに襲撃させた場所は海に近く、他の北部の城塞とは離れている。
ロブたち北部の諸侯たちは南進している最中なので、彼らの軍隊が応戦できないと睨んだ。

・自分をねじ伏せたロバート・バラシオンもエダード・スタークもこの世にいない。
捕らわれてたシオンも帰還し、ベイロンにとって懸念することがなくなった。
シオンを鉄諸島に行かせたのは、ロブの大きな過ちだった。

・鉄諸島は資源が乏しく、土地を拡大させる必要がある。
北部は無防備なところが多く、特に北の王ロブを筆頭に北部軍が南進していた時期を利用することが賢明であると判断した。

◆ハレンホールで、アリアはどうしてタイウィンの名をジャクェンに言わなかったの?

・基本的なことを言うと、原作ではアリアがタイウィンに仕える設定ではない。
もしもドラマでタイウィンを暗殺してしまうと、原作とはプロットが完全に異なり回復不能になる。

・アリアはジャクェンを信用していなかった。
ジャクェンが高度なスキルを持つ暗殺者であるとは知らなかった。
一人目の名前を告げた時はお試しみたいな感覚。
二人目と三人目はタイウィンの名前を告げる状況ではなくなっていた。






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